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挨拶集


平成25年度千葉工業大学PPA総会挨拶


06月29日 習志野文化ホール
学長の小宮でございます。
本日は御多用中にも関わらず、千葉工業大学平成25年度PPA総会に御出席賜り、誠にありがとうございます。

ちょうど1年前の6月29日、私は学長に就任致しました。私にとりまして、今日は、学長就任1周年の記念日でございます。このような日に、PPA総会で御挨拶させて頂けますことを、大変嬉しく思います。

せっかく頂いた機会でございますので、少しだけ、この1年間を振り返らせて頂きたいと存じます。

千葉工業大学は大変歴史のある大学です。昨年創立70周年を迎え、現存する我が国最古の私立工業大学であることはよく知られているところです。さらに、最近調べてみましたところ、戦前は、政府が帝国大学以外に大学レベルの工学教育を認めなかったため、工学部を設置できた私立大学はごく僅かであり、しかも大学予科3年・本科3年の教育課程を認められたのは、大正9年に設立された早稲田大学理工学部、昭和14年に設立された慶應義塾大学理工学部の前身である藤原工業大学、そして昭和17年に創立された本学、千葉工業大学の3校だけであることがわかりました。このような歴史を有する本学の学長の職を仰せつかった私に課せられた使命は、新しい時代をゆく千葉工業大学の構築であると思います。

著名な社会学者であるオックスフォード大学の苅谷剛彦教授は、今の日本社会を「閉じたコップの中で、それ以前に通用していた仕組みにしがみつき、その仕組みのもとで、いまだに、誰が相対的に有利になるかを競い合う構造。これが大きな負の結果をもたらしていることがわかっていてもやめることも変えることもできない。」と厳しく評しています。このような日本社会の問題を解決し、今後国際的な競争に日本が打ち勝って行くためには、旧来の垣根を取り除くこと、即ち日本のグローバル化が必要です。そのためには、まず日本人が変わらなければなりません。大学教育は、その実現のための大きな一翼を担っていると、私は思います。本学では、グローバル社会を生き抜くことができる人材の育成、答えのない問題に取り組むための思考力と解決力を持つ人材の育成が不可欠であると考え、就任以来、これを目指しております。そしてその実現のために、伝統ある千葉工業大学のグローバル化に向けた舵を迅速に切るために、理事長・学長の信頼に基づいた意思決定と大学運営、教職員の相互協力の下に行う諸施策、教育・研究環境の再生、大学国際化等に力を入れてまいりました。

御子息・御令嬢に関係の深い教育面におきましては、学生の身になり学生の力を伸ばす教育、人間力を高める教育を目指し、カリキュラム・履修制度の見直し、学習支援体制やキャリア教育の拡充、大学院教育の充実、学生が留学等海外を経験する機会の増加、そして教員の教育能力を高めるための実践的方法すなわちファカルティ・ディベロップメントの見直し等に取り組んでおります。

就任2年目となる今年度は、千葉工業大学の教育力・研究力のジャンプアップに向けて、更に大きな改革を推進致しますので、御支援御理解を賜りますよう、宜しくお願い致します。

さて、キャンパス再開発がほぼ完成し、大学には最先端の設備を有する、新しい施設が整備されました。来春には、新習志野キャンパスに新しい学寮が完成致します。昔、英国の大学において学寮・カレッジにおける教育に接していた私と致しましては、この新寮の完成は非常に楽しみであります。単なる学生の住まいではなく、是非、教育の充実、国際化のための核となる学寮にしたく、いろいろと理事長にお願いをしているところでございます。理事長も、斬新なアイディアをいくつも出してリードしてくれますので、有り難く思っております。

現在、日本の大学は厳しい競争にさらされております。法人化により国立大学も、私立大学と同じように生き残りのための競争に加わりました。今後は、教育のグローバル化が進み海外の大学がこの競争に参入してまいります。

千葉工業大学PPAは、60年以上も前から、御父母の皆様と教職員の密接な連絡と協力により、御子息・御令嬢の勉学環境、課外活動の充実とその援助のために幅広く活動して頂いております。この御援助は、他大学にはない、本学の競争力を高める大きな力でございます。心から感謝申し上げますとともに、引き続き御支援御協力賜りますことをお願い致しまして、簡単ではございますが、御挨拶とさせて頂きます。

ありがとうございました。
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