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2013.4.15

平成25年度入学式


希望を胸に2535人
 新入生を待つ新習志野キャンパスの桜は満開、春らしい陽気の4月1日、千葉工業大学の平成25年度入学式が幕張メッセ(千葉市美浜区)イベントホールで行われた。会場には多くの父母らが詰め掛け=写真下、新入生の門出を祝福した。
緊張の表情で式辞を聴く新入生たち 桜に迎えられて
緊張の表情で式辞を聴く新入生たち 桜に迎えられて
「誠心誠意励みます」宣誓
 今年度新たに入学したのは工学部6学科1674人、情報科学部2学科323人、社会システム科学部3学科327人と、大学院生211人(修士課程3研究科200人、博士後期課程3研究科11人)の計2535人。
 小宮一仁学長は式辞で、建学の経緯や理念、世界視野に立った展望を語るとともに、本学が日本で最長の歴史を有する私立工業大学であることから「諸君はこれから建学の精神と、その継承の歴史を担うことになる。誇りと責任を胸に刻んで、悔いのない大学生活を送ってほしい」と呼びかけた=6面に詳報。
 次に祝辞に立った瀬戸熊修理事長は「手のひらに『夢』という字を書いてみてください」と語りかけ、本学の創立者・小原國芳先生が、若者に一つでも多く夢を持ってほしいとの願いから、タの点を一画多く書き記したエピソードを披露した。そして「早い段階で“夢”を持ってほしい。その夢を実現させるには仲間も必要。多くの友達と出会って切磋琢磨してください」と励ました=7面に詳報。
 大学側の歓迎の言葉を受けて、新入生代表・本田拓也君(建築都市環境学科)が「これから次代を担うものの1人として、自覚と誇りをもち、誠心誠意、勉学に励みます」と宣誓した。
 本田君は福島で高校1年の時に、東日本大震災を経験。当時の恐怖と、その後、日本全国、また世界各国から温かい支援を受けたことを話し「感謝の気持ちを忘れず、美しい日本の再生に貢献したい」と誓った。
 迎える在学生代表・富林ありささん(金融・経営リスク科学科4年)は「大学生活ほど、自分が打ち込みたいことに時間を費やせる時はありません。何か目標を持って学生生活を送って下さい。そして、出会いを大切にしてください。先生や先輩、友人との絆は、皆さんの宝となるはずです。皆さんも周囲の人の力になってほしい」と、期待と歓迎の言葉を述べた。
 最後に、吹奏楽部の演奏とともに千種寮生有志が、千葉工業大学校歌を力強い歌声で斉唱し、式を終了した。
新入生代表の本田君 在学生代表・富林さん
新入生代表の本田君 在学生代表・富林さん

「チバニー」誕生!


受験生応援大使
 本学は4月1日、JR東日本Suica(スイカ)のペンギンで知られるキャラクターデザインの第一人者・坂崎千春さんによる、受験生応援キャラクター「チバニー」を公開した。
 ウサギがモチーフで、基本色はオフホワイト=下=だが、本学11学科別に日本の伝統色を使って11種類のカラーバリエーションも用意した。
 入試広報のキャラクターとして、オープンキャンパスや入学案内などで受験生に向け応援メッセージを発信。現在は4ポーズだが、イベントごとにポーズを増やしていく。
 
坂崎千春さん
千葉県市川市出身の絵本作家・イラストレーター。Suicaのペンギンのほか、ダイハツCMの「カクカクシカジカ」、千葉県のマスコット「チーバくん」など多くのヒット作を生んでいる。本学の坂崎春樹名誉教授(元・工業経営学科)のご息女。
※チバニーには使用規定があります。使用を希望するときは必ず入試広報課にお問い合わせください。

「AA−安定的」


本学格付け 高評価維持
 格付投資情報センター(R&I)は3月15日、本学の長期債務の信用格付けを「AA−(マイナス)」、格付けの方向性は「安定的」と公表した。AA−は10年連続で「安定的」評価は3年目。
 昨年5月の東京スカイツリータウンキャンパス開設、福島第一原発に投入予定のロボット「ローズマリー」や、再開発を終えたキャンパスなどが受験生の関心を引き、入学志願者は昨年度に続き増加。新学長の下で留年・退学者の抑制や教育支援などの学生対応をよりきめ細かくする方針を打ち出した。償却負担は増えているが、依然として帰属収支差額比率は高く、今後も一定の帰属収支差額は維持できる見通しで、帰属収支差額比率が高く(自己資金が充実)、財務は良好と判断された。