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2017.4.15

描く未来 2613人


平成29年度 入学式
幕張メッセ・イベントホールで行われた入学式
幕張メッセ・イベントホールで行われた入学式
 平成29年度の千葉工業大学入学式が4月1日、幕張メッセ(千葉市美浜区)イベントホールで行われた。創立75周年を迎える今年度の志願者数は昨年に続き7万人を突破。最先端の科学技術を追究する憧れのキャンパスに、学部・大学院計2613人が希望の一歩を踏み出した。(6、7面に関連記事)
「教養、人格 培いたい」宣誓
新入生代表 古川 怜史さん 在学生代表 宮本 裕紀さん
新入生代表 古川 怜史さん 在学生代表 宮本 裕紀さん
 今年度の新入生は工学部6学科825人、創造工学部3学科460人、先進工学部3学科408人、情報科学部2学科318人、社会システム科学部3学科335人と、大学院生267人(修士課程3研究科253人、博士後期課程3研究科14人)の合わせて2613人。
 小宮一仁学長は式辞で、「世界文化に技術で貢献する」という建学の精神を引き合いに「世界に通用する社会人になるという意識を持って学生生活を送ってほしい」とエール。グローバル化する世界では高度な専門性と教養を兼ね備えたリーダーが求められるとして、学部卒業後の大学院進学を呼びかけた。
 瀬戸熊修理事長は祝辞で、新入生の多くが生まれた1998年を振り返り、コンピューターが急速に普及しインターネットがインフラの一部になった現代と比較。科学技術が超高速で進化するなかで理工系の人材の役割はさらに増すと語り、「専門分野に特化した千葉工大の研究環境で未来に挑戦していこう」と激励した。
 在学生を代表して、宮本裕紀さん(未来ロボティクス学科4年)は「寝食も忘れ熱中できるものを一つ見つけてほしい。自分に誇りを持ち、この道に進んでよかったと証明するために頑張ってください」と歓迎の言葉を贈った。
 新入生を代表し、古川怜史さん(機械工学科)が宣誓。「これからの世界を担う者として自覚を持ち、高度な専門知識や技術だけでなく教養と人格、強い精神力を培っていきたい」と決意を述べた。
 あいにくの花冷えに見舞われたが、閉式後、ロビーでは新入生や保護者を本学公式キャラクターのチバニーがお出迎え。さまざまなポーズで祝福するチバニーに大喜びする新入生の家族もいて、笑顔の輪が広がった。
ガイダンスにも緊張――新入生たち
ガイダンスにも緊張――新入生たち

ねそべりチバニー


飯島さん考案 新ポーズ 誕生日に
 本学公式キャラクター「チバニー」が受験生応援大使として2013年4月1日に誕生して4年、チバニーの新ポーズが、今年の誕生日に決定した。
 新ポーズのアイデアは、チバニーにもっと愛着を、と入試広報部が在学生に募集。数ある応募の中から飯島安恵さん(工学専攻博士後期課程3年、今野将研究室)の「ねそべりチバニー」が選ばれた。飯島さんにはチバニー生みの親・坂崎千春さん(イラストレーター、本学の坂崎春樹名誉教授=元・工業経営学科=のご息女)が描いた新ポーズとサイン入りの色紙が贈られた。
 色紙のチバニーを見て飯島さんは「かわいい」と笑顔。「採用と聞いて驚き、とてもうれしかった。チバニーはしゃべらないので、どうしたらチバニーが考えている様子を伝えられるかな……と思考錯誤しました。先生がモデルになってくれて楽しく作業でき、感謝しています。今後、グッズにも採用されるといいな。坂崎先生直筆の原画、大切に、大切に飾ります」と話した。
坂崎さんの色紙を手に飯島さん
坂崎さんの色紙を手に飯島さん

「AA−」14年連続


本学格付け 高い評価
 格付投資情報センター(R&I)は4月3日、本学の長期債務の信用格付けを「AA−(ダブルエーマイナス)」、格付けの方向性は「安定的」と公表した。AA−は14年連続で「安定的」評価は7年目。
 未来ロボット技術研究センター、惑星探査研究センターや研究成果を広く公開する東京スカイツリータウンキャンパスを持ち、情報発信力が高い▽高等専門学校との協定を増やすなど高専からの志願者も増えている▽学部改編で志願者数を大きく伸ばした昨年度に続き、2017年度入試でも7万人を越える志願者を確保。強い学生募集力が定着しつつある――などが評価された。