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2017.3.15

千葉工大生に企業期待
OB・OG懇に119社


就職活動 本格スタート
油断禁物「準備しっかり」
 会社説明会が3月1日に解禁されて本格的にスタートした就職戦線で、千葉工大生には企業のこれまで以上に熱い視線が注がれている。これに対応して大学も教員と職員が力を合わせた「教職協働」で学生支援に万全の態勢を取っている。今、一番大切なのは「油断するな!」「準備をしっかり、そして動け!」だ。
津田沼キャンパスで開かれたOB・OG懇談会
津田沼キャンパスで開かれたOB・OG懇談会
 2月25日、津田沼キャンパスで昨年12月に続いて2回目のOB・OG懇談会が開かれ、午前の部と午後の部を合わせて119社が参加した。学生側も午前421人、午後424人が参加。会場の2号館大教室と同2階会議室、4号館1階はどこも熱気に包まれていた。
 企業で活躍している本学の卒業生を招いて、就職希望者に有益なアドバイスしてもらうのが趣旨のOB・OG懇談会。この場で最近、実感されるのは「先輩自身が感じている千葉工大に対する企業の期待感」だという。
 「『千葉工大卒は優秀だね』と会社内で言われる先輩が増えている。それが企業の千葉工大生に対する新たな期待につながっている」(就職課スタッフ)
学生たちも真剣な表情
学生たちも真剣な表情
教職協働で大学側支援

 大学側の支援態勢も充実の度を増している。その柱が「教職協働」だ。就職課のスタッフが各学科の教員とミーティングを重ねながら、それぞれの学科に最適な学生支援のためのプログラムを展開するのだ。就職課のスタッフと学生との個別面談でのきめ細かい支援も功を奏している。
 こうした動きの背景には「フェイス・トゥー・フェイスを大切に」という大学トップから発せられた理念がある。教職員と学生、大学と企業の担当者同士の直接交流こそが真の信頼関係を構築して、高い内定率をもたらすという考え方だ。
 実際に現4年生の2月末現在の内定率は、過去に見られなかったほどの数字が出ているという。
 企業の採用意欲は相変わらず高い。とりわけ論理的な思考ができて、コミュニケーションスキルを身に付けた工科系学生への企業の視線は一昨年より昨年、昨年より今年と熱さを増している。
 「それだけに、ここでの油断は禁物。早く準備した学生ほど、早く結果につながる。これは就職活動の変わらぬ真実なのです」と、就職・進路支援部の福江聡部長は話している。

 就職委員会・就職課は3月15、16、17日、今年第1回の合同企業説明会を開催。さらに4月、5月にも開催するほか、随時、個別企業説明会を開く予定。

メテオ観測 臨場体験


惑星探査ゾーンにレプリカ
 東京スカイツリータウンキャンパスのエリアII・惑星探査ゾーンに3月2日、新コンテンツが登場した。国際宇宙ステーション(ISS)米国実験棟デスティニー内の観測窓設備を模したレプリカ=写真=で、現在、ISSの窓越しに流星を観測している本学惑星探査研究センターの超高感度ハイビジョンカメラ「メテオ」が、ISSから地球を見下ろし観測する様子を臨場感抜群の“宇宙飛行士目線”で見ることができる。
 流星や火球(マイナス三等級以上の非常に明るい流星)のほか、地球の夜景や、宇宙から見る雷、オーロラなど、実際に撮影された映像がダイジェスト版で、随時更新される。
 隣接ブースには、ISSから届いた観測データが記録されたハードドライブを展示。作年8月末にスペースXドラゴン補給船9号機で地球に持ち帰られ12月末に千葉工大に届いた。
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