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挨拶集


平成27年度千葉工業大学産学懇談会学長挨拶


10月30日 ホテルニューオータニ幕張
学長の小宮でございます。本日は御多用の中、千葉工業大学産学懇談会に御出席賜り誠にありがとうございます。今年はこれまでで最も多い528社の企業の皆様の御参加を賜りました。大学を代表致しまして心より御礼を申し上げます。

千葉工業大学は、この春の一般入学試験で50,888人という創立以来最も多い志願者数を記録しました。この数は、夜間部(第二部)を除きますと、全ての日本の大学782校中12番目に多い数であり、東京理科大学を抜いて理工系の大学では第一位でした。これは千葉工業大学がたくさんの高校生に注目され選ばれた証であると大変嬉しく思っております。今、千葉工業大学は理工系トップクラスの競争を勝ち抜いた学生が学ぶ大学になっています。

私は就任以来、教員の教育能力を高めるファカルティ・ディベロップメントの推進をはじめ、教育の質向上のための様々な教育改革を実行しております。千葉工業大学の建学の精神にある、世界文化に技術で貢献できる人材の育成を目指し、理事長・学長の信頼に基づいた意思決定と大学運営、教職員の相互協力の下に行う改革、教育・研究の活性化、グローバル社会に対応する能力を伸ばすための留学や海外交流の機会の増加、語学力の強化等、学生の身になり学生に必要な力を伸ばす教育に力を入れております。例えば退学者の数がこの2年間で半減する等、徐々にではありますが改革の成果も具体的に表れてきております。

しかし、私は決して安心はしておりません。日本の大学、そして日本社会は混沌とした状況にあります。昔も今も変わらないことは、日本には安く手に入る資源も食料もエネルギーもないということです。日本の営みのためには、いい製品・商品をつくり海外に輸出し海外から資金を得る必要があります。現在の日本の裕福な暮らしが科学技術の躍進に依ることを忘れてはなりません。今後も技術を維持発展させなければ、現在の生活を続けることも難しくなります。

今、先進国と新興国との技術格差が小さくなり日本は新しい競争を迎え撃つ立場に立たされています。本学は戦前、工業を通じて日本やアジアを興すという理念のもとにつくられました。岐路に立たされた日本の躍進のために、私たちは再び科学技術で応えなければなりません。これによってはじめて、少子高齢化社会における医療・介護・福祉・地方創生といった内需を支える経済状況が生み出されると私は考えます。

更に、欧米先進国の大学を見ますと、科学技術とファイナンスの分野において工学が国際競争力の増強に大きく貢献しています。千葉工業大学は、科学技術の分野では既に成果が大きく報道されているロボット技術・惑星科学に加え、新たに人工知能や生命科学等の分野でもそれに貢献しようと考えております。またファイナンスの分野においても、プロジェクトマネジメントや金融・経営リスク科学といった学科を理工系の大学ではいち早く創設し人材育成を続けています。この後講演を頂く、金融工学における世界的権威である小林孝雄先生からは、その辺(あたり)の、日本の未来に必要不可欠な先進的なファイナンスに関するお話を伺えると思います。

日本は、大量生産を牽引した従来型人材から日本にイノベーションをもたらす高度なグローバル理工系人材を育てる方向への転換が不可欠になっています。柔軟な発想力と課題を発見・解決する力、語学力、そしてリーダーシップを兼ね備えた人材を育てなければなりません。このような要請に応えるために、来春、創立以来73年以上の歴史のある工学部を改編します。今まで以上に教育の内容を分かり易くし、主体的学びを引き出すための改革を行います。グローバル社会で活躍できる人材、高度な専門知識と豊かな教養そして国際的視野を身につけた人材の育成を責任もって行い、企業の皆様や世界の人々に信頼され愛される活力に溢れた大学づくりを進めてまいります。

本学は、これまで本日御参加頂いている企業の皆様から多大なる御理解と御援助を頂いてまいりました。ここに厚く御礼を申し上げますとともに、発展する千葉工業大学に対し更なる御支援をお願い申し上げます。今年も第一部の講演会の後には情報交換会がございます。情報交換会には多くの教員が参加しておりますので、親交を深めて頂くと共に、皆さまから御指導、そして忌憚のない御意見を賜りますことをお願い申し上げ御挨拶とさせて頂きます。

本日は御出席賜りまして、どうもありがとうございます。
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