大学入試センター試験（１月18、19日＝土、日曜日）を皮切りに、入試シーズンが本格的にスタートした。本学もセンター試験を利用して入学志願者の合否を決める大学入試センター利用入学試験を実施。今年度の本学会場では受験生１９９０人を受け入れた。初日は降雪に見舞われたものの、特にトラブルもなく、両日とも試験は順調に終了した。
　今年のセンター試験の志願者数は55万７６９８人で前年度より１万９１３２人減少したが、本学センター利用入試（前期）の志願者は３万５１７８人で、昨年より４６８９人上回り、過去最多の昨年志願者数の記録を更新、２月17日現在での私大センター利用入試志願者ランキングで１位となった。また、増加率も全体１位。
　続いてＡ日程入学試験が１月31日（木）から４日間、本学試験場と今年度から甲府会場が追加された17の学外試験場（１月31日、２月１日のみ）で実施された＝写真。出願受け付け開始から間もなく、東京（東京スカイツリータウンキャンパス）、高崎、大宮、横浜と４会場が次々に定員を満たし、津田沼会場でも６号館に加え７号館を試験会場に充てるなど、志願者増にフル稼働で対応する結果となった。
　４日目に公共交通機関が乱れ、一部で試験開始を30分繰り下げたもののスムーズな対応で試験は終了。今年度、Ａ日程志願者数は３万３１０６人で、昨年を３８４２人上回り、こちらも過去最多の志願者が集まった。
　志願者増の要因は、今年度も本学の研究成果などが高く評価され、テレビや新聞などで数多く取り上げられたことが大きい。
　中でも探査機「はやぶさ２」が小惑星リュウグウで果たした地下物質採取ミッションで、探査機に搭載された多くの科学観測機器の開発に本学惑星探査研究センター（ＰＥＲＣ）が関与し、期待通りの成果を挙げたことは、多くのメディアで取り上げられ、千葉工大の技術力を印象付けた。
　また、本学の技術や研究成果を広く発信している東京スカイツリータウンキャンパスの来場者が90万人を突破したこと、受験生のニーズに合わせた入試制度の運用に積極的に取り組んだことなどが、多くの志願者を集めることにつながったとみられている。