グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム > 挨拶集 > 2016年度 > 平成28年度千葉工業大学産学懇談会学長挨拶

挨拶集


平成28年度千葉工業大学産学懇談会学長挨拶


学長の小宮でございます。本日は御多用の中、千葉工業大学産学懇談会に御出席賜り誠にありがとうございます。今年はこれまでで最も多い578社の企業の皆様の御参加を賜りました。心より御礼を申し上げます。

今春、千葉工業大学は創立以来最多の78,457名の入学志願者を集めました。これは、日本の全ての大学779校の中で9番目に多い数であり、中央大学の全学部の志願者数よりも多い数でございます。また一般入学試験志願者は昨年度に比べ25,607名増えて日本で最も志願者数が増加した大学になりました。今キャンパスは平均競争倍率約5.7倍という厳しい競争を勝ち抜いて千葉工業大学に入学した学生で溢れています。
今年も、国際宇宙ステーション(ISS)から観測を開始した惑星科学、次世代の乗り物から防災まで様々な可能性を示すロボット技術、摂氏600度の高温でも情報が記録できるメモリーを世界で初めて開発した物質科学、先ほど加藤泰浩先生から御講演を頂いた海底資源開発等、世界トップクラスの研究成果が数多くのテレビ番組や新聞・雑誌等で取り上げられております。高校生をはじめ、学外の皆様からの注目度も高くなっていると実感しております。

千葉工業大学は、教員の教育能力を高めるファカルティ・ディベロップメントの推進や教育研究費配分の重点化をはじめ、教育及び研究の質の向上のための様々な改革を実行しております。千葉工業大学の建学の精神にある世界文化に技術で貢献できる人材の育成を目指し、理事長・学長の信頼に基づいた意思決定と大学運営、教職員の相互協力のもとに行う改革、教育・研究の活性化、学生の身になり学生に必要な力を伸ばす教育力・研究力の増進に力を入れております。例えば退学者数がこの2年間で半減したこと等、徐々にではありますが改革の成果も具体的に表れてきております。

9月21日に発表された、英国の著名な高等教育雑誌である「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」の今年の世界大学ランキングに千葉工業大学は初めて掲載されました。このランキングは、教育環境・研究成果・被引用論文数・産学連携・国際性の総合力が評価される、現在世界で最も権威ある大学ランキングとされています。ランキングに掲載される大学は全世界で980に過ぎません。日本の大学は僅か69校であり、そのうち私立大学は22校でした。ここに千葉工業大学が選ばれたことは、現在行っている大学改革の成果が世界的な評価によっても認められたものであると考えております。

しかし、日本の大学そして日本社会は混沌とした状況にあります。先進国と新興国との技術格差が小さくなり、工業立国として世界をリードしてきた我が国は新しい競争を迎え撃つ立場に立たされています。岐路に立たされた日本の躍進のために、私たちは再び科学技術で応えなければなりません。これによってはじめて、少子高齢化社会における医療・介護・福祉・地方創生といった内需を支える経済状況が生み出されると私は考えます。

本学は戦前、工業を通じて日本やアジアを興すという理念のもとに創設されました。今日本の大学は大量生産を牽引した従来型の人材から、日本にイノベーションをもたらす高度なグローバル理工系人材を育てる方向への転換が不可欠になっています。柔軟な発想力と課題を発見・解決する力、語学力、そしてリーダーシップを兼ね備えた人材を育てなければなりません。このような要請に応えるために、今春、創立以来74年以上の歴史のある工学部を改編しました。主体的に学びグローバル社会を生き抜くことができる人材、高度な専門知識と豊かな教養そして国際的視野を身につけた人材の育成を責任もって行い、企業の皆様や世界の人々に信頼され愛される、活力に溢れた大学づくりをこれからも進めてまいります。

本学は、本日御参加頂いている企業の皆様から多大なる御理解と御援助を頂いております。ここに厚く御礼を申し上げますと共に、発展する千葉工業大学に対し更なる御支援をお願い申し上げます。今年もこの後情報交換会がございます。情報交換会には多くの教員が参加しておりますので、親交を深めて頂くと共に、皆さまから御指導そして忌憚のない御意見を賜りますことをお願い申し上げ御挨拶とさせて頂きます。
本日は御参加頂きましてどうもありがとうございました。

平成28年11月2日(ホテルニューオータニ幕張)
TOP