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2013.6.15

KidSizeサッカー
ロボカップ国内5連覇


24日から世界戦 オランダで
賞状を手にCIT Brainsのメンバーたち。後列右端は南方准教授、隣は林原教授
賞状を手にCIT Brainsのメンバーたち。後列右端は南方准教授、隣は林原教授
 5月4日から3日間、東京都町田市の玉川学園キャンパスで開かれた「ロボカップ ジャパンオープン2013東京」で、本学CIT BrainsチームがサッカーヒューマノイドリーグのKidSizeで5連覇を達成。決勝では10対0のコールド勝ちで圧倒的な強さを見せつけた。同チームは6月24日からオランダで開かれる世界大会に挑む。
転ぶ相手と、安定性抜群の本学ロボットたち(右側)
転ぶ相手と、安定性抜群の本学ロボットたち(右側)
 CIT Brainsの今年のKidSizeの対戦相手は、いわき明星大学の「いわき☆めいせい」と金沢工業大学夢考房のSiTiK。総当たりの予選1回戦、準決勝と勝ち進み、迎えたSiTiKとの決勝戦。前半(10分)から相手に得点を与えない一方的な試合運びで、後半の約3分を残して10点を挙げコールド勝ちした。
 サッカーヒューマノイドリーグKidSizeは、身長30〜60センチの“自分で考えて動く”自律型二足歩行ロボット3台同士で競技を行う。昨年までは青と黄に色分けされていた双方のゴールの色を同じにするなど、今年はより難易度が高まる中で熱戦が繰り広げられた。
 CIT Brainsが今回投入したKidSizeロボットは新型「Accelite」4台に加え、昨年の大会で活躍した「Dynamo」3台の計7台。相手ゴールの色を見分けなくても、しっかりと、その方向に向かって転ばずに歩き続ける“能力”が勝敗を決めた。
 CIT Brainsは身長90〜120センチのTeenSizeにも「Xega」「Xega2」の2台を出場させたが、他に出場チームがなかったため、2台でサッカーをするデモンストレーションで観客を沸かせた。
 CIT Brainsは6月24日から7月1日までオランダのアインドフォーヘンで開催される「2013世界大会」でも、この2競技に挑む。Kidでは過去2回、決勝で敗れている米国の大学チーム、Teenでは宿敵のドイツチームが立ちはだかる。
 Kidチームのリーダー、前川大輝君は「相手は企業をバックにもつ大チームだが、今年は何としても勝つ。その思いがチームの頑張りの原動力です」。
 また、Teenチームのリーダー、伊藤裕介君は「宿敵のドイツチームには先輩たちが過去1回、勝ったと聞いている。僕たちの代で1位に返り咲くのが目標」と闘志を燃やしている。
競技の合間を縫って調整
競技の合間を縫って調整
■CIT Brainsメンバー(学生はすべて未来ロボティクス学科・専攻)
 【Kidチーム】前川大輝▽大峡達己▽月岡成志▽益子泰一郎▽小俣飛鳥(以上3年)▽宮地真史(4年)▽福田大輝(修士1年)▽入江清(fuRo研究員)▽林原靖男(教授)
 【Teenチーム】伊藤裕介▽秋山尚賢▽泉航平▽大谷亮介▽鈴木康史▽山野陽平(以上3年)▽南方英明(准教授)

スカイツリータウン
キャンパス開設1周年


来場20万人に
 本学の最先端技術や研究成果の発信基地として昨年5月22日にオープンした東京スカイツリータウンキャンパス(東京都墨田区押上=東京スカイツリータウン・ソラマチ8階)が開設1周年を迎え、5月29日(木)には来場者20万人を達成した。
 20万人目となったのは兵庫県加東市立滝野中学校3年、藤井健二君。滝野中の3年生130人は修学旅行でスカイツリーに来ており、藤井君は友人の蛭田君と2人で本学ブースを訪れたという。
 記念品贈呈式では宮川博光常務から、20万人目達成記念のプレートや宇宙飛行士が使用する宇宙ペン、本学オリジナルグッズなどが手渡された=写真左が藤井君。
 館内のアトラクションの説明を受けた藤井君は「修学旅行でまさかの出来事にびっくり。家族にいい土産話になります。ロボット(原発対応機ローズマリー)が人の役に立っていることを知って、すごいと思った。進路は決定してないけど、こういう道もあるかな?と、ちょっと興味を持ちました」と話していた。