千葉工業大学　プロジェクト研究年報　2014年版

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１．はじめに 千葉工業大学では，音声，音響機器，聴覚，音響心理，超音波，建築音響，交通および機械騒音等ほとんど全ての音響分野で活躍する研究者が多数在籍し，外部研究機関とも密接に連携しており，これら人的資源を有機的に結合し，研究者間の協力・共同研究を推進することによって，有用な研究成果を効率的かつ継続的に生み出すために，研究組織を構成している。 平成17年度から平成21年度の5ヵ年に亘って，音響情報フロンティアセンターとしては文科省・学術フロンティア推進事業の研究プロジェクト「快適音環境の創生」を遂行した。その間，音の情報性・文化性・福祉性・安全性・快適性・社会性に着目し，各種環境における音響的快適性の向上と音響情報伝達の高精度化などを目的とする研究を進めてきた。また，研究成果を社会に発信するとともに，プロジェクト研究に対する評価・意見交換を積極的に行うために，「交通騒音問題への取り組み」，「音響計測技術に関する最新情報」，「快適音環境の創生・研究成果報告会」と題した3回のCIT音響フォーラムをシリーズ的に開催してきた。 平成22年度から，本学附属研究所橘秀樹教授を代表とした研究グループは，“公共性・安全性”に着目した大型プロジェクト「公共空間における安全確保のための音響情報伝達に関する研究」（科研基盤研究A・3年計画）を開始した。同時に，研究組織として音響情報フォーラム（2年間）を発足し，期間中では，「超音波の応用―映像化技術」，「音声の情報性」と題した2回のCIT音響フォーラムを開催した。 平成24年度から，音響情報フォーラムの継続として，本フォーラムを立ち上げた。本フォーラムは，上記に示す学内2学部計6学科の専任教員11名と附属総合研究所教授1名および学外研究協力者1名計13名より構成し，設置期間2013年4月～2014年3月の2年間，計66万円の援助金で遂行されてきた。平成24年度では，科研基盤（A）の研究プロジェクトのまとめ報告および新しい大型研究プロジェクトの申請について検討を重ね，平成25年度情報工学科矢野博夫教授を代表とした研究グループは，大型研究プロジェクト私立大学戦略的基盤形成事業「安全・快適性のための音響情報科学センター」（5年計画）を開始した。 ２．活動内容 本フォーラムは，約月1回の頻度で，平成24年度では11回，平成25年度では10回計21回のフォーラム会議を開催し，更に2013年3月と2014年3月に，「公共空間における安全確保のための音響情報伝達に関する研究」と題した第6回CIT音響フォーラムと「環境問題としての風車騒音」と題した7回CIT音響フォーラムをそれぞれ開催した。 通常フォーラム会議の内容は主に以下である。 · 各研究者の研究進捗状況の報告と討論 · 科研基盤（A）研究プロジェクトのまとめ · 新しい大型研究プロジェクトの申請 研究項目： フォーラム 研究期間： ２０１３／４／１ ～ ２０１４／３／３１ 研究課題名（和文）： 音響工学フォーラム 研究課題名（英文）： Acoustics Engineering Forum 研究者：（○；研究代表者） ○陶 良 千葉工業大学 世木 秀明 千葉工業大学 TOH Ryo 工学部 電気電子情報工学科 教授 SEKI Hideaki 情報科学部 情報工学科 准教授 飯田 一博 千葉工業大学 橘 秀樹 千葉工業大学 IIDA Kazuhiro 工学部 電気電子情報工学科 教授 TACHIBANA Hideki 附属総合研究所 教授 大川 茂樹 千葉工業大学 柳川 博文 千葉工業大学 OKAWA Shigeki 工学部 未来ロボティクス学科 教授 YANAGAWA Hirofumi 情報科学部 情報ﾈｯﾄﾜｰｸ学科 教授 大野 正弘 千葉工業大学 矢野 博夫 千葉工業大学 OHNO Masahiro 工学部 生命環境科学科 准教授 YANO Hiroo 情報科学部 情報工学科 教授 木幡 稔 千葉工業大学 山崎 治 千葉工業大学 KOHATA Minoru 情報科学部 情報ﾈｯﾄﾜｰｸ学科 教授 YAMAZAKI Osamu 情報科学部 情報ﾈｯﾄﾜｰｸ学科 准教授 佐藤 史明 千葉工業大学 横山 栄 東京大学 SATOH Fumiaki 工学部 建築都市環境学科 教授 YOKOYAMA Sakae 生産技術研究所 助教 須田 宇宙 千葉工業大学 SUDA Hiroshi 情報科学部 情報ﾈｯﾄﾜｰｸ学科 准教授 2014　千葉工業大学附属総合研究所　プロジェクト研究年報　　　　　　　　　　Project Report of Research Institute of C.I.T 2014　　　　　　91

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