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2015.3.15

アイデアで生活を豊かに


■デザイン科学科 卒展・学外展ひらく
津田沼校舎7号館での卒業研究・制作展
津田沼校舎7号館での卒業研究・制作展
 デザイン科学科で学んだ集大成を見せる「卒業研究・制作展」(展示委員リーダー・安藤碧さん=橋本都子研究室、DM・広報リーダー・長嶋唯さん=長尾徹研究室、同・大貫陽平さん=上野義雪研究室、いずれも同科4年)が2月5、6日の木、金曜日、津田沼校舎7号館で開催された。
 アイデアで生活を豊かにしようとするもの、夢いっぱいの作品――。
 今年の卒展(学内展)は平日開催だったが、学生や教職員、学生たちの作品を楽しみにしていた市民たちが、成果を見て回った。
 広報リーダー・長嶋さんは「“実りある4年間”をキーワードに、ポスターで16研究室の実りを表現しました。学生全員が1年をかけて取り組んできた作品や研究成果を、存分に披露できたと思います。平日なのに多くの方々が見学に来て下さり、感謝しています」と語った。
三つの《びりっ!》
秋葉原では学外展
夢とアイデアいっぱいの作品が並んだ活動報告展(学外展)=秋葉原UDXギャラリーで 夢とアイデアいっぱいの作品が並んだ活動報告展(学外展)=秋葉原UDXギャラリーで 夢とアイデアいっぱいの作品が並んだ活動報告展(学外展)=秋葉原UDXギャラリーで
夢とアイデアいっぱいの作品が並んだ活動報告展(学外展)=秋葉原UDXギャラリーで
 2月14、15日には、研鑽の成果を広く一般の人々にも公開し「千葉工大」への認識を深めてもらおうと、秋葉原UDXギャラリーで「デザイン科学科活動報告展(学外展)」が開かれた。卒業制作の中から選りすぐられた38作品のほか、演習授業と産学協同プロジェクトの成果が展示された。
  秋葉原UDXでは昨年に続き2回目。今年のコンセプトは三つの《びりっ!》。一般の人のデザインに対してのイメージを破り、自分の頭の中だけの世界から飛び出し、自分の殻を破って新しい世界で成長して姿を象徴するという意味が込められている。
  このコンセプトづくりを含めて会場設営を行ったのは1〜3年生の有志スタッフ35人。作業は昨年11月にスタート。《びりっ!》のコンセプトを情報、プロダクト、インテリアの3コースに合わせて表現するグラフィックイメージも全スタッフのコンペで決めた。
  秀作がそろった会場では、「こういう発想は学生ならですね」「これは私のところでも使えるかな!」などのデザイン関係者の感想や、制作した学生に熱心に質問する来場者の姿も見られた。
  学外展の指導と運営に当たった倉斗綾子助教は「卒業研究から学内展、学外展と進んでくるに従って、作品のレベルが見違えるように上がってきます。やはり学生にとって、第三者に見てもらうことは大きな刺激になりますから」と話していた。

今年も森教授と学生たち


■大震災復興へ“花いっぱいIN習志野台”
会場の公園に集まったボランティアの学生たち。前列中央が森教授
会場の公園に集まったボランティアの学生たち。前列中央が森教授
 東日本大震災復興支援「第4回花いっぱいIN習志野台」(「ともにがんばろう東日本」実行委員会主催、本学と旭市、船橋PTA連合会が協力)は3月8日の日曜日、船橋市習志野台の北習志野近隣公園で開かれた。今年も本学から金融・経営リスク科学科の森雅俊教授を中心に学生25人が集まり、準備や運営、後片付けに協力した。
 震災1周年から続けられて4年。会場には被災地宮城・福島・岩手の3県や、被害に遭った九十九里浜北端・旭市の海産物が販売された。ほかに花の苗販売所、近隣商店支援の模擬店、寄付品バザーなどが並び、多くの来場者でにぎわった。
 「本当に助かったよ。ありがとう」――実行委関係者から感謝の言葉をかけられ、参加学生たちは「少しでも力になれて、うれしい。いい経験ができました」と感想を述べていた。