第68回 津田沼祭
地域と大学をつないで
最多2万6千人が来場
秋の大学祭「第68回津田沼祭」が11月24〜26日(金土日)の3日間、津田沼キャンパスで繰り広げられた。今年のテーマは「Connect〜学生から地域を盛り上げよう〜」。地域の企業や市民、自治会とさらに強くつながることで津田沼祭を充実させたい、と願った。会期中は秋晴れに恵まれ、過去最多・延べ約2万6千人の来場者でにぎわった。
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開会式にチバニーも参加 |
●初日
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開会を宣言する
高嶋実行委員長 |
雨のなか準備した前日とは打って変わって秋晴れに。高嶋祥平実行委員長(機械サイエンス学科3年)の開会宣言でスタート。各種クラブ、サークルの学習成果や練習成果は6号館で発表。音楽系サークルの室内ライブ、芸術系クラブの作品展も顔をそろえた。
4号館前の特設ステージでは、合気道部、よさこいソーラン風神部が華麗な演技、演舞を披露。アカペラサークルのハーモニーが響き、ストリートダンスサークルが迫力あるショーを繰り広げた。
●2日目
イベント広場は、ちびっこ手作り教室やストラックアウトでにぎわった。特設ステージでは軽音楽部が演奏、風神部が演舞を見せた。
学生・市民待望のお笑いLIVEでは、津田沼祭でしか見られない豪華6組の芸人が登場。「フルーツポンチ」「おばたのお兄さん」……と続き「デニス」を最後に、会場を笑いで満たした。
●最終日
ロボットコンテストは今年も参加者、観客で大にぎわい。目玉のLIVE&トークショーは、アニメ「ラブライブ!」の星空凛役で人気の声優・女性タレント・飯田理穂が登場、歌声を聴かせ、ファンたちが酔いしれていた。
祭りの締めくくりはビンゴ大会。1千人分のカードが配られ、豪華商品を前に、数字が読み上げられるたびに観客から歓声が上がった。
親子でも乗れるミニ電車体験(鉄道倶楽部)は連日の行列。キャンパスに並ぶ模擬店は、お好み焼き、やきそば、うどん、豚汁、モツ煮など定番の、がっつり味わえるものに加え、お餅のワッフル、チュロスなどのスイーツ、大人向けアルコールを扱う店も。家族や年配者からも好評だった。
雑貨店は、工業大ならではの学んだ成果が表れたデザインが売り物。手に取ったり、買い求める姿が多く見られた。
過去最多の来場者を迎えた背景には、本学学生たちが地域で行われた各種イベントに積極的に参加してきたこと、ワークショップや体験教室を公民館などで開催し、本学の学術と地域をつなぐ努力をしたことなどが挙げられている。
高嶋実行委員長の話
テーマのとおり、人と人とのつながりで学生側から地域を盛りあげていくことを目指しました。商店街の方々による出店、地元テレビ局の広報、習志野市をテーマにしたイベントなど、さまざまな取り組みの結果、普段から関わりのある地域に貢献する大学祭になったと思います。
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よさこいソーラン風神部の演舞 |
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ロボットコンテストでは応援もにぎやか |
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最終イベントのビンゴ大会には1000人が参加 |
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迫力あるストリートダンス |
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たこ焼き。定番こそが、うまいのだ |
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合気道部の形 |
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同窓会
情報工学科 山口 智
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師走に入り、各所でクリスマスの飾り付けが見られるようになっています。千葉工大のキャンパスのイルミネーションにも明かりが灯り、津田沼駅前の大きなクリスマスツリーも、近隣にはすっかり馴染みのものとなっています。
さて、11月25日に同窓会創立70周年記念大同窓会がありました。最近では、平成卒の若い参加者が増えてきたように思います。少数派とはいえ、懇親会でも若い人の参加が珍しくなくなっています。70年のうちの30年近くが平成であることを考えれば当然かもしれません。しかし、私が同窓会に関わった頃は、参加者のほとんどは大先輩、自分が年をとったことを差し引いても、こんなに若い人を見かけるようになるとは思いもしませんでした。このまま順調に増え続け、やがて平成卒が多数派になる日も来るのでしょうか。そんなことを考えていたら、再来年には平成が終わるというニュースが……在学生の中には、すでに新たな年号に卒業する学生もいます。昭和・平成・新年号の卒業生が集う同窓会が来る日も、そう遠くはないことなのでしょうね。
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四季雑感
未来ロボティクス学科 菊池 耕生
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アカデミアの道に進むことを決めた頃の目標が霞みかける中、なんとかなりそうな目標の一つに「修士全員で国際会議」がある。研究成果はもちろんのこと、開催日程や経済的な面もあり、なかなか実現は難しい。
そんなある年、修士みんなで国際会議に行った。残念ながら論文投稿できなかった学生もいたが、私の目標を知ってか自費で参加してくれた。私のチェアマンの時にホテルのプールで泳いではいたが……これで目標一つ達成。いや、違います。「修士全員国際会議で研究発表」が目標であって、「修士全員で海外へ行く」ではありません。
またある年、韓国から来ている卒研生が帰省するというので、ついて行くことにした。近くて遠い国、韓国。これはいい機会!と思ったら、卒業旅行をどこに行くか決めかねていた学生たちが全員ついて来ることになり、学生の卒業旅行に教員がついて行くという変な構図になった。なにはともあれ、修士全員で海外!いや、これも違います。目標は修士全員国際会議で研究発表です。
研究室の皆さん、来年こそは!
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編集だより
入試広報課 大橋 慶子
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10月から12月は、公私共に怒涛のような日々。2017年を締めくくる冬のオープンキャンパスを終え、今年もあっという間だったとしみじみ。
12月のオープンキャンパスでは、これまでキャンパスアドバイザーの代表としてチームをまとめ、企画・立案に協力してくれた学生達も代替わりとなり、ほんの少し寂しい気分になる。
息子や娘のような年齢の学生たちと、意見を交わし、一つのものを作り上げていく過程で発生するいろいろな出来事は、私にとって何にも変えがたい貴重な時間だ。毎回、何千人もの高校生や保護者を迎える大イベントを、無事終了に導き、毎度無理難題を快く引き受けてくれる学生たちには、言葉では言い尽くせないほど感謝の気持ちでいっぱいだ。
昨年はトリ(年)女のごとく、酉さえ決まればいいなぁなんて能天気な考えでいたが、実際のところ「鳥目か!」と突っ込まれるような体たらく。来年は、自分にしか出来ない何かでNo.1(ワンッ)を目指そうと思う。
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