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挨拶集


平成27年度千葉工業大学PPA総会挨拶


6月27日 習志野文化ホール
学長の小宮でございます。本日は御多用中にも関わらず、千葉工業大学平成27年度PPA総会に御出席賜り誠にありがとうございます。

千葉工業大学は、この春の一般入学試験で50,888人という、創立以来最も多い志願者数を記録しました。この数は、夜間部(第二部)を除きますと、全ての日本の大学782校中12番目に多い数であり、東京理科大学を抜いて理工系の大学では第一位でした。これは、千葉工業大学がたくさんの高校生に注目され選ばれた証であると大変嬉しく思っています。

皆様の御子女に関係の深い教育面におきましても、教員の教育能力を高めるファカルティ・ディベロップメントの推進をはじめ、教育の質向上のための様々な教育改革を実行しております。徐々にではありますが、改革の成果も表れております。御父母の皆様には大変ご心配をおかけしておりました退学者の数は、この2年間で190人以上減少致しました。

千葉工業大学の建学の精神にある、世界文化に技術で貢献できる人材の育成を目指し、理事長・学長の信頼に基づいた意思決定と大学運営、教職員の相互協力の下に行う改革、教育・研究の活性化、グローバル社会に対応する能力を伸ばすための留学や海外交流の機会の増加や語学力の強化等に引き続き力を入れ、学生の身になり、学生に必要な力を伸ばす教育を更に充実させてまいります。

さて、この200年足らずの間に、私達の生活は大きく変化しました。私見ではございますが、現在日本で暮らしている私達は、大人から子供まで、たぶん江戸時代の殿様よりも美味しいものをたくさん食べていると思います。便利で安全な暮らしを送っていると思います。このような生活を実現した最も大きな要因は、科学技術の進歩、技術革新に他なりません。しかし、技術革新は人に対して有益であるだけではありません。高度な技術は、人の働き方を変えて行きます。既に私達は、人と機械が競争する時代を生きています。

著名な研究者である、デューク大学のCathy N. Davidson教授は、今の小学生の65%は、将来彼らが大学を出る時には、現在は存在しない職業に就くと述べています。またオックスフォード大学のCarl Benedikt Frey博士らは、アメリカ合衆国の全ての職種のうちの47%は、今後10から20年の間に自動化・機械化される可能性が高いと予測しています。

このようなことは、決して海の向こうの国だけの話ではありません。現在日本では、国民の約30%が製造業に携わって生計を立てています。しかし30年後にはこれが10%に減ると予測されています。その理由には、企業が工場等の生産拠点を人件費が安く市場に近い海外に移転すること、技術革新により人手をかけずに大量生産が可能となること等があります。

従って、これからの社会に必要とされる人材は、従来の高品質大量生産を牽引する専門人材から、発想力と問題発見力とリーダーシップを兼ね備えた、日本にイノベーションをもたらす高度なグローバル理工系人材に変わって行きます。私は、このような能力を身につけて社会に出るために、是非御子女には大学院修士課程に進学して頂きたいと思っています。前述のCarl Benedikt Frey博士らも、学歴と賃金の高い職業は、たとえ技術革新が進んだとしても自動化・機械化されにくい傾向があると明言しています。

千葉工業大学PPAは、私が生まれる12年も前の、昭和24年11月26日に設立されたと聞いております。以来、御父母の皆様と教職員の密接な連絡と協力により、御子女の勉学環境、課外活動の充実とその援助のために幅広く活動して頂いております。皆様の御援助に心から感謝申し上げますと共に、引き続き御支援御協力賜りますことをお願い致しまして簡単ではございますが御挨拶とさせて頂きます。

どうもありがとうございました。
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