5面 |
24年度「CITものづくり」発表会
学生提案 5作品が優秀賞
「無限ピタゴラスイッチ」を作った栗林君(右)と 大谷亮介君(末ロボ2年) |
来場者らの質問にていねいに答える学生たち。 プレゼン能力も採点につながる |
平成24年度「CITものづくり」の成果を集めた作品発表会が3月7日、津田沼校舎の2号館3階大教室で開かれ、学生や教員、一般など約100人が来場して作品を楽しんだ。
24年度は公募型8テーマ、学生提案型29テーマが厳正な審査をパスし、工作室使用などの便宜を受けて1年間制作に励んできた。
発表会では、各作品のデモンストレーションと説明が行われた。
投票の結果、学生提案型の優秀賞には▽1位「無限ピタゴラスイッチ」=責任者・栗林祐太君(未来ロボティクス学科2年)、アドバイザー・富山健教授(同学科)▽2位「理科教室」=責任者・宮内理加さん(生命環境科学科2年)、アドバイザー・杉本卓教授(教育センター社会教室)▽3位「汎用型レーザー投影システム(災害時簡易伝言掲示システム)」=責任者・布川淳君(金融・経営リスク科学科3年)、アドバイザー・竹本篤郎准教授(プロジェクトマネジメント学科)▽4位「薬師寺―東塔―」=責任者・北岡勝敏君(建築都市環境学科3年)、アドバイザー・渡邉勉教授(同学科)▽5位「からくりで動く動物模型の制作」=責任者・浅間隆太郎君(機械サイエンス学科3年)、アドバイザー・植草昌彦助教(同学科)――の5作品が選ばれた(役職・学年は発表会当時)。
「CITものづくり」は、学生たちがものづくりに興味を持ち、アイデアを形にする実行力をつけられるよう21年度から行っている。1〜3年次の学生がグループで参加する(課外活動サークルの場合はサークル外の学生も含める)。
テーマは、学生が発案する「提案型」と、教職員ら学生以外からの「公募型」に分けて募集。採択されたグループには、アドバイザーが付いて支援するほか、支援金を支給、設備・備品などが貸与され、1年間かけて作品を制作する。
25年度の参加グループ募集も、すでに始まっている。
24年度は公募型8テーマ、学生提案型29テーマが厳正な審査をパスし、工作室使用などの便宜を受けて1年間制作に励んできた。
発表会では、各作品のデモンストレーションと説明が行われた。
投票の結果、学生提案型の優秀賞には▽1位「無限ピタゴラスイッチ」=責任者・栗林祐太君(未来ロボティクス学科2年)、アドバイザー・富山健教授(同学科)▽2位「理科教室」=責任者・宮内理加さん(生命環境科学科2年)、アドバイザー・杉本卓教授(教育センター社会教室)▽3位「汎用型レーザー投影システム(災害時簡易伝言掲示システム)」=責任者・布川淳君(金融・経営リスク科学科3年)、アドバイザー・竹本篤郎准教授(プロジェクトマネジメント学科)▽4位「薬師寺―東塔―」=責任者・北岡勝敏君(建築都市環境学科3年)、アドバイザー・渡邉勉教授(同学科)▽5位「からくりで動く動物模型の制作」=責任者・浅間隆太郎君(機械サイエンス学科3年)、アドバイザー・植草昌彦助教(同学科)――の5作品が選ばれた(役職・学年は発表会当時)。
「CITものづくり」は、学生たちがものづくりに興味を持ち、アイデアを形にする実行力をつけられるよう21年度から行っている。1〜3年次の学生がグループで参加する(課外活動サークルの場合はサークル外の学生も含める)。
テーマは、学生が発案する「提案型」と、教職員ら学生以外からの「公募型」に分けて募集。採択されたグループには、アドバイザーが付いて支援するほか、支援金を支給、設備・備品などが貸与され、1年間かけて作品を制作する。
25年度の参加グループ募集も、すでに始まっている。
主な受賞作品
■1位「無限ピタゴラスイッチ」
永久に水が流れ続ける“エッシャーの滝”のような装置を作ることを目標とした。エネルギーは減衰していくが、エネルギーを別の形で補えばいつまでも動き回る。
補う力に電気を使って“無限”装置を作ってみた。
■2位「理科教室」
子どもたちに科学に興味を持ってもらうために、科学実験プログラムをつくった。また、簡単な道具や装置やモデルを作ってもらったり、実験などを行った。
■3位「汎用型レーザー投影システム(災害時簡易伝言掲示システム)」
22年度から製作してきたプロジェクターは、低コストで耐久性の高い投影システムが実現、コンサートやイベントなどで使える商品レベルの完成度となった。
演出力を高めるため、スモーク発生機なども製作した。
本学7人、研究報告
音響フォーラム開く
第6回CIT音響フォーラム(代表=陶良・電気電子情報工学科教授)が3月2日、津田沼校舎6号館5階の教室に約70人が参加して開かれた=写真。
本学では音響学専攻の研究者が研究組織を構成し、2005〜10年度「快適音環境の創生」(文科省・学術フロンティア推進事業)、11〜12年度「公共空間における安全確保のための音響情報伝達に関する研究」(科研・基盤研究A)を進めてきた。
今回のフォーラムは、科研助成研究が最終年度を終えるにあたり、得られた知見を紹介、討論するために開かれた。
フォーラムでは小宮一仁学長があいさつ、橘秀樹・本学附属総合研究所教授の趣旨説明の後、情報科学部教授ら5人、工学専攻教授2人、連携研究者として東大生産技術研究所の横山栄助教が研究成果を報告。最後に橘教授の司会で総合討論が行われた。
発表者とテーマは以下のとおり。
▽木幡稔・情報ネットワーク学科教授「合成音声を利用した公共空間におけるアナウンス音声の明瞭度改善に関する研究」▽世木秀明・情報工学科准教授「理解しやすく聞き取りやすい公共放送文に関する検討」▽柳川博文・情報ネットワーク学科教授「残響下における避難誘導を意図したサイン音の研究および音声の拡声に関する一検討」▽矢野博夫・情報工学科教授「指向性スピーカシステムによるアナウンス放送の明瞭性の改善」▽横山栄・東大生産技術研究所助教「公共空間における拡声放送の了解性に関する実験的研究」▽佐藤史明・建築都市環境学科教授「広域放送の明瞭性確保のための一連の研究―野外音場の予測・測定・可聴化―」▽飯田一博・電気電子情報工学科教授「音響情報伝達性能評価のためのバイノーラル音場再生システム―頭部伝達関数の個人適応による高精度化―」▽山崎治・情報ネットワーク学科准教授「公共空間での避難方向の判断における視聴覚相互作用」
本学では音響学専攻の研究者が研究組織を構成し、2005〜10年度「快適音環境の創生」(文科省・学術フロンティア推進事業)、11〜12年度「公共空間における安全確保のための音響情報伝達に関する研究」(科研・基盤研究A)を進めてきた。
今回のフォーラムは、科研助成研究が最終年度を終えるにあたり、得られた知見を紹介、討論するために開かれた。
フォーラムでは小宮一仁学長があいさつ、橘秀樹・本学附属総合研究所教授の趣旨説明の後、情報科学部教授ら5人、工学専攻教授2人、連携研究者として東大生産技術研究所の横山栄助教が研究成果を報告。最後に橘教授の司会で総合討論が行われた。
発表者とテーマは以下のとおり。
▽木幡稔・情報ネットワーク学科教授「合成音声を利用した公共空間におけるアナウンス音声の明瞭度改善に関する研究」▽世木秀明・情報工学科准教授「理解しやすく聞き取りやすい公共放送文に関する検討」▽柳川博文・情報ネットワーク学科教授「残響下における避難誘導を意図したサイン音の研究および音声の拡声に関する一検討」▽矢野博夫・情報工学科教授「指向性スピーカシステムによるアナウンス放送の明瞭性の改善」▽横山栄・東大生産技術研究所助教「公共空間における拡声放送の了解性に関する実験的研究」▽佐藤史明・建築都市環境学科教授「広域放送の明瞭性確保のための一連の研究―野外音場の予測・測定・可聴化―」▽飯田一博・電気電子情報工学科教授「音響情報伝達性能評価のためのバイノーラル音場再生システム―頭部伝達関数の個人適応による高精度化―」▽山崎治・情報ネットワーク学科准教授「公共空間での避難方向の判断における視聴覚相互作用」
習志野市みんなの消費生活展
金融・越山研が展示
食品の放射線リスクなど
食品の放射線リスクなど
越山教授と参加したゼミ生たち |
越山健彦金融・経営リスク科学科教授の研究室は、今年も「習志野市みんなの消費生活展」(2月16、17日の土日曜日、モリシア津田沼1階センターコートと2階特設会場で開催)に参加した。
安全・安心な消費生活のために市民に情報を提供しようと習志野市と実行委員会が毎年開催。45回目の今年も食品や製品の安全、防犯などの展示コーナー、起震車による地震体験コーナー、リサイクル品を再生する実演コーナーなどでにぎわった。
越山研究室は展示コーナーに「身のまわりの安全問題」と題して▽子ども用品・運動用品の安全▽食品の放射線によるリスク▽欠陥住宅トラブルのリスク回避――などをポスター発表。製品サンプルを使って越山教授と研究室の長澤潤君(3年)、山田真士君(2年)、鈴木裕太君(同)ら学生10人が市民の質問に答えた。
安全・安心な消費生活のために市民に情報を提供しようと習志野市と実行委員会が毎年開催。45回目の今年も食品や製品の安全、防犯などの展示コーナー、起震車による地震体験コーナー、リサイクル品を再生する実演コーナーなどでにぎわった。
越山研究室は展示コーナーに「身のまわりの安全問題」と題して▽子ども用品・運動用品の安全▽食品の放射線によるリスク▽欠陥住宅トラブルのリスク回避――などをポスター発表。製品サンプルを使って越山教授と研究室の長澤潤君(3年)、山田真士君(2年)、鈴木裕太君(同)ら学生10人が市民の質問に答えた。