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2021.9.15

スカイツリータウンキャンパス
災害対応「櫻壱號」など展示


Society 5.0科学博に協力
 日本発のイノベーションを集め、想い描く「2030年の社会」を世界へ発信する「Society 5.0科学博」が7月15〜28日の14日間、内閣府と国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が共催して東京スカイツリータウンで開かれた。会場にキャンパスを持つ本学は、会議室やシアタースペースを開放して全面協力した。
 科学博では、最先端技術に関する著名な科学者の講演会や、小中学生向け体験型イベント、宇宙航空研究開発機構(JAXA)やJAMSTECが保有する科学技術関連映像を放映する「Society 5.0シアター」などを開催。
 1階・ソラマチひろばでは屋内外で、宇宙と海洋をテーマに大型企画を展開。小惑星探査機「はやぶさ2」関連が展示されたため、興味を持った来場者が実物大模型を見ようと本学のエリアⅡを訪れ、説明を聞く姿が見られた。
 4階・スカイアリーナ特設パビリオンには最新の科学技術が集められ、ドローン型の「空飛ぶクルマ」(SkyDriveが昨年8月、有人飛行テストに成功)の試験機「SD-03」のフルスケールが展示され、来場者の注目を集めた。
 本学からは未来ロボット技術研究センター(fuRo)の災害対応ロボット「櫻壱號(サクライチゴウ)」を展示し、デモンストレーション=写真。西村健志研究員や学生スタッフが連日説明にあたった。

応化・山本研が高校生講座


“ミクロな世界”を体験
学生・院生がコンピューターを使って指導
学生・院生がコンピューターを使って指導
 「タンパク質が活躍するミクロな世界」を学ぶ夏休みの高校生向け講座(ひらめき☆ときめきサイエンス)が7月31日、津田沼キャンパスのコンピュータ演習室で開かれた。
 国の科学研究費補助金を活用した日本学術振興会のプログラムで、大学の最先端研究成果の一端を実際に見て、聞いて、触れてみる機会を設けることで高校生に科学の興味深さや面白さ、学問の素晴らしさや楽しさを感じてもらおうというのが狙い。
 講師は応用化学科の山本典史准教授が務め、山本研究室の学生・院生らがアシスタントとして協力した。
 参加した国公私立の高校生ら17人は、コンピューター・シミュレーションと分子模型を活用しながら、タンパク質の立体構造や機能についての講義を聞き、実習にも取り組んだ。
 午前の講義では、タンパク質の変異や構造異常が原因で引き起こされるさまざまな病気や、感染拡大が続いている新型コロナウイルスの変異株が感染力の強さやワクチンの効果に対してどんな影響を与えるのかなどについて学んだ。
 キャンパスツアーでは生命科学科の坂本泰一教授が引率して、分子の立体構造を解析するためのNMR分光装置、DNAの塩基配列を解析するための次世代シーケンサー装置などを見学した。
 午後の実習では、高校生らはコンピューター内で薬を設計するインシリコ創薬や、タンパク質の分子模型の組み立てを体験。限られた時間いっぱい、熱心に学び、活発に意見交換していた。
タンパク質の分子模型を組み立てる
タンパク質の分子模型を組み立てる

市川名誉教授が死去


 元建築都市環境学科教授で名誉教授の市川裕通氏が6月18日、がん性腹膜炎のため死去した。84歳。
 市川氏は1970(昭和45)年に本学へ助教授として就任。81年、教授に。2007(平成19)年に定年退職するまで38年間、入学試験委員会委員、学寮委員会委員、PPA委員などを歴任し、本学の教育・研究の発展に尽力した。
同窓会  

同窓会

デザイン科学科 赤澤 智津子

 最近朝は漢方を飲むことからはじめています。漢方というと苦くてまずくてくさい薬……というイメージですが、このおしゃれな漢方DAYLILLYはデザインを学んだ日台の20代女子ふたりが始めた台湾発漢方のライフスタイルブランドなのだそうです。
 台湾では漢方は薬としてだけでなく食事や養生法、運動、鍼灸など広い概念で捉えられた日々の「お守り」のようなものとか。病気か健康か?病気なら薬、というように明確に分けるのではなく、毎日を気持ちよい状態で過ごすために、なんとなくの不調や体調に合わせて身体を整えるいたわりを指向しているようです。デザイン領域では、フレームを変えてものごとを見ることが求められますが、病気か病気じゃないか?という二項対立的な見方や漢方の持つ一般的なイメージの概念から逃れ、別の枠を見いだした実例ともいえます。
 そんなことを考えながら、オレンジ色の缶を眺めおいしい漢方のお茶を楽しんでいます。

四季雑感

四季雑感

教学センター 飯田  誠

 コロナが流行し、約1年半が経ちました。未だ終息していませんが、皆さんは、感染対策で何か取り組んでいることはありますか?私が感染リスク回避に最初に始めたことは、通っていたジムを退会することでした。
 もともとは健康のために週2〜3回程度通っていましたが、退会後はなかなか運動の機会に恵まれませんでした。それを改善するために、現在では宅トレに励んでいます。最近は、YouTuber達が方法を教えてくれるので、自宅でも効果的な筋トレができます。自分が学生だった頃にコロナ時代を迎えていたら、こんなにも効率的に運動はできなかったと思います。当時、スマホはなく、YouTuberもいませんでした……。また、最近ではamazonプライム等のサブスクも充実しており映画館に行かなくても、自宅で簡単に多くの映画が楽しめます。学生の皆さんも、今はまだ自粛と我慢が続いておりますが、探してみると色々な楽しみがあると思います。この機会に、今しかできない自分なりの充実したおうち時間を開拓してみてはいかがでしょうか?

編集だより

編集だより

入試広報部 大橋 慶子

 毎年、夏の楽しみといえば実家のある御宿で、ギラギラ照りつける太陽のもと、海で泳ぎまくり、砂浜ではしゃぎ、海の家でラーメンに氷。夜は実家でアワビやサザエ、伊勢海老にお刺身。お盆休みの間は夢のような毎日が続く。
 なのに、昨年、コロナ禍で迎えた最初の夏。お盆休みをどのように過ごしたか?思い出そうとしても即答できない……。
 今年のお盆休みは、我慢できず御宿行きを決行した。実家へは、私とチョコ(愛犬)だけが泊り、主人と子供たちは御宿研修センターで過ごすことに。天候がさえなくても、荒れた海に飛び込み、ワーキャー騒いだのは久しぶりで、夏を満喫した。
 昼間の賑やかさから一変した夕飯の際には、父と母と私とチョコのみが集合。盛り上がるわけもない食卓で豆腐嫌いの父が冷奴を食べていた。「豆腐食べれるんだ」とツッコむと「いつもこれしか出ねぇから」と笑っていた。
 なんてことのない夏休み。何とも言えない居心地の良さを再認識した実家で、御宿っていいな…やっぱり好きなんだよな。と、改めて思うのだ。