NEWS CIT ニュースシーアイティ

2018.1.15

空手 三浦さん富永さん 全日本制す


女子個人組手 理工科系大学選手権
優勝盾、準優勝盾を手に三浦さん(左)と富永さん
優勝盾、準優勝盾を手に三浦さん(左)と富永さん
 本学空手道部に2人しかいない女子部員・三浦彩さん(プロジェクトマネジメント<PM>学科1年)と富永莉加さん(デザイン科学科1年)が、第30回全日本理工科系大学空手道選手権大会(昨年11月26日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催)の女子個人組手で、そろって決勝戦に進み、三浦さんが優勝、富永さんは準優勝と大会を制した。2人は高校時代から頭角を現した期待の1年生だ。
 三浦さんは千葉県・拓殖大学紅陵高校出身。小学4年の時「男の子にけんかで負け、強くなりたくて」空手を始めた。熱くなりすぎず、冷静な組手を心がけ、第48回関東空手道選手権では千葉県代表選手に選出。本学で先輩でもある根本敬介監督(平成15年PM学科卒)の指導のもとで、富永さんとともに、集中力と気迫を切らさないよう練習に励んでいる。
 富永さんは茨城県・水城高校出身。地元空手道場で、全国1位をとった少女を見学し、かっこいい!と思ったのがきっかけ。第61回平成29年度都六工大空手道選手権では女子個人組手で優勝。高校時代から「虚心坦懐」の言葉を背負いながら戦っているという。
 2人は昨年7月の第61回全日本大学空手道選手権で、3人枠で出場する女子団体組み手に2人きりで出場。2人とも勝たなくては上位へ進めない厳しい条件で、惜しくも1回戦で敗退した。
 三浦さんは今回の優勝に「上を目指し、更に高い意識で励みたいと思います。勝つだけでなく、相手を敬う気持ちや礼儀を忘れず稽古を頑張ります!」。
 富永さんは「自分のスタイルをこれと決めたら貫き通したい。これから春合宿や新メンバーも入ってくるので、もっと強いメンタルをつけなくては。新武道場ができ、練習しやすくなってよかったと思います」とコメントした。

活動に表彰、感謝状


体育会の献血、学友会の清掃
写真は清掃活動で表彰された長瀬貴弘さん(左から2人目)、中川原慎平さん(同3人目)、小宮一仁学長を挟んで、献血活動で表彰された渡壁一樹さん、植木脩平さん
写真は清掃活動で表彰された長瀬貴弘さん(左から2人目)、中川原慎平さん(同3人目)、
小宮一仁学長を挟んで、献血活動で表彰された渡壁一樹さん、植木脩平さん
 「千葉県献血感謝のつどい」が昨年10月27日、千葉県文化会館で開かれ、本学が体育会本部を中心に献血活動を続けてきたことに対し、厚生労働大臣名で新習志野キャンパスあてに表彰状が授与された。
 授与式では、高校生の時に白血病を発症し輸血を経験、現在アイドルとして活躍している友寄蓮さんの体験を映像化した「ありがとうの手紙From 献血で救われたいのち」が紹介された。式に出席した学生たちは「献血活動が役立っていることを改めて実感しました。今後も継続していきたい」と話していた。
 一方、学友会が「クリーンウィーク」を設け、期間中のクリーンデーに津田沼駅や新習志野駅周辺の清掃美化に努めていることに対し11月10日、JR東日本から学友会執行委あてに感謝状が贈られた。
 昨年末は12月4〜22日をクリーンウィークとし、最後は12、13日に学内と駅周辺を清掃。キャンパス内のポイ捨てごみは1日集めただけで、ごみ袋いっぱいになった。学友会の環境美化実行委は今後も有志に参加を呼び掛け、清掃活動を続けていく予定だ。

集大成の演奏会


吹奏楽部
 毎冬恒例、文化会吹奏楽部(澤田翔部長=機械サイエンス学科3年)の定期演奏会が12月27日、津田沼校舎向かいの習志野文化ホールで開かれた=写真
 吹奏楽部は学位記授与式や入学式など大舞台のほか地域活動にも参加。昨年は新習志野駅前のフラッシュモブに挑戦。12月オープンキャンパスでは、ツリー点灯式で演奏を披露した。
 定期演奏会は1年の活動の集大成で、引退する3年生部員には最後の舞台。▽オリエント急行▽ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス▽「アナと雪の女王」よりシンフォニック・ハイライト▽英雄の証〜モンスターハンターより〜――などを演奏し来場者を楽しませた。
 アンコールの「宝島」では、全員がダイナミックなパフォーマンスと演奏で会場を沸かせた。
 来場者らは「毎年楽しみにしている。今年は力強い演奏が印象的だった」などと話していた。

茜浜に新武道場


 茜浜運動施設に昨年11月9日、新たな武道場が完成した。
 鉄骨造り平屋建てで、建築面積547.55平方メートル、延床面積533.47平方メートル。道場、更衣室、ミーティングルーム2室、倉庫3室が設けられた。道場を中心に西側に女子更衣室、東側に男子更衣室を配置。導線を明確にしプライバシーに配慮した。
 12月16日には、道場開きが厳かに執り行われ、小宮一仁学長、前田修作大学事務局長、相川文弘空手部長(工学部教育センター教授)ら大学関係者と日本空手協会の代表、空手部後援会、空手部OB・OG習志野会の会員、牧野樹主将以下の現役部員など総勢約60人が出席。部創設者で昭和31年卒、習志野会最高顧問の高浦英児氏も87歳とは思えない元気な姿を見せた。
 神事は、正面に伊勢神宮から拝領した御札が納められた神棚と日の丸を前にして進められた。横の壁には第7代理事長・川島正次郎氏の『眞實一路』の書の写しが掲げらている。
 参加者代表12人の玉串奉奠など一連の神事の後は、現役部員とOBの合同稽古と記念の演武会、学生審査会。ぴんと張り詰めた空気の新道場に、白の道着に身を包んだ参加者の裂帛の気合が響き渡っていた。
 分厚い杉板の試割では、高浦氏が見事な正拳突きを見せて盛大な拍手を浴びた。
 会場を新習志野キャンパスの食堂棟に移した直会では、昨年8月にアイルランドで開かれた日本空手協会主催の「船越義珍杯第14回世界空手道選手権大会」の一般男子個人組手で準優勝した岡田泰典さん(平成19年卒)が大会報告を行った。
完成した新武道場と、気合が入った初稽古の様子
完成した新武道場と、気合が入った初稽古の様子 完成した新武道場と、気合が入った初稽古の様子
完成した新武道場と、気合が入った初稽古の様子

 

「教育功労者」表彰


福江部長、大平次長、大林課長
 本学の福江聡・就職・進路支援部部長と大平一哉・学生寮事務課次長、大林光次・学生センター担当課長が12月3日、千葉県私学教育振興財団から教育功労者として表彰された。
 福江部長は、平成2年4月に勤務以来、学生課、就職課、就職・進路支援部で常にバイタリティーを発揮して業務を遂行。学生サービスの向上、就職支援の発展に取り組み、本学発展のために貢献した。
 大平次長は、平成2年4月に勤務以来、図書館事務課、産官学融合課、学生センターで迅速的確に業務を遂行。特に平成17年度、産官学融合センターの設立と同時に配属された産官学融合課で、本学教員の研究サポート体制の確立に尽力した。
 大林担当課長は、平成2年4月に勤務以来、熱意を持って芝園事務課、教務課、学務課、学生課で職務を遂行。特に教務課では昼夜開講制の導入や、学部・学科改組などに伴う教育課程変更、教務システムの導入などに携わったほか学生支援にも積極的に取り組み学生指導の改革を進めている。
大林課長 大平次長 福江部長
大林課長 大平次長 福江部長