千葉工業大学 プロジェクト研究年報 2014年版
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③ 次年度(H26)以降の本格運用に向け,問題点等を指摘した上で改良を重ねていく. (2)運営方法の検討 学生実験室(2号館1階低層棟の機械サイエンス学科・材料力学実験室)内にサーバーとワイヤレスLANを設置し,まずは授業中の実験室内での運用を行い,問題点や改善点を見つけ出す.将来的には,自宅など学外での閲覧も可能な方向で検討してゆく予定である. 4.成果 図2は,開発した副教材の一例(引張試験の冒頭部分)である.スクロールで見やすいレイアウトとした. 図2 閲覧用副教材の一例(引張試験の冒頭) 図3も副教材の一例(引張試験の途中部分)である.作業用ワークシートなるものを作成し,学生に配布し,そのワークシートの記載例を副教材中に適宜入れ込むことで,受講者全員が迷子になることなく,実験を進め,そして,プレゼンテーションおよびレポート作成を行えるような配慮を尽くした. 図3 閲覧用副教材の一例(引張試験の途中) 5.まとめ 本研究では,これまで貯めてきたパワーポイント形式の副教材をベースに,パソコンやタブレット端末での閲覧を前提とした機械系学生実験用の補助教材の開発について検討した.まずは,実験室内のワイヤレスLAN環境下での試験運用により,問題点や改善点を見つけ出すことを行った.今後は,入学時に iPad mini の配布を受けた学年が学生実験を受講し始めるH27年4月からの本格運用を目指し,準備を継続させていく予定である. 参考文献 (1) 「iPadで拓く学びのイノベーション―タブレット端末ではじめるICT授業活用―」 森山潤・山本利一・中村隆敏・永田智子 編著,高陵社書店,(2013). (2) 「iPad教育活用7つの秘訣~先駆者に聞く教育現場での実践とアプリ選びのコツ~」 小池幸司・神谷加代 共著,ウィネット出版,(2013). (3) 「HTML5とJavaScriptによるiPhone/Android両対応アプリ開発ガイド」 大友聡之・坂手寛・清水崇之・城口良太・高木基成・床井幹人・野島祐慈・渡辺俊輔 共著,翔泳社,(2013). 2014 千葉工業大学附属総合研究所 プロジェクト研究年報          Project Report of Research Institute of C.I.T 2014      46

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