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2008.9.15

津田沼に高層の新1号棟完成


20階建て、高さ93メートル
優れた教育設備、環境にも配慮
津田沼校舎のシンボルとなる新1号棟
津田沼校舎のシンボルとなる新1号棟
 本学が津田沼キャンパスに建設を進めていた高層の新1号棟が完成し、8月5日午前11時から豊田耕作理事長、本岡誠一学長ら関係者約80人が出席し竣工式が行われた。(2面に新1号棟フロアガイド)
 竣工式は工事の完成を祝い修祓式が行われた後、直会に移り、本岡学長が「新1号棟は本学の教育環境整備の一環で、教育研究のシンボルタワーとなるでしょう。学生に良い教育環境の中で勉強してもらうとともに、教育研究への意欲が増すことを期待します」とあいさつした。
 新1号棟は高層棟と低層棟からなり、高層棟は地下1階・地上20階建て、高さ93・65メートル、低層棟は3階建て、高さ22メートル。両棟合わせた建築面積は2611・22平方メートル、延べ床面積は2万8296・14平方メートル。
 新1号棟は、コミュニケーションを育みやすい開放型施設と、創造性豊かな人材を育成するための教育環境を整備。また、大学としての風格を保ちつつ地域のシンボルともなりうる外観、優れた機能、将来性を備え、自然換気や屋上緑化など、環境への配慮も図った。
 御影石を使用したモダンな1階ロビー。3階大教室は音響効果にも優れ、自動収納式のイスを前後に300席程度用意し、講演会、コンサート、イベントなど最大約600人収容の多目的ホールとしても使用可能。低層棟屋上には環境に配慮し、清楚な庭園を設置。また、20階展望ホールからの眺めは絶景で、天気がよければ、海ホタルや富士山も眺望可能だ。
 高層棟2〜19階、低層棟1〜2階は研究室、学生実験室で、未来ロボティクス学科、機械サイエンス学科、電気電子情報工学科、経営情報科学科が数層ずつに分かれ配置されている。
 本学は2010年度には、津田沼キャンパスに新1号棟に続き高層の新2号棟を建設することにしており、完成すれば、ツインタワーの威容が出現することになる。

ヒューマノイド3部門で3位


ロボカップ世界大会 レスキューは6位に
「ヒューマノイドリーグ」チーム 「レスキュー実機リーグ」チーム
「ヒューマノイドリーグ」チーム 「レスキュー実機リーグ」チーム
 中国・蘇州の「蘇州国際博覧中心」を会場に、7月14日〜20日に開かれた「ロボカップ世界大会」で、本学チームはサッカーヒューマノイドリーグ3部門でいずれも3位、レスキュー実機リーグ6位、ベストインクラス「自律ロボット部門」3位の成績を収めた。
 ロボカップサッカーはシミュレーション、小型、中型など数部門に分かれ、本学チームは自律型2足歩行ロボットが連携してサッカーを行うヒューマノイドリーグに出場した。本学チームは未来ロボティクス学科の林原靖男・南方英明両准教授がまとめ役となって、同学科のプロジェクトに参加した学生を中心に東大大学院(個人参加)、はじめ研究所、ブレインズ、アクセスの合同チーム。
 「3on3」部門では、予選リーグで強豪「チーム大阪」に惜敗したものの他チームには快勝、「テクニカルチャレンジ」2部門でも安定した得点を重ね、本学チームの底力を十分に発揮、3位入賞に輝いた。
 一方、ロボットレスキューは、仮設の災害現場でレスキューロボットの実機が、災害救助活動のスピードと精度を競い合う競技。本学からは・未来ロボット技術研究センター(fuRo)副所長、吉田智章・同センター研究員率いるチームが出場した。
 本学チームは、レスキュー実機リーグに、fuRoが開発したレスキューロボ「ケナフ」を投入したが、競技フィールドの設定が難しく、最も得意とする瓦礫上の移動で苦労。さらに、本来搭載されるはずのハイテク機器が外為法抵触で搭載できず、代替品を開発したものの本来の性能を発揮できず、総合6位にとどまった。しかし、ベストインクラス「自律ロボット部門」では3位に入った。
■世界大会本学参加者■
ヒューマノイドサッカーチーム】未来ロボティクス学科准教授・林原靖男、同・南方英明、大学院修士・電情1年・清家洋平、未来ロボティクス学科3年・一澤勝弘、小椋慎祐、吉山仁晃、同2年・高松和城、町浩輔
レスキューロボットチーム】未来ロボット技術研究センター副所長・、同研究員・吉田智章、機械サイエンス学科3年・西村健司、未来ロボティクス学科3年・川本将嗣、同2年・内田成一、同1年・伊藤大輔、電気電子情報工学科1年・原信人
3on3の対戦風景
3on3の対戦風景