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2009.10.15

全日本学生フォーミュラ
本学チーム 全競技完走


“ものづくり総合力”を競う
疾走する本学のフォーミュラカー 健闘した本学チームのメンバー
疾走する本学のフォーミュラカー 健闘した本学チームのメンバー
 学生自身が構想・設計・製作した小型レーシングカーで「ものづくり総合力」を競う第7回全日本学生フォーミュラ大会(社団法人・自動車技術会主催)が9月9〜12日、静岡県掛川市、袋井市にまたがる小笠山総合運動公園(エコパ)で開かれ、本学チームは全競技に完走するなど大健闘をみせた。
 学生フォーミュラ大会は、学生自身が車両の構想・設計・コストから走行・燃費性能まで「ものづくりの総合力」を競い、これを産学官で支援して自動車技術・産業の発展・振興に資する人材を育成するのが狙いで、学生の「ものづくり育成の場」という教育的効果が期待されている。
 本学の参加は第4、5回大会に続き今年で3回目。昨年の第6回大会はチーム体制の見直しにより参加を見送った。今回は、機械サイエンス学科の金沢研究室(金沢憲一教授)を中心に、金沢教授がファカルティアドバイザ(FA)、工学研究科修士2年の小山和紀さんがキャプテンになり総勢19人のメンバーでチームを構成した。
 大会には大学、短大、高専など80チームのエントリーがあり、大会前の提出書類で選考され66チームが本大会に参加した。競技は車検、静的審査、動的審査などからなり、静的審査はデザイン、コスト、プレゼンテーション。動的審査は車両の性能を競うアクセラレーション、スキッドパッド、オートクロス、エンデュランス・燃費で構成される。
 本学チームは、旋回性能の追求、ドライバビリティの向上をコンセプトに、高い基本性能を持ち、運転しやすい車両を設計。国内初のスノーモービルエンジンを搭載し、上位進出を目指した。結果は、全競技完走という最大目標を見事達成、総合24位と大健闘を見せた。
 大会終了後、小山キャプテンは「みんな、よく頑張ってくれたと思う。最初はどうなるかと思ったが、ミーティングを重ね、チームを一方向にまとめることが出来た。全競技完走することが出来、ようやくスタートラインに立てたという感じです。今年、全競技を完走できる車両が作れたので、後輩には、これをベースに新車両作りをしてほしい」と来年に期待していた。
ダート、ジムカーナ
それぞれ12、13位に
ダート走行の本学車両
ダート走行の本学車両
 平成21年度全日本学生ダートトライアル選手権大会が8月9日、広島県安芸高田市のテクニックステージタカタで開かれ、全国から26の大学チームが参加した。
 未舗装路に設定されたコースを、各チーム3人の選手がそれぞれ2回走り、タイムを競う競技で、本学自動車部(主将・児玉光君=機サ)は団体12位に終わった。
 また、平成21年度全日本学生ジムカーナ選手権大会が8月29、30日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット内南コースで開かれた。
 ジムカーナは舗装路を走行し、複数車両が同時に走るのではなく、競技車両が1台ずつ走行しスラロームなどでタイムを競う。本学からは3選手が参加した。
 初日に行われた予選では3位と順調な滑り出しだったが、予選後、ミッショントラブルが見つかり、夜通しの修復作業。本選ではタイムを縮めようと焦り、コースアウトするなど団体13位という結果に終わった。
エコドライビングコンテストに参加
 「第4回全日本学生対抗チーム・マイナス6% エコドライビングコンテスト」が8月31日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開かれ、本学チームも参加した。
 大会には学生、一般から54チームが参加し、本学は団体14位という結果だった。主将の児玉光君(機械サイエンス学科3年)は「上位を狙うには鍛錬がたらない。もっと練習し、来年は優勝を目指したい」と感想を述べた。

津田沼祭 60周年


多彩に11月21〜23日開催
昨年の津田沼祭
昨年の津田沼祭
 今年で60回目を迎える千葉工業大学津田沼祭が11月21日(土)〜23日(月)の3日間、津田沼キャンパスで開催される。津田沼祭60周年を大学全体、地域住民とともに盛り上げようと、今回のテーマは「60th Anniversary!!」。学内外の参加団体は72団体にのぼる。
 今回もさまざまな企画が予定されており、主な企画を紹介すると、▽定番のロボットコンテスト。今年もロボット相撲で観戦者を楽しませる企画▽第34回麻雀名人戦。毎年繰り広げられる卓上の熱戦が今年もやってくる!▽みんなでビンゴ!!
 最終日に行われる大型企画。豪華商品あり、参加賞ありで、楽しめること間違いなし。
 この他にも、多彩な企画が用意されており、主催者側は大勢の来場者を期待している。

来年4月完成へ上棟式


津田沼校舎新学生ホール
関係者が出席し行われた上棟式
関係者が出席し行われた上棟式
 津田沼校舎新学生ホールの上棟式が9月9日正午から、建設地で関係者が出席し執り行われた。式には本学から豊田耕作理事長、本岡誠一学長はじめ教職員が出席。設計・監理の横河建築設計事務所、施工の鹿島建設の関係者らが出席し、鋲打ちの儀、棟上げの儀などを行い、今後の工事の安全を祈願した。
 上棟式後、新1号棟2階会議室で行われた直会で 本岡学長は「新学生ホール棟には、食堂・購買が入る予定で、広くて明るい 素晴らしい学生ホールになる予定です。このホールが学生たちのコミュニケーションを図る場として大いに利用されることを期待します。ぜひ、魅力的な建物に造りあげていただきたい」とあいさつの中で述べた。
 新学生ホール棟は鉄骨造り地上2階建て、延べ床面積2270平方メートル、高さ約14メートルで、2010年4月完成予定。