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2018.7.15

PPA新会長に深水氏


30年度総会 新習志野で開く

 「千葉工大」ブランドの飛躍的な上昇を背景にした入学志願者数の増加や、好調の就職状況などを受けた平成30年度のPPA総会が6月30日、新習志野キャンパス体育館で開かれ=写真、保護者と教職員合わせて約650人(他に委任状3828人)が出席。会場は本学の躍進ぶりを改めて実感した学生の父母たちの熱気に包まれていた。
 冒頭のあいさつで白川恒平会長は、PPAが来年は発足70周年を迎えることに触れ、「この間、PPAは学生の学びをより充実させるための課外活動支援、奨学支援、進路支援を三本柱に、大学活動を側面から支援してきた」と、本学の現在の躍進にPPA活動も大きな役割を果たしたと語った。
 続いて小宮一仁学長は特に力を入れて取り組んできた教育改革の成果として、学長就任前には毎年5%を超えていた学部学生の退学率が2%と、全国の理工系大学の平均を大きく下回るまでに低下したこと、ストレートに4年間で卒業する学生の割合も6割から8割に増加したことを報告。
 「急速に押し寄せるグローバル化の波の中で、将来のグローバルリーダーとして活躍するために、ご子息・ご息女には学部卒業後は大学院修士課程にぜひ進学するよう奨めていただきたい」と訴えた。
 また瀬戸熊修理事長は英国の高等教育専門誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」の世界大学ランキング2018(世界81カ国1102大学)で、本学は2年連続ランク入り(日本からは私学28大学を含む89大学)したこと、経済誌「東洋経済」の「本当に強い大学総合ランキング」でも全国300校中36位に入るなど、国内外で評価が高まっているとし、「これからも《世界文化に技術で貢献する》という建学の精神を高らかに掲げて、創立100年に向かって邁進していきます」と決意を述べた。
 議事は平成29年度事業・決算・監査報告と30年度事業計画・予算案を全会一致で承認。PPA地区懇談会を左表の日程で開くことが決まった。
 さらに会長以下の新役員と評議員を選任した。新役員は次の通り(敬称略)
 会長 深水進(プロジェクトマネジメント学科3年の保護者)▽副会長 小澤俊之(情報通信システム工学科2年の保護者)▽同 橋本和明(理事・評議員=応用化学科教授)▽監事 田部井洋子(電気電子工学科2年の保護者)▽同 村上利幸(経営情報科学科准教授)

 総会後は恒例の学科懇談会および個別面談が行なわれた。
 なお、例年、総会会場に充てられている習志野文化ホールが大規模改修工事中のため、本年度は新習志野体育館が会場に充てられた。

平成30年度 PPA地区懇談会会場

池永新会長を承認


同窓会総会 教職協働の発展願う

 今年で創立71周年を迎える千葉工業大学同窓会の平成30年度通常総会が6月2日、津田沼校舎4号館で開かれ、これまで6年間、会を牽引してきた坂本洋会長(昭和45年土木卒)が退任、今年1〜2月に行われた会長選挙で選ばれた池永憲明新会長(昭和50年機械卒)を承認した。
 また、岩舘和巳(昭和51年電子卒)、松井俊明(昭和57年工経卒)、本保元次郎(昭和55年金属卒)の3氏の副会長就任など、理事、特命理事、評議員、幹事の新たな役員陣を承認した。
 承認を受けて池永新会長は「母校の社会的評価の目覚ましい向上は、卒業生にとっても大きな誇りです。同窓会も会員が8万6千人を超える大きな規模となり、これからも毎年、さらなる増加が見込まれている。この同窓会のパワーが母校の一層の発展の支えになるよう、支部活動に重点を置いた組織の活性化に力を尽くしていきたい」と抱負を語った。
 来賓としてあいさつした小宮一仁学長は、今年春の入学試験の志願者数が全国ベスト10を守ったこと、教育改革の成果が出て、中途退学者数が全国の大学平均を下回ったことなどを紹介。「全国の工業系大学の学長らも千葉工大に注目しており、『ぜひ自分の大学の範にしたい』という声をたくさんいただくようになった」と報告した。
 この後、総会は平成29年度事業・収支決算報告と監査報告、30年度事業計画・収支予算を全会一致で承認した。
 これに先立ち総会の冒頭、最後のあいさつに立った坂本会長は「『世界文化に技術で貢献する』という建学の精神を皆で掲げて“世界の千葉工大”“世界のCIT”でまたご一緒したいと思う」と6年間を締めくくった。

* *

 通常総会の後は2号館3階大教室に会場を移して懇親会。
 瀬戸熊修理事長は冒頭のあいさつで、本学の運営について「極めて順調に推移している。それらを示す一例として、経済誌「東洋経済」の企画『本当に強い大学総合ランキング』で、本学は全国300校中36位に入っている」と紹介した。
 「出口(就職)を制する大学は入り口(入試)も制するという豊田耕作前理事長の言葉を奉じて頑張っています」と報告すると、会場からどっと拍手と歓声が上がっていた。
 会は恒例の鏡開き、お楽しみ抽選会と進み、5人の応援団のエールで校歌斉唱。160人余のOBたちは、このキャンパスで過ごした学生時代に返って旧交を温めていた。

津田沼校舎4号館で開かれた同窓会総会
津田沼校舎4号館で開かれた同窓会総会
懇親会会場で。若い世代も多く参加 瀬戸熊理事長(左)と歓談
懇親会会場で。若い世代も多く参加 瀬戸熊理事長(左)と歓談

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