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2015.10.15

本学フォーミュラ本格復帰


▼全日本学生大会に2年連続出場
大会出場を果たした自慢のマシンを前に
大会出場を果たした自慢のマシンを前に
 本学の学生フォーミュラチーム「FCIT Racing Team」が9月1日から5日まで静岡県袋井市の小笠山総合運動公園で開かれた第13回全日本学生フォーミュラ大会(主催・自動車技術会)に2年連続で出場を果たした。
 FCITは2010年まで同大会に4回の出場実績があったが、11年から出場が途絶え、昨年の大会で4年ぶりに復帰。今回の出場で本格的に息を吹き返した。
 学生がチームを組んで企画・設計・製作したフォーミュラスタイルの小型レーシングカーの性能を競うこの大会には、毎年全国の理工系大学がチームを送り込んでいる。今年は韓国、台湾、フィリピン、タイなどの海外勢15チームを含む90チームがエントリーした。
 大会では、走行性能だけでなく、車両コンセプト・設計・コスト審査など、ものづくりの総合力が試される。このため車検に加え、コスト・プレゼンテーション・デザインなどの静的審査に合格したマシンだけが実際の走行競技(動的審査)に進むことができる。
 FCITは今年の大会にリーダーの村上祐貴君(機械サイエンス学科4年)以下18人の学生と、ファカルティーアドバイザー(FA)を務める村越茂・工作センター担当課長の態勢で臨んだ。
 「FCITR―02」と名付けたマシンは、カウルにガラス繊維を樹脂で4層に固めた強化プラスチックを用い、排気量500tのヤマハ発動機製エンジンに、全出場車中2台だけというCVT(無段変速機)を採用している。設計コンセプトは「イージードライブ」と「高ユーザービリティー」。
 残念ながら審査の段階でいくつか問題点を指摘され、走行競技には進めなかったが、「復帰第1戦の昨年に比べれば長足の進歩」(村上君)。
 今年のチームの大部分が2年生で、引き続き残留することもあり、「来年は必ず走行競技に進んで、30位以内を目指します」(16年リーダーの井崎正隆君=機械サイエンス学科2年)と張り切っている。
 FCITの活動は、チームのウェブサイト(http://fcitr079.wix.com/fcit-r)をご覧ください。
車体を裏から点検整備
車体を裏から点検整備

理工学教室 今年も


▼市民と触れ合いの時間
 本学の卒業生・学生有志らが進める「習志野市理工学教室事業」(同教室実行委員会=布川淳委員長<金融・経営リスク科学科卒OB>ら5人=主催)による出前教室が8月27、30日の2日間、習志野市市民プラザ大久保で開かれた。
 催しのタイトルは▽一日放送体験▽ミステリー電子工作▽牛乳でつくるキーホルダー作り――など。理工系らしく工夫を凝らした企画に文化会とCITものづくりチームが協力。夏休み中の親子ら延べ40人が参加した。
 市民に生涯学習の機会を提供し科学技術に触れてもらおう、と学生有志と卒業生らが、市民を交え実行委を組織して平成25年度から開始。昨年度に続き、今年度も習志野市の市民参加型補助金対象事業に採択された(市が6月14日、京成津田沼駅前・サンロード津田沼で公開プレゼンテーションを開き補助対象を決定)。
 “先生”としてイベントに参加した猪飼智美さん(生命環境科学科1年)は「人の前に立って教えることは難しく、うまくいかなかったところもあったが、いい経験が出来たと思う。私自身、作ることや科学の実験が好きなので、モノづくりの楽しさを子どもたちにも感じてもらえたらうれしい」と話した。
理工学教室を楽しむ子どもたち
理工学教室を楽しむ子どもたち

クラブの活動状況


同窓会

同窓会

デザイン科学科 大嶋 辰夫

 我が家に柴犬が来て二年半。時間がある時は家内と一緒に散歩に行く。散歩で気づいたことは、若い世代からお年寄りまで、ご夫婦で楽しそうに散歩している姿が多いことである。最初は挨拶を交わす程度だが、顔見知りとなれば話もする。名前も知らないのに、職業や家族構成を知っている人も多い。同じ目的や趣味を共有している者同士の一体感なのだろうか?
 ならば、同じ大学で過ごした経験は散歩以上の一体感を共有している。先輩後輩、学科を超えた繋がりは何にも勝ると思う。同窓会のイベントに参加したことが無い同窓生は、総会や懇親会に参加して欲しい。大学という共通の話題で学生時代を懐かしみながら同窓生同士楽しい時間が過ごせるはずです。
 最後に・・・我が家の柴犬は、家内の運動不足の解消目的で迎えたが、散歩は近所付き合い、夫婦の会話を増やす良い機会となった。是非、お試しあれ。ところで・・・家内曰く「散歩をすると御飯がおいしい。いくらでも食べられる・・・!?」これから食欲の秋。散歩したからと言って食べ過ぎ注意!

四季雑感

四季雑感

情報ネットワーク学科 熊本 忠彦

 天高く馬肥ゆる秋が訪れた。秋といえば食欲の秋、そしてスポーツの秋。暇を見つけてはテニスに勤しむ我が身には絶好の季節といえる。テニスを始めて22年。本来なら結構な上級者だと主張したいところだが、市民大会でもB級どまり。テニス歴がせいぜい10年程度しかないであろう大学生にも勝てないのは残念な限りだ。
 しかしながら、それも当然の帰結かもしれない。小学生あるいは中学生といった小さい頃からテニスをしている人は、体の使い方が全然違う。ボールに対して実にスムーズにラケットを振る。まるで手で打っているかのようにラケットを使う。やはり小さいうちに体に覚えさせるということが、大事なのだろう。
 学問も同じだ。若いうちにどのくらい脳を鍛えることができたかで、その後の人生が変わってくる。幸いなことに、脳を鍛えるのは20代からでも遅くない。中学、高校と頑張った人もそうでなかった人も、この4年間(+大学院の2年間)を学問に捧げることで、脳を存分に鍛えてほしい。きっと明るい未来がやってくるだろう。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 日本最大級の町おこしイベント「B-1グランプリ」が十和田で開催された。記念すべき第10回目にゴールドグランプリに輝いたのは「熱血!!勝浦タンタンメン船団」。
 千葉県在住であれば、「勝浦タンタン」と言ってピンッと来る人は多いはず。隣町である御宿に住む私にとっても、大好物の勝浦タンタンメンが悲願のグランプリを獲得した事は、地元出身の後輩に朝一で「オメデトウ!」とメールしたほどウキウキな出来事だ。
 勝浦タンタンは、昔から海女さん・漁師さんが寒い海仕事の後に冷えた体を温めるメニューとして定着したもので、味の“要”が醤油ベースのラー油。寒さが増すこれからの季節に、ぜひ、体の芯から温まりに勝浦へ行ってほしい(笑)。
 そんな幸せ気分に浸っていた朝のひとときに、立ち上がった瞬間「グギッ」と体の“要”である腰を痛めてしまった(プチぎっくり!)。普段頑丈なだけに、体の不調は気恥ずかしい。勝浦タンタンだけに“オイシイ”話と笑うしかない。