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2009.3.15

大幅増の1万9380人 平成21年度総志願者数


キャンパス再開発効果も 入試終了 津田沼
平成21年度 学科別志願者・受験者・合格者
 B日程試験が2月16日、17日の2日間、センタープラスワン入試が18日、C日程試験が3月5日の日程で行われ、平成21年度入学試験が全て終了した。
 B日程試験の志願者数は1942人(昨年度より848人増)。また、センタープラスワン入試では、541人が志願(昨年度より137人増)。C日程試験は896人(昨年度より456人増)が志願した。
 平成21年度の本学総志願者数は1万9380人(前年度より7814人増・前年比168パーセント)と大健闘した。
 津田沼キャンパスの再開発、金融・経営リスク科学科の新設や新クロスエントリーシステムの導入など様々な要素が大幅な志願者増を導く結果となった。

環境・エコロジーへ デザイン面から挑む


「川崎国際環境技術展」で
本学デザイン科学科の展示コーナー
本学デザイン科学科の展示コーナー
 「川崎国際環境技術展2009」が、2月17日、18日の両日、とどろきアリーナで開催された。テーマは「今、かわさきから世界に伝えたい、環境技術」。93団体180ブースが参加する大イベントに、本学のデザイン科学科も出展した。
 川崎市などで構成される実行委員会の主催。本学デザイン科学科の学生がこれまでに川崎市主催のデザインコンペで、数々の賞を獲得したことなどから今回、出展の招待を受けた。
 担当した上原勝教授、長尾徹教授は出展内容にもこだわりを見せ、これまでにないユニークなものを提案。授業科目「エコデザイン論」「バイオマテリアル論」の中で学生が学んだ課程をそのまま公開し、レポート、成果物の展示を基に環境・エコロジーへのデザインからの取り組みを紹介した。
 来場者は企業関係者はもちろん、川崎市の一般市民も多く、「大学の授業ってこんなにおもしろいんだ!」とエコにかかわる新技術やエコデザインのコンセプトが来場者らの注目を集めた。

デザイン科学科が卒業研究・制作展


若者の感性光る作品群
 習得した幅広い知識と技術の成果を一堂に披露――。デザイン科学科の2008年度卒業研究・制作展(学内展、姫野剛実行委員長)が2月20日から3日間、津田沼キャンパス7号館で開かれ、会場を訪れた多数の学生や父母らが卒業生全員の情熱のこもった作品群に見入っていた。
 「デザイン科学」の名称を掲げた同学科は、理学や工学、医学など各種の学問領域を包括する科学・サイエンスを意味しており、近年では脳科学や人間科学・社会科学などの分野も注目されている。
 一方で、芸術的側面も重要なテーマになっており、使いやすさ、癒やし、といった感覚や感性も科学的に解明し、デザインを通して心優しい世界の創造を目標に挙げている。
 今回の卒業研究・制作展は、4年間の学業を支えてくれた父母や教員らに感謝を込めて自分たちの作品を見てもらう企画。作品群は製品、マテリアル、ユニバーサル、環境、情報のコースに分け、各研究室ごとに展示した。作品には制作者の卒業生が同席し、父母らの感想や意見を真剣な表情で聞き入っていた。
 また、全作品を紹介した52ページの冊子には、制作意図など1点ずつに作品タイトルと作者のコメントが簡潔に記され、展示会場の格好のガイドブックになった。
 例えば、カバン用防水カバーには「雨と共存するためには、心から雨を愛することです」。日常的に使用する懐中電灯は「スリッパに取り付ける懐中電灯です。暗闇でもこれがあれば安心」などユニークなひと言が添えられていた。
夏休みに世界を体験しよう!(募集予告)