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2012.9.15

柔道部が初優勝!
全日本理工科学生大会


決勝戦 慶大を3−2で
優勝旗を掲げ雄たけびを上げる柔道部員たち
優勝旗を掲げ雄たけびを上げる柔道部員たち
 本学柔道部(西村俊朗主将=金融・経営リスク科学科4年=以下18人)が第53回全日本理工科学生柔道優勝大会(6月24日・講道館=全日本理工科学生柔道連盟主催、文部科学省など後援)で見事、初優勝し、文部科学大臣杯を獲得。西村主将と、落合一樹副将(電気電子情報工学科4年)が、優秀選手賞を受賞した。
 大会は29大学によるトーナメント方式で行われた。柔道部は今大会を目標に厳しい稽古を積み、試合2カ月前に校内試合で出場選手を決定。さらに気迫のこもった稽古を続けてきた。
 ▽出場7選手(補欠を含む)=西村主将、落合副将、松村匠馬選手(建築都市環境学科2年)、山口達彦選手(生命環境科学科2年)、近藤仁紀選手(プロジェクトマネジメント学科1年)、倉知真彦選手(電気電子情報工学科2年)、松崎達朗選手(建築都市環境学科1年)
 試合当日――。初戦の相手は工学院大。4―1と難なく破って1回戦を突破。
 2回戦は柔道の名門・東海大の理工学部。苦戦が続いたが、3―1で勝利。
 3回戦は、昨年3位の東京理科大(1部)と。一筋縄では行かない相手だったが、本学チームは勢いに乗り、2―2の内容で勝った。
 準決勝は日本大生産工学部と。手強い選手がおり優勝経験が何度もある。厳しい勝負になったが、相手のポイントゲッターを引き分けに抑えることができ、2―2の内容で勝ち、決勝に進出。
 そして決勝戦。昨年度準優勝した慶応大理工学部と対戦。本学が昨年3回戦で敗れた相手だ。
 先鋒戦は、松村選手が大外刈りで相手を秒殺、チームに勢いをつけた。次鋒戦は山口選手が相手エースに負け、勝ち星は五分五分に。
 しかし、中堅戦で西村主将が相手を払い腰で秒殺し、優勝に王手をかけた。副将戦は落合副将が、逃げ回る相手になかなかポイントを取らせてもらえなかったが、終盤、得意の寝技に持ち込み、押さえ込んで一本勝ち。この時点で本学の優勝が決まった。
 大将戦は近藤選手が惜しくも相手に投げられてしまったが、トータル3―2の成績だった。
 表彰式で、西村主将と落合副将は優秀選手に選ばれると、共に喜びの涙を流していた。部員たちに胴上げされて、手を広げた体を宙に舞わせた。
 西村主将の話 初優勝できたのは、監督や周囲の方々の支えがあってこそだと思います。内容を見れば、2回戦から決勝までギリギリでしたが、ギリギリの場面でこそ、本学チームは底力が出るのだと思います。まだ、課題はたくさんありますが一つ一つこなし精進していきたいと思います。
 今井学監督(津田沼学生課)の話 学生が日々「休まず」「継続して」「躍起」になって稽古した賜物です。柔道に精進することで、物事に一生懸命取り組む重要さを理解し普段の生活に生かせれば幸い、という考え方のもと、日々指導しています。今後共ご声援ください。

林原研ロボ“全国制覇”


知能ロボコン チャレンジコース
(左から)上原君、下條君、高橋君
  (左から)上原君、下條君、高橋君
 昨年、習志野市で開催された大会で優勝した未来ロボティクス学科・林原靖男研究室の下條和真君、上原健太君、高橋正臣君ら3人(4年生)のチーム「Eternal Force Blizzard」のロボットが、第24回知能ロボットコンテスト2012(6月16〜17日、仙台市科学館=同市青葉区)のチャレンジコースで“全国制覇”した。
 知能ロボットコンテストは、自律ロボットが、競技台上に散らばった3色の多数のボールを、時間内に同色ゴールに入れ、1次、2次予選と決勝で得点を競う。チャレンジコースと、空き缶なども混ぜたテクニカルコースの2競技があり、今回はチャレンジコースに出場した。
 下條君らのロボットは「ソニックスクランブル」。昨年12月の「先端ものづくりチャレンジ2011イン習志野」(本学津田沼キャンパス)で最優秀賞を獲得した。下條君がチームリーダーを務め、ソフトウエアを担当、高橋君は電子回路を考え、上原君は機体をデザインし製作した。
 シンプルな設計を心掛け、直径30センチ、対向二輪駆動で、台上コースラインを読みとって移動。フルカラーLEDや音声ICを使って、青ボールを取ったら青色=写真上、赤ボールなら赤色にロボットが光る、魅せるロボットも目指している。
 動きを確実にするため、その後も試走を繰り返し、改良調整を重ねてきた。
 67機出場の1次予選、21機の2次予選を通過。9機進出の決勝戦へ。2次予選と決勝戦では、審査員が▽個性を発揮するパフォーマンス性▽新技術などチャレンジ性▽芸術性▽スピード感――なども判定するが、競技点で50点満点。審査点も50点中39点の最高点を獲得、優勝が決まった。
 下條君は「週1回ミーティングし、チームが結束した結果で、本当に良かったと思います」。上原君も「自分たちが作ったロボットが良い評価を得られ、とてもうれしい」。高橋君は「大会数日前、回路にトラブルが起き、直前まで対応に追われました。でも、大会では終始安定して動作し、満足しています。ここで身に付けた技術や経験を糧に、さらに前進したい」とコメントした。

自動車部が団体5位


全日本学生ダートトライアル
疾走する本学の車と自動車部の面々 疾走する本学の車と自動車部の面々
疾走する本学の車と自動車部の面々
 本学自動車部(加藤強士主将=機械サイエンス学科2年)が8月5日、テクニックステージタカタ・サーキット(広島県安芸高田市)で開かれた平成24年度全日本学生ダートトライアル選手権大会で団体5位に入賞した。
 ダートトライアル選手権は、未舗装コースを自分たちが作った車で走り抜ける競技。男女個人、団体戦があり、団体戦は1チーム3人が悪路を2本ずつ走り、速い方のタイムを総合して他チームと競う。3人合わせたタイムが、他チームとわずか1秒でも違えば、順位がいくつも変動してしまう過酷な競技だ。
 出場したのは、加藤主将と多門寛晃君(電気電子情報工学科2年)、三原明大君(機械サイエンス学科3年)の3人。7月1日の全関東学生ダートトライアル選手権で団体3位に入賞し全日本出場を決めていた。
 近年は自動車ブームの衰退や活動資金難で、参加校が減る傾向にあるが、加藤主将らは、少資金でいかに強豪校と渡り合うか、知恵を絞って練習に励んできたという。ぜひ優勝を、と挑んだ舞台だったが結果は参加36大学中、5位に終わった。男子団体優勝は中央大自動車部だった。
 選手の1人、多門君は「今回分かった精神的、技術的な課題を克服して、来年こそは優勝したい」と語った。