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2012.12.15

「つなげる歴史」 第63回津田沼祭


1万2千人が来場
 秋恒例の「第63回津田沼祭(大学祭)」が11月23〜25日(祝・土・日)の3日間、津田沼キャンパスで、にぎやかに開催された。
 今年のテーマは「つなげる歴史」――。
緑化進む構内、交流の輪
「よさこいソーラン風神」のエネルギッシュな舞い
「よさこいソーラン風神」のエネルギッシュな舞い
 テーマは、70周年を迎えた本学にちなんだ。この70年間、多くの学生たちが学び、励まし合い、青春の一時期を共有してきた。長い大学史上、1人1人の在籍期間は短いかも知れないが、一瞬一瞬の積み重ねで千葉工大史を実のあるものにし、未来につなげていけたら……と、実行委員たちの熱い想いが込められた。
 津田沼キャンパスの旧本館や部室棟の跡地には、歩車道整備や庭園造成などの緑化が進む。装い新たな構内で、お祭り風景も昨年とは一味違うものとなった。
 実行委員(濱田健太委員長=金融経営リスク科学科3年)らは、半年余り前から準備してきた。
 正門にアーチを飾り、23日午前9時半開会。初日は雨でスタートした。
 6号館を中心に各クラブ・サークルの研究成果を発表。恒例のロボットコンテストや気軽に参加できるストライキングゲームなどでにぎわった。
 初日最大の見どころは「お笑いライブ」。4号館前に設けられたステージに、アームストロングや若井おさむ、ラフ・コントロール、マキシマムパーパーサムらが次々登場し、キャンパス内に笑いがあふれた。
 24日は参加型「手作りカレンダー教室」に親子連れが詰めかけた。前日、雨で中止となった「よさこいソーラン風神」が登場。エネルギッシュな舞いに観衆が足を止め、終盤では来場者たちを巻き込み一体となってよさこいを楽しんだ。
 秋晴れに恵まれた最終日、新2号棟前のイベント広場で少林寺拳法部、躰道部、よさこいソーラン風神が演武を展開。“大学祭の華”プロコンサートも開かれた。ステージに登場したのは「コトリンゴ」。巧みなピアノ演奏、柔らかな歌声が響き、浮遊感に満ちたポップワールドが会場いっぱいに広がった。
 3日間を通じてスタンプラリーや麻雀名人戦なども行われ、来場者らと交流、ミニ電車の無料乗車が子どもたちを喜ばせた。模擬店30店余が並び、定番のお好み焼きややきそば、うどん、豚汁などをふるまった。デザイン科学科がデザインした新「千葉みやげ」も人気を呼んだ。
 津田沼祭を訪れた来場者は3日間で延べ1万2200人。学生たちの研究成果を見、体験して回り、思い思いに千葉工業大学を楽しんだ。
 大学祭に合わせ施工してきた巨大クリスマスツリーが点灯すると「きれい!すごい!」と歓声が上がった。
 濱田実行委員長は「今年から学友会執行委員会と合併しての学祭運営となり、多人数で協力し合いました。初日の雨が少し残念。来場者がさらに増えるよう考えていきたい。関係教職員の皆さんには感謝しています」と振り返った。
濱田実行委員長が開会宣言
濱田実行委員長が開会宣言
カレンダー作りを楽しむ親子たち 毎年大好評のお笑いライブ
カレンダー作りを楽しむ親子たち 毎年大好評のお笑いライブ
吹奏楽部の見事な演奏 接戦!ロボットコンテスト お好み焼きが大繁盛
吹奏楽部の見事な演奏 接戦!ロボットコンテスト お好み焼きが大繁盛
寒さを吹き飛ばし演武
寒さを吹き飛ばし演武

巨大ツリーが出現


 津田沼キャンパス新2号棟正面広場、部室棟跡地に立つヒマラヤ杉(高さ約25メートル)がイルミネーションで飾られ、11月21日から巨大クリスマスツリーが出現した=写真。来年2月中旬まで毎日午後4時半〜午前0時に自動点灯する。
 津田沼祭開催に合わせJR総武線「津田沼駅」玄関口の立地を生かして、学生・教職員のほか習志野市民や沿線乗客にも楽しんでもらおうと企画した。
 クレーン車2台を使い、LEDの白色電球1万球、赤・緑色5千球(100球×50個)を飾り付けた。沿線側フェンス30メートルにもLED900個のライン9本を取り付けた。消費電力1000W余は太陽光発電で賄う。
 根元まで白銀のツリーに赤、緑の星々がきらめいて、年末年始の忙しい人々の心を癒やす。