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2014.5.15

神田外語大と連携協定
国際力 アップへ


IT教育実戦英語
 千葉工大の学生は神田外語大において国際社会で通用する実戦的な語学力を身につけ、神田外語大の学生は千葉工大で学んだIT(情報技術)などの知識を生かして、国際人として一層のスキルアップを目指す――。本学と神田外語大学は4月14日、カリキュラムの連携や単位互換科目の拡充など幅広い分野での相乗発展を目指す包括的な連携協定を締結した。これに基づいて早ければ今年度後期から一部カリキュラムでの学生同士の新たな交流が始まることになる。
包括連携協定の締結式で。(左から)神田外語大の酒井学長、佐野理事長、本学の瀬戸熊理事長、小宮学長
包括連携協定の締結式で。
(左から)神田外語大の酒井学長、佐野理事長、本学の瀬戸熊理事長、小宮学長
相乗発展目指す 年度内にも始動
 千葉市美浜区若葉の神田外語大キャンパスで行われた協定締結式には、本学から瀬戸熊修理事長、小宮一仁学長、神田外語大学からは佐野元泰・学校法人佐野学園理事長、酒井邦弥学長らが出席した。
 協定書に調印後、瀬戸熊理事長は「この協定によって、お互いの知財・人材・施設が活用できるようになることは、教育的にも経営的にも有意義であり、すぐさまできることから実行に移していきたい」とあいさつした。
 佐野理事長も「単科大学同士、お互いの強みを生かした理想的な連携ができると期待している。大学間連携の理想的な形を、千葉の地からつくりたい」と応えた。
 また、小宮学長は「私は就任以来、《世界文化に技術で貢献する》という建学の精神の下、国際化・グローバル化を推進し、昨年度は海外5大学と交流協定を締結した。今後は両大学共に、ますます国際化を進めたいと思う」、酒井学長は「両大学は経営者同士の信頼感、お互いを補完しうる教育、距離の近さ、求める人材が共通している――という4つのポジティブな要素で通じ合っている。学生のため、日本のためになる提携を実現したい」と語った。
■互いの強み生かして
 今回の協定締結の背景には、工学系と人文系という教育内容の異なる単科大学が持つそれぞれの“強み”を補完的に提供し合うことによって、お互いの教育内容を相乗的により充実させ、国際社会で活躍する次代の人材育成をともに進めるという狙いがある。
 そこで両大学の実務担当者が相手に対する期待の最初に挙げるのが、「千葉工大のIT教育」と「神田外語大の実戦的英語教育」だ。
 「これからは英語でプレゼンテーションができるというだけでは就職の際、企業は評価してくれない。大切なのはプレゼンテーションの中身であり、ITの知識は大きな武器になる」(神田外語大)
 「国際的に活躍する技術者にとってこれから不可欠の条件は、高度な英語によるプレゼンテーション能力。神田外語大における多様で充実した英語教育カリキュラムに期待している」(本学)
 連携カリキュラムをどのように構成し、単位互換対象科目を拡充していくかは、今後、早急に両校の実務担当者が協議して詰めるが、今年度後期には一部でもスタートさせる予定。このため夏休み前には、その概要が発表されるだろう。
 夏休みなどに、両大学の学生が一緒に授業を受ける短期・集中型のカリキュラム開発の準備もすでに始められている。
 こうした協定の具体化に伴う学生のキャンパス相互往来のためのシャトルバスの運行も計画されている。
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 本学と神田外語大の交流は、すでに学友会の執行部学生同士が定例的に会合をもっているほか、大学祭や体育・文化関係のイベントにお互いの学生が参加するなどの形で行われている。
 そうした参加学生の感想・意見から見えてくる両大学の学生の特質は――。
 ◇千葉工大生 論理的思考、グループワーキングが得意、ITに強い
 ◇神田外語大生 語学能力、高いコミュニケーションスキル、ポジティブシンキング
 これらが混じり合い、新たな生き方に気づく機会を学生諸君に与えることも、この協定の背景にある大きな狙いだ。
■提携の主な内容
・カリキュラムの連携
・単位互換対象科目の拡充
・神田外語大学内にある自立型学習支援施設SACLAなどの千葉工大生の利用
・千葉工大学内にある学習支援センター、コンピュータ演習室などの神田外語大生の利用
・両大学が実施する各種活動への学生参加、協働イベントの開催等
・教員・職員交流
・両大学の研修施設の相互利用
・シャトルバスの運行

本学名誉教授に4氏


高久 洋氏 渡邉 勉氏 鵜澤 惇氏 芳賀 裕氏
高久 洋氏 渡邉 勉氏 鵜澤 惇氏 芳賀 裕氏
 長年にわたって本学で教鞭をとられ、学術の向上に寄与された4氏に、4月23日付で千葉工業大学名誉教授の称号が授与された。
 名誉教授となられたのは元生命環境科学科教授の高久洋氏、建築都市環境学科教授の渡邉勉氏、教育センター教授の鵜澤惇氏、また、電気電子情報工学科教授の故芳賀裕氏(追贈)。
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