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2019.2.15

本学志願者 続伸 31年度入試


「知名度 全国に」センター利用、A日程とも
 大学入試センター試験(1月19、20日=土、日曜日)を皮切りに、入試シーズンが始まった。本学もセンター試験を利用して入学志願者の合否を決める大学入試センター利用入学試験を実施=写真。今年度の本学会場では受験生1990人を受け入れ、両日とも試験は順調に終了した。
 今年のセンター試験の志願者数は全国で約57万6千人。昨年の58万3千人から7千人減少した中、本学センター利用入試(前期)の志願者は3万489人で、昨年より5344人上回り、過去最多の志願者が集まった。
 続いてA日程入学試験が1月31日(木)から4日間、本学試験場と16の学外試験場(1月31日、2月1日)で実施された。出願受け付け開始から間もなく、東京(東京スカイツリータウンキャンパス)、高崎、大宮、横浜と4会場が次々に定員を満たし、他の全国の会場でも志願者増にフル稼働で対応する結果となった。
 試験日は1日目終了後の夜半にわずかな降雪があったが、それ以外は好天に恵まれ、大きなトラブルもなく終了。今年度、A日程志願者数は2万9264人で、昨年を2244人上回り、こちらも過去最多の志願者が集まった。
 志願者増の要因は、本学の研究成果などが高く評価されたことが挙げられる。特に地方部では18歳人口の減少が顕著になってきた中、本学は地方部でも志願者が増えており、全国的な知名度アップがうかがえる。また昨年1年間、本学の取り組みがテレビ・新聞などに数多く取り上げられたことも大きい。
 未来ロボット技術研究センター(fuRo)とパナソニックの次世代ロボット掃除機のコンセプトモデル共同開発や、惑星探査研究センター(PERC)で開発され「はやぶさ2」に搭載されたさまざまな観測機器が小惑星「リュウグウ」に到着。今後の調査活動での活躍が期待されるなど、今年度も大きな話題が多かった。
 ほかにも学生たちが活躍し、ロボカップ世界大会2018(カナダ)でテクニカルチャレンジ7連覇を成し遂げた▽本学の研究成果を広く発信している東京スカイツリータウンキャンパスの来場者が80万人を突破▽大学では初めてとなる一般入試ネット出願受け付けが前日まで可能――など、千葉工大の積極的な取り組みが志願者を集めることにつながったとみられている。
平成31年度入学試験 学科別志願者数

彬子女王殿下が本学へ


研究センターなどご視察
HallucⅡxを操縦される彬子女王殿下
HallucⅡxを操縦される彬子女王殿下
 三笠宮家の彬子女王殿下が昨年12月18日、津田沼キャンパスを訪れ、惑星探査研究センター(PERC)の施設や、未来ロボット技術研究センター(fuRo)の最先端ロボット、本学と千葉銀行が共同で開設した「千葉工大ひまわり保育園」などを視察された。
 昨年9月、トルコ・アナトリア地方の考古学・文化・歴史に関する研究活動を支援している三笠宮記念財団の総裁に彬子女王殿下が就任されたのを祝う式典がイスタンブール県の博物館で行われ、本学から瀬戸熊修理事長と松井孝典PERC所長が出席した。
 PERCは、中央アナトリアで1万年の人類の歴史が詰まっているカマン・カレホユック遺跡の発掘調査をしているアナトリア考古学研究所と共同研究を行っている。式典では同研究所の大村幸弘所長が彬子女王殿下に瀬戸熊理事長と松井所長を紹介。今回のご訪問のきっかけになった。
 三笠宮家は、彬子女王殿下の祖父の崇仁親王殿下がアナトリア考古学研究所の属する中近東文化センターの設立を発意。また父のェ仁親王殿下が同研究所の建設に尽力するなど、3代に渡ってトルコと深い関係を続けている。彬子女王殿下自身は英オックスフォード大で博士号を取得し、学者としても幅広く活躍されている。
 18日、津田沼キャンパス1号館の正面玄関に車で到着された彬子女王殿下は、瀬戸熊理事長の先導でPERCの高速衝突実験室やメテオ運用室、火星環境模擬チャンバーなどを松井所長の説明で視察。1号館20階ではfuRoのロボットに関する古田貴之所長の説明に興味深そうに耳を傾けられていた。
 また、学内を移動の際は、普段1号館1階に展示されている1931年製A型フォードの助手席に座って、珍しいクラシックカー体験をお楽しみになった。
瀬戸熊理事長と
瀬戸熊理事長と