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2008.6.15

「ロボカップジャパンオープン2008沼津」
本学チーム 2部門(ヒューマノイド・サッカー)で優勝、準優勝


レスキュー部門でも準優勝
ヒューマノイドリーグ・3on3部門 ヒューマノイドサッカーチーム
ヒューマノイドリーグ・3on3部門 ヒューマノイドサッカーチーム

 静岡県沼津市で5月3〜5日に開かれた「ロボカップジャパンオープン2008沼津」で、本学の2チームが3部門で優勝、準優勝を飾った。7月に中国・蘇州で開かれるロボカップ世界大会での活躍が期待される。
 「2050年までに人間のサッカー世界チャンピオンチームに勝てるロボットチームを作る」を合言葉に始まったロボカップ、夢に向かってロボット技術は年々進化している。
 ロボカップサッカーはシミュレーション、小型ロボット、中型ロボットなど数部門に分かれており、毎年本学チームが出場しているのはヒューマノイドリーグ。最も人気のある世界大会の正式種目で、自律型(人の遠隔操作を受けずロボットがセンサー、コンピューターを使い自ら動く)2足歩行ロボットがボールを蹴り、ゴールを狙う。
 今大会では、未来ロボティクス学科の林原靖男准教授、南方英明准教授の率いるCIT Brainsチームが、(1)ティーンサイズ ドリブル&キック部門で優勝、また(2)キッドサイズ 3on3部門で準優勝した。
 (1)は1メートルを超える人型ロボットが自分でボールをドリブルしてゴールするという難しいもので、世界大会で4連覇しているチーム大阪(ヴイストンなど)との同点優勝。
 (2)はロボット3台ずつがゴールを競うもので、やはりチーム大阪と決勝で当たり、2―2の延長戦を演じたが、惜しくも準優勝となった。
 CIT Brainsは千葉工大を中心に、関西学院大、東大大学院(個人参加)、(株)ブレインズ、ACCESS、はじめ研究所などが参加する連合チーム。サッカーをする自律ロボットは世界にも少なく、企業の応援を得ながら、未来ロボティクス学科の学生中心プロジェクトとして、学生たちが1日5時間ほどを開発に充てている。
   ◇   ◇
 一方、レスキューロボット実機リーグには、本学未来ロボット技術研究センター(fuRo)の、吉田智章研究員が率いるCIT Pelicanチームが準優勝した。
 レスキューリーグは、震災地に見立てたフィールド内の被災者を探し出し報告する競技で、情報の正確さや量を競う。本学チームは機能の異なる2台のロボットKenafを投入し、「実際の災害現場で想定されるロボットの運用技術」を検証しつつ競技を行った。
 災害地に先に入ったロボットをモニターしながらもう1台のロボットがあとから現場に進入、その後はお互いに協調して被災者を捜索する方式。今回はこの方式で「確実で見落としのない」レスキュー活動ができたとは話している。今大会には「新顔」4チームを含め、これまで最多の11チームが参加、優勝は長岡科学技術大学だった。
 本学チームは、今年度の世界大会と来年度の本大会に向けて、完全自律機能による被災者捜索や、被災地環境地図の3次元表示などの実現を目標としている。

今大会の本学参加者
ヒューマノイドサッカーチーム】未来ロボティクス学科林原靖男准教授・南方英明准教授、電気電子情報工学専攻修士1年清家洋平さん、未来ロボティクス学科3年一澤勝弘・小椋慎祐・吉山仁晃、同2年高松和城・町浩輔、同1年山田幸果の各君
レスキューロボットチーム】fuRo・吉田智章研究員、電気電子情報工学科4年桐林星河、機械サイエンス学科3年西村健志、未来ロボティクス学科3年川本将嗣、同2年内田成一、電気電子情報工学科1年原信人の各君

レスキューロボット Kenaf レスキューロボットチーム
レスキューロボット Kenaf レスキューロボットチーム

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