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挨拶集


平成24年度千葉工業大学 産学懇談会学長挨拶


11月02日
学長の小宮でございます。本日は御多用の中、千葉工業大学産学懇談会に御出席賜り、誠にありがとうございます。この懇談会も22年回を迎えました。今年はこれまでで最も多い400 社を超える企業の皆様のご参加を賜りました。重ねて御礼を申し上げます。私、本岡誠一前学長の後を受けまして、本年6月29日に千葉工業大学学長に就任致しました。まだ就任して4ヶ月、50歳でございますので、至らぬ点も多々あると存じますが、御指導御鞭撻賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

さて、千葉工業大学は、今年創立70周年を迎えました。戦前の昭和17年に旧制大学として創立し、我が国の大学では、36番目に長い歴史を持っております。現在我が国には783校の大学がございますので、その中でも伝統のある大学であることはおわかり頂けると思います。また私立工業大学としては最も長く、国立大学を含めましても、東京工業大学に次ぎ2番目に長い歴史を持っております。創立当時は僅か160名の学生数でスタート致しましたが、現在では、在校生数約1万人の、我が国はもちろん、世界的に見ても非常に大きな規模の大学に成長しております。

本学の設立趣意書には、建学の精神の中に、広く世界に知識を求める向学心にあふれた人材の養成が謳われています。大きな変化の時代であればあるほど、学問の重要性は高まります。太平洋戦争という激動の時代に起草された本学の建学の精神には、学問への限りない期待と教育本来の理想が盛り込まれているように感じられます。この精神は、人々が未来への確かな指針を待ち望んでいる現代社会においても、未来を切り拓くための創造性を生み出す源になっていると考えます。

私は、学長就任前の4 年間、入学試験の責任者を仰せつかっておりました。この間全学を挙げて大学の魅力向上に努めてまいりました結果、毎年数千人ずつ志願者が増加し、昨年の入試では31,758 名という、創立以来最も多い志願者数を記録しました。この数字は、全国の高校生あるいはその御父母の皆様の、本学への関心が高まっていることの現れだと思っております。そして、今キャンパスは、厳しい競争を勝ち抜いて千葉工業大学に入学した学生であふれています。

しかし、学外に目を向けると、私たちは地球規模で解決しなければならない様々な問題に直面しています。また、国際社会における日本の地位の低下が懸念されています。こうした時代であればこそ、大学と社会が協力して問題解決のために積極的な役割を果たすことが必要とされています。

若い頃、私は海外の大学に勤務していたことがございます。この経験を生かし、グローバル社会で活躍できる人材、豊かな教養と高度な専門知識そして国際的視野を身につけた人材の育成を責任をもって行います。そのために、千葉工業大学は、教育改革、国際化、ICT利用の推進を行い、一層活力にあふれた大学づくりを進めております。

千葉工業大学は、多くの優れた研究成果を社会に提供しています。本学が開発したロボットが、人が立ち入ることのできない、震災後の福島第一原子力発電所の調査にあたっていることは、テレビニュースや新聞・雑誌等に広く取り上げられておりますので、ご存じの方も多いと思います。また、この後千葉工業大学惑星探査研究センター並木副所長の講演がございますが、本学とNASA とが連携した流星探査等、惑星探査のプロジェクトも進んでおります。

伝統ある学科もまた、多くの優れた研究成果を社会に提供しています。例えば、大学の研究水準の高さを示す政府の科学研究費補助金の採択額は、本年度我が国の私立理工系大学30校中、東京理科大学、東京農業大学に次いで第3位でした。このような高い研究水準と成果は、高度な教育に結びついているだけではなく、社会との間に大きなネットワークを持つことにも繋がっています。このネットワークは、本学の在校生だけではなく広く産業界に対して大きく寄与していると考えます。

高度に発展し複雑化した現代社会においては、ひとつの問題を解決するためにも多面的なアプローチが必要となります。現代社会の諸問題を解決するために、企業の皆様と築いてきた、伝統と実績に支えられたネットワークを活かしてゆくことが、長い歴史を有する本学の義務であると考えます。この社会とのネットワークを更に発展させ強固にするために研究支援を推進しております。

言うまでもなく大学の使命は、教育と研究です。この2つは相補的な関係にあり、一方が不充分であると、もう一方も満足な結果を生み出せません。そして、両者が充実するためには、優れた学生が育成されるシステムが必要です。人材こそが大学の最も大きな資産であり、社会への適応能力の高い優秀な学生を育て社会に送り出すことが、大学の重要な責務です。

学生生活の活性化と就業力の強化のためには、学生の「やる気」を引き出すための学生支援のシステムを拡充することが大切です。本学では、従来から取り組んでいる入学からキャリア形成・就職に至る総合的な学生支援の仕組みをさらに発展させることにより、学力だけではなく学生の社会適応能力や就業力等の強化に努めたいと思います。これは、先般発表されました中央教育審議会の答申で強調された、学部教育の質的転換、能動的学習にも通じるものです。
明日の日本を背負う学生の育成にも、企業の皆様とのネットワークは欠かせません。本学は、これまで、本日御参加頂いている企業の皆様から、多大なる御理解と御援助を賜ってまいりました。それは、本学の学生の教育や就職のために大変有り難いものでございます。ここに改めて厚く御礼を申し上げるとともに、発展する千葉工業大学に対し更なる御支援をお願い申し上げます。

グローバルな競争社会をきちんと受け止め、上を目指して前向きに進む。企業の皆様や世界の人々に信頼され愛される。千葉工業大学は、そのような大学を目指しています。こうした目標の達成に向けて、千葉工業大学の戦略的な教育・研究の発展に努め、従来の施策の評価と再構築を迅速に行いつつ、新しい諸施策に取り組んでおります。

繰り返しになりますが、本日はご多用のところ、ご参加頂きましてありがとうございました。なお、今年も講演会の後には情報交換会がございます。情報交換会には、各学科から多くの教員が参加しておりますので、親交を深めて頂くと共に、今後とも皆さまからの御指導御支援を賜りますことを心よりお願い申し上げ、御挨拶とさせて頂きます。

どうもありがとうございます。
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