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外国人教員の招へい及び教職員の海外派遣



外国人教員招へいプログラム

 本学では海外交流協定大学の教員や研究者に対して、共同研究や研究に係る情報交換の機会を目的とした、外国人教員招へいプログラム(The Academic Fellowship Program)を毎年開催し、様々な国から外国人研究者を受け入れています。このプログラムの受入れ期間は14日以上90日以内で、滞在先としては本学学生寮内にあるゲストルームを無料で利用でき、渡航費や研究費の一部を本学より支援しています。

<2019-2020 招へい実績:10名>
国籍 大学 受入学科 研究分野 受入期間
1 フランス コンピエーニュ工科大学 情報ネットワーク学科 Multi-Agent Systems 2019年11月5日

2019年12月17日
2 フランス コンピエーニュ工科大学 情報工学科 Engineering Design 2020年1月17日

2020年2月1日
3 アメリカ グアム大学 経営情報科学科 Electronic Service 2020年1月10日

2020年1月23日
4 インド アミティ大学 経営情報科学科 Operations Management 2019年11月26日

2019年12月10日
5 インド アミティ大学 金融・経営リスク科学科 Finacial Services, Fintech 2020年1月10日

2020年2月6日
6 マレーシア マレーシア科学大学 電気電子工学科 High Voltage Engineering 2020年2月5日

2020年2月20日
7 マレーシア マレーシア科学大学 応用化学科 Polymer and Polymer composites 2020年2月5日

2020年2月20日
8 中国 吉林大学 電気電子工学科 Biomedical Sensor Design 2019年12月5日

2019年12月26日
9 中国 吉林大学 情報通信システム工学科 Electromagnetic numerical
modeling and data processing
2020年1月16日

2020年2月4日
10 タイ 泰日工業大学 プロジェクトマネジメント学科 Industrial Technology and
Technical Knowledge Creation Management
2020年2月4日

2020年3月3日
11 タイ 泰日工業大学 プロジェクトマネジメント学科 International Business, International Marketing and Export Import Management
2024年3月4日

2024年3月26日(予定)

客員研究員招へいプログラム

 本学では海外交流協定校であるハノイ国家大学工科大学(ベトナム)の教員や研究者に対して、ロボット教育支援を目的とした客員研究員招へいプログラムを実施しています。また、2023年度より貿易大学(ベトナム)に対しても、デジタルビジネス分野の教育支援を目的とした同様のプログラムを開始し、さらには本学教員が「デジタルビジネス分野」学士課程プログラムのPBL科目における集中講義を現地、貿易大学にて実施しています。
<招へい実績:ハノイ国家大学工科大学>
年度 国籍 大学 人数 受入先 研究分野 受入れ期間
2019 ベトナム ハノイ国家大学工科大学 2名 未来ロボティクス学科
未来ロボット技術研究センター
ロボット教育 2019年7月14日
   ~
2019年8月17日
2022 ベトナム ハノイ国家大学工科大学 3名 未来ロボティクス学科
未来ロボット技術研究センター
ロボット教育 2022年6 月20日
   ~
2022年8月31日
2023 ベトナム ハノイ国家大学工科大学 3名 未来ロボティクス学科
未来ロボット技術研究センター
ロボット教育 2023年6 月14日
   ~
2023年8月23日
<活動内容:ロボット教育支援>
 ロボティクスの基本学習、自律移動型ロボットの製作・制御などを事前に目標を立てて経験したうえで、受入先である未来ロボット技術研究センターの研究員を中心に、未来ロボティクス学科の教員と連携し、ロボティクス分野の専門的な指導を行った。また、実際にロボティクス関連分野の講義を見学し、教授法を学ぶとともに、未来ロボティクス学科の様々な研究室訪問を行うなかで、教員や研究員と定期的にロボティクス教育に関する議論を行った。
 一方、客員研究員の滞在中、未来ロボティクス専攻所属のTA学生が、常時、指導補助としてロボットのハードウエア、ソフトウエアの要素統合などに従事しており、 特に2023年度に来日した客員研究員3名はバックグラウンドの専門領域が様々であり、ベトナムに帰国後、修士課程の講義と大学院生を指導することを期待された研究者であったこともあり、 後半は客員研究員各人の興味要望に沿ってコースを変更し、TA学生にとっては幅広い知識と高い専門性を要求されながらのTA活動となった。結果として、TA学生にとって知見を広げる非常に良い機会となっている。
 また、SA学生として未来ロボティクス学科の学部生もこのプログラムのサポートとして携わっており、この経験はTA及びSAとして関わった学生にとって、日ごろの講義や実験で培った知識と技術を駆使して指導力を伸ばせるだけでなく、語学力(英語)も同時に養うことができるため、このプログラムにおける本学での教育効果はとても大きいものとなっている。

<招へい実績:貿易大学>
年度 国籍 大学 人数 受入先 研究分野 受入れ期間
2023 ベトナム 貿易大学・ベトナム日本人材開発センター 3名 プロジェクトマネジメント学科 ・プログラムマネジメント
・デジタルビジネス
・デザイン思考
・コミュニケーション工学
①2023年5 月29日~2023年7月20日
②2023年9 月21日~2023年11月15日
③2023年9 月21日~2023年12月15日
<活動内容:デジタルビジネス分野の教育支援>
 2023年8月より千葉工業大学から貿易大学に教員を派遣し、講義および課題解決型学修に関する学際的な知識と経験を共有した。2023年5月から12月にかけて、貿易大学から千葉工業大学に訪問研究員が派遣され、日本におけるPBLに関する取り組みや指導のための教材等に関する情報交換とともに、教育環境に関する視察が行われた。訪問研究員が本学のプログラム運営に参画することにより、指導上留意すべき点や上流工程におけるビジネスデザイン、マネジメント計画、要件定義、仕様作成、システム開発、プロセス評価等のプログラムマネジメントに関する情報を共有した。ベトナムにおけるPBL設計については、先行科目や開講時期が異なることに配慮し、いくつかの変更が必要となった。新しい取り組みについては日本が先行することで課題を発見し、これを共有することでより教育効果の高いプログラムとなるよう打ち合わせを重ねた。日本、及びベトナムでのPBLは、国際標準のフレームワークを共通項として取り入れており、多様性の理解が大切なグローバルビジネスの時代に相応しい活動となっている。
 2023年8月に貿易大学においてPBLのキックオフが行われ、学生たちは協力して問題解決に取り組み、クリエイティブなアイディアを共有した。この過程では、ベトナム人学生のプロジェクトに日本人学生が参画する機会も設けられ、会議や発表会における英語コミュニケーション能力を醸成することに寄与した。また、ベトナム人訪問研究員から日本人学生がベトナムの文化やビジネスプロトコルについて実体験を通じて学ぶことにより、国際感覚を醸成する機会となった。大学間交流プログラムは学術的な視点だけでなく、異なる文化やビジネスに関する考え方の交流を通じて、学生たちに貴重な経験をもたらしている。

教職員の海外派遣

<2019年度海外留学>

教員 1名

所属:工学部応用化学科
期間:2019年 7月 8日 ~ 2019年 12月31日
場所:米国・コーネル大学
目的:最先端の研究の修得および海外における教育現場の視察

<2019年度海外研修派遣>

職員 1名

所属:入試広報部入試広報担当
期間:2019年 8月4日 ~ 2019年 8月24日
場所:米国・グアム大学
目的:グアム大学での英語研修参加、同研修の現地運営、両大学間のプログラムに関する打ち合わせの補助