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2015.4.15

平成27年度 入学式


2578人、真剣に
 桜が見ごろを迎えた4月1日、平成27年度の千葉工業大学入学式が幕張メッセ(千葉市美浜区)イベントホールで行われた=写真。今年度の志願者数は創立以来最多となる約5万3000人を記録。5倍近い競争倍率を突破した新入生は、真新しいスーツに身を包み、晴れやかな笑顔で大学生活のスタートを切った。
 今年度の新入学生は工学部6学科1660人、情報科学部2学科331人、社会システム科学部3学科331人と、大学院生256人(修士課程3研究科244人、博士後期課程3研究科12人)の計2578人。

 小宮一仁学長は式辞で、建学の経緯や教育理念にふれた後、表現することの重要性を訴えた。「アイデアや思いは形にしなければ他人に理解してもらえない。頭の中のイメージを形にして発信する力が、技術力であり表現力です」と語り、語学力や造形力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の習得に努めるよう励ました。
 瀬戸熊修理事長は、超高齢化社会を迎える日本は豊かさを実感できる社会にならなくてはいけないと指摘。その実現には「アイデアと技術力を駆使し、実用へと導く理工系の人材の存在が欠かせない」と述べた。

「常に向上心を」宣誓

 さらに、NASA(アメリカ航空宇宙局)と共同プロジェクトを進める本学の惑星探査研究センターや、独創的な1人乗り電動車両を発表したばかりの未来ロボット技術研究センターの活動を紹介し、「大きな夢を持ち、世界に飛躍してください」と呼びかけた。
 在学生を代表して、岩本早希子さん(デザイン科学科4年)は「能動的に学びさまざまな経験を積むこと、人との出会いを大切にすることを心がけ、充実した大学生活を送ってください」と歓迎の言葉を贈った。
 大学側の激励に応え、新入生代表の塚本魅人さん(機械サイエンス学科)が「社会情勢に対応し人類の進歩に貢献するため、専門知識や技術を身につけ、常に向上心を持ち、仲間と共にこの千葉工業大学で教養と人格を磨いていきます」と力強く宣誓。真摯なまなざしで式に臨んだ新入生を、保護者や本学公式キャラクターのチバニーも見守った。

在学生代表 岩本さん 新入生代表 塚本さん
在学生代表 岩本さん 新入生代表 塚本さん

千葉工大×宇宙兄弟


“夢コラボ”始動!
 自分の夢をカタチにしよう――学生たちを応援し続ける本学が、人気マンガ「宇宙兄弟」とコラボレーション。高等教育機関とマンガ作品というジャンルを超えて、夢に向かって挑戦することの大切さを若者たちに伝える。
 「宇宙兄弟」は数々の漫画賞を受賞した小山宙哉さんが2008年から講談社「モーニング」誌に連載中の人気漫画。夢をかなえ宇宙飛行士になった弟と、挫折から再び宇宙飛行士を目指す兄の、励まし合い、夢を諦めない姿が描かれる。
 本学は惑星探査研究センター(PERC)を有し、JAXAや米NASAと連携して宇宙活動に必要とされる先端的な科学技術を研究・開発するなど、宇宙とかかわりの深い取り組みを数多く展開している。
 宇宙、そして夢を持つことに対する思いのつながりで始動した今回のコラボレーション。第一弾として、2016年4月に改編予定の工学部・創造工学部・先進工学部(※)をPRするプロジェクトで、「Technology+」をテーマに、ポスターや冊子・WEBサイト展開されている。
 ※学部学科名・計画内容は変更の可能性があります。

高い格付け維持


本学は「AA− 安定的」
 格付投資情報センター(R&I)は3月23日、本学の長期債務の信用格付けを「AA−(マイナス)」、格付けの方向性は「安定的」と公表した。AA−は12年連続で「安定的」評価は5年目。
 未来ロボット技術研究センター、惑星探査研究センターの先進的で特色ある研究活動▽入学志願者が毎年増加していること▽2016年度に現・工学部6学科の改組を計画し学部学科規模の適正化を目指している――などを評価。また、退学者抑制や経費見直しで一定の帰属収支差額比率を確保しており、収支・財務は良好と判断された。
 本学「基準に適合」 第三者機関が認定
 千葉工業大学は平成26年度、公益財団法人日本高等教育評価機構による「大学機関別認証評価」を受け、3月10日付で「機構が定める大学評価基準に適合している」と認定された=写真は認定証
 認証評価制度は、平成14年の学校教育法改正で、大学が教育研究などの状況について7年に1度、文部科学大臣の認証を受けた第三者評価機関(認証評価機関)の評価を受けるもの。16年度からすべての国公私立大学が評価を受けるよう義務付けられている。本学は20年度に続き今回が2度目の受審(評価の詳細は本学ホームページをご参照ください)。
認定証