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2019.4.15

竹材生かし篠笛作りWS


加藤研・中川研が南房総市で
 南房総市の市立嶺南中学校和田校舎で3月9日(土)、第1回篠笛製作ワークショップ(WS)が開かれた。同市で産学協働地域活力創造事業を進めるプロジェクトマネジメント学科の加藤和彦研究室、情報ネットワーク学科の中川泰宏研究室と南房総市が共催した。
 竹害対策、竹資源活用と同時に、祭りなどで庶民に愛されてきた篠笛(横笛)を再評価する篠笛事業化プロジェクトの一環で、加藤教授、中川助教に加藤研の大場聖太さん(3年)、近藤晴季さん(同)が加わった。
 講師には群馬県で「篠笛楽遂工房」を構える楽遂(布施一好)さん、神奈川県の工房「薫風」の志村薫さんの2人を招き、地元からは祭りでお囃子などを吹く8人が参加した。
 参加者たちは、片側に節を残し用意された細めの篠竹を材料に、洋楽ドレミ調で演奏できる「唄物八本調子」、お囃子用「古典調七本調子」の2種類の篠笛作りに挑戦。慎重に歌口を切り、錐で指孔を開けていった。
 作り終えた先から試し吹きや演奏が始まり、笑いと歌声、竹笛の音色が教室に飛び交った。
篠竹に指孔を開ける近藤さん(左)と大場さん 参加者たち
篠竹に指孔を開ける近藤さん(左)と大場さん 参加者たち

マララさんと面会


fuRo支援 中高生チーム
マララさん(後列中央)と面会した「サクラ・テンペスタ」の女子メンバー。左端が富山研究員=東京理科大提供
マララさん(後列中央)と面会した「サクラ・テンペスタ」の女子メンバー。
左端が富山研究員=東京理科大提供
 未来ロボット技術研究センター(fuRo)の富山健研究員が指導・支援して、国際的なロボット競技大会で好成績を挙げている中高生チームの女子メンバー6人が3月24日、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん(21)と面会。STEM(Science Technology, Engineering and Mathematicsの略)工学分野での女性の活躍について話し合った。
 このチームは千葉県内の中高生で構成する「サクラ・テンペスタ」。約2年前に東邦大付属東邦高2年だった中嶋花音さんが主唱して結成。世界各国の高校生が参加して開かれる「ファースト・ロボティクス・コンペティション」(FRC)の昨年の大会に初挑戦し「もっとも印象に残る活躍をした新人賞」を獲得。日本チームでは初めて世界戦に駒を進めたチームだ。
 富山研究員はメンターとしてプログラミングや実際のロボット製作、英語によるプレゼンテーションなどFRC参加のための知識と技術を全面指導。チームは津田沼校舎内のfuRoの施設を活動拠点にしている。
 パキスタン人のマララさんは女性教育の大切さを社会に訴え続ける活動を続けたため、15歳のときイスラム原理主義のテロ組織に銃撃され、瀕死の重傷を負った。しかし、ひるまず活動を続け、2014年にノーベル平和賞を授与された。
 今回の面会は、「サクラ・テンペスタ」のホームページから女子メンバーの活躍ぶりに着目したマララさん側が申し入れ、日本政府主催の国際女性会議出席のためにマララさんが来日したのに合わせて実現した。東京都新宿区の東京理科大の施設での面会には富山研究員も同行した。
 「サクラ・テンペスタ」は4月24〜27日、米・デトロイトで開かれるFRC世界大会に2年連続で出場する。

出版


fuRo国際派の研究人生
富山研究員
富山研究員
私の修業時代①(上廣倫理財団編)
私の修業時代①(上廣倫理財団編)
著者=
富山健・千葉工業大学未来ロボット技術研究センター研究員ほか
発行=
弘文社
価格=
2160円(税込み)
 筆者は本学未来ロボティクス学科の開設に当初から参画して、同学科のカリキュラム構築に主導的役割を果たし、現在はfuRo研究員として国際連携主管を務めている。
 「私の持つ最大の武器は良い人に出会う力です」
 で始まる本書は、理系への興味を育ててくれた小学校高学年での恩師に始まり、東京工大、UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)での学生時代、その後合わせて10年間、教鞭を取ったテキサス大エルパソ校とペンシルベニア州立大での強烈な個性あふれる大学人らとの交流、さらに帰国してからの大学生活を、独特かつ精緻な“富山節”で綴っている。
 本学きっての国際派誕生のエピソード満載。その最後で「人生最高の出会いはワイフ」とのろけているところもこの筆者らしい。
 他にノーベル賞受賞者の山中伸弥博士、田中優子法政大総長など7人の「修業時代」所載。

2019年度 夏期海外研修 募集のお知らせ


英語研修inグアム

期   日
2019年8月4日(日)〜8月24日(土)の21日間
研修先
グアム大学
宿泊先
ガーデンヴィラホテル
費   用
41万円前後(援助金の制度あり)
募集数
20人(最少催行人数10人)
内   容
①グアム大学で英語研修・グアム文化授業(単位認定申請可)
 
②グアム大学生との交流

英語研修inカリフォルニア

期   日
2019年8月4日(日)〜9月1日(日)の29日間
研修先
カリフォルニア大学アーバイン校
宿泊先
ホームステイ
費   用
71万円前後(援助金の制度あり)
募集数
15人(最少催行人数10人)
内   容
①カリフォルニア大学アーバイン校で英語研修(単位認定申請可)
 
②ホームステイ・カリフォルニア大学アーバイン校学生と交流

海外インターンシップinベトナム

期   日
2019年8月4日(日)〜8月31日(土)の28日間
研修先
ベトナム(ダナン市内)にある現地企業または日本企業現地営業所
費   用
21万円前後(援助金の制度あり)
募集数
若干名
内   容
①FPT大学でのビジネス英語研修(1週間)
 
②FPTソフトウエアほかIT関連企業でインターンシップ(3週間)(単位認定申請可)

中国語研修in台北

期   日
2019年8月1日(木)〜8月10日(土)の10日間
研修先
国立台北科技大学(台湾)
宿泊先
近隣ホテル(予定)
費   用
15万円前後(援助金の制度あり)
募集数
10人(最少催行人数未定)
内   容
中国語研修・台湾文化体験・企業視察(期日・費用・単位認定については調整中)