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2010.5.15

オープンキャンパスのプレゼントバッグ


本学生からデザイン募集
浅野さん(修士1年)が選ばれる
普段から仲の良い松尾さん(左)と浅野さん
普段から仲の良い松尾さん(左)と浅野さん
 本学が開催しているオープンキャンパスでは、毎回、来場者へのプレゼントとして、オリジナルの不織布バッグと資料をセットで配布している。
 これまで、趣向をこらしたバッグのデザインはプロに依頼していたが、今年度は本学デザイン科学科の学生から募集、その結果、学生ならではのユニークなデザインが集まった。最終選考に残ったのは浅野達哉さん、松尾治樹さん(2人とも大学院デザイン専攻修士1年)の2作品で、最終的に浅野さんのデザイン起用が決定した。
 浅野さんは「通学のアクセスの良さをアピールしたかった。路線図を分かりやすく、かつシンプルにまとめるのに苦労した。選考に残れるとは思っていなかったので嬉しいです」と笑顔で話していた。
 6月20日のオープンキャンパスで、約2000人がこのバッグを手にすることになる。
松尾さんの作品 浅野さんの作品
松尾さんの作品 浅野さんの作品

新入生にオリエンテーション


学科により特色
未来ロボティクス学科のオリエンテーション風景
未来ロボティクス学科のオリエンテーション風景
 本学では、新入生に対して、グループ学習の方法を実体験し、仲間や教員との親睦を深めるために新入生オリエンテーションを行っている。
 オリエンテーションの実施内容は学科によって特色があり、学科紹介・個別面談などのベーシックなものから、社会施設・工場の見学や現地調査などを通して、学習の方向や方法を体得するものまでさまざま。同時に、親睦会などを実施する学科も多い。
 例えば未来ロボティクス学科ではグループごとのテーマ(サブテーマ)に基づいて東京ディズニーランド(TDL)で調査研究を実施する。その結果、TDLではあらゆる場所にロボティクス技術が溢れていることに気づかされる。こうしたプロジェクト学習により、チーム意識の向上やプレゼンテーション能力、問題解決能力の向上を図ることも狙いだ。

新年度に当たって  学生3会長が抱負


好奇心が成長を育む
澤田 哲 学友会会長 澤田 哲
(デザイン科学科4年)
 私は学友会執行委員会に所属しています。学友会は千葉工大の学生全員が入っている組織で、その中で学生生活を豊かにしようと集まっているのが執行委員会です。中学校や高校で言えば生徒会のような団体だと思ってください。
 その活動は、学生の意見を大学側に伝える厚生面の仕事をはじめ、広報誌の制作・発行、大学を盛り上げる学内イベントの企画・運営、他大学の学生自治会との情報交換を行う渉外などです。
 私が執行委員会に入ろうと決心したのは入学4日後です。任された仕事は過去に事例が無いことが多く挑戦の連続でしたが、納得のできる形になった時の喜びは言葉にできないほどでした。
 入学直後の好奇心、決心が、私を大きく成長させてくれました。
 好奇心を行動に移す際には、理屈でなく直感に素直になればいいと思います。
 みんなの学生生活をより充実した楽しいものにしていきます。学友会執行委員会や津田沼祭実行委員会、サークルに大いに参加しましょう。
見えない存在の大切さ
牛場大智 体育会会長 牛場大智
(未来ロボティクス学科4年)
 現在、体育会には34団体の部活動が所属しています。体育会本部は、部活動が円滑に進むように施設の貸し出しから備品の貸し出しまで支援しています。しかし体育会本部というものは、各部の主将などにしか知られていない存在ではないかと思います。
 一般社会で考えるとどうでしょう。オリンピックを例に挙げてみると、各部員と本部役員との関係は選手とスタッフとの関係と同じと言えるのではないでしょうか。
 選手は4年に一度の大舞台に挑むまで、各大会で結果を残します。メディアでは選手ばかり目立ちますが、選手が輝く舞台を設営しているのは、スタッフなのです。
 ところでスタッフは、メディアに取り上げられたくて活動しているのではありません。オリンピックに選手と一緒に参加し、共に喜びを分かち合いたいためにがんばるのです。
 選手のメダルは、スタッフを含む全員の夢と希望なのです。
 私たち本部は、スタッフです。その“目に見えない”支援は、部活動を行う学生の夢や希望として返ってきます。
 これが私たちへの“見えない支援”です。これからも、見えないけれど大切な存在でありたいと思います。
サークルで友増やそう
渋谷孝之 文化会会長 渋谷孝之
(電気電子情報工学科4年)
 文化会には現在、34のサークルが所属しており電気、電子、機械、ロボット製作などの技術系、音楽演奏、グラフィック制作、写真、美術などの芸術系等が特色を生かし活動しています。
 また、サークルを統括し、大学との橋渡しを行う常任委員会と文化の祭典を企画・運営する文化の祭典実行委員会という組織があり、それらを全て総称して文化会といいます。
 サークルに入ることによって友人が増え、毎日の学生生活が充実するだけではなく、先輩や後輩と一緒に団体行動をすることで、コミュニケーション能力など将来、社会に出てからも役に立つ力を身に付けることができます。
 今、新入生のサークルへの入部率が減少しつつあります。本学を盛り上げていくために、優秀な成績を収めたサークルを祝勝するなど、文化会として工夫し、実行していきたいと思います。
 6月6日(日)に津田沼校舎で開く文化の祭典にぜひお越しください。

出版


基礎から応用まで 図表で理解
山口達明名誉教授 柴田充弘教授 本保元次郎教授
山口達明名誉教授 柴田充弘教授 本保元次郎教授
橋本和明教授 小林憲司教授  
橋本和明教授 小林憲司教授  
 環境に配慮した材料(Environment‐Conscious materials)の重要性が高まる中、三共出版(株)より「E‐コンシャス 材料科学シリーズ」として「高分子材料」、「金属材料」、「セラミックス材料」の3冊が出版された。それら3大工業材料に共通した内容として、材料と人類のかかわり、材料の基本物性について本学の山口達明名誉教授が執筆している。
 「高分子材料」の本論は柴田充弘教授(生命環境科学科)、「金属材料」の本論は本保元次郎教授(機械サイエンス学科)が執筆。また「セラミックス材料」については固体化学の基礎を小林憲司教授(教育センター)、本論を橋本和明教授(生命環境科学科)が執筆している。
 いずれの書籍も大学2年生から3年生程度を対象として、それぞれの材料の基礎から応用までを半期で学ぶのに適した教科書となっている。
 内容の特徴としては、共通部分で工業材料におけるそれぞれの材料の位置付けが把握しやすいこと、材料の環境への配慮について重点が置かれていること、それぞれの材料のおもしろさや将来の可能性を理解できるように最近のトピックスをコラムとして多く紹介していることなどを挙げることができる。
 また、活字離れといわれる若い世代の学生が、なるべく効率的に内容を理解できることを期待して、見開きで図表のページを見ながら、本文を読んでいけるように配置されているのも体裁上の特徴となっている。
E‐コンシャス材料科学シリーズ
E‐コンシャス金属材料 E‐コンシャス高分子材料 E‐コンシャスセラミックス材料
E‐コンシャス金属材料 E‐コンシャス高分子材料 E‐コンシャスセラミックス材料
著者= 本保元次郎、山口達明
発行= 三共出版株式会社
価格= 1995円(税別1900円)
著者= 柴田充弘、山口達明
発行= 三共出版株式会社
価格= 2100円(税別2000円)
著者= 橋本和明、小林憲司、山口達明
発行= 三共出版株式会社
価格= 2415円(税別2300円)