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本学の構造生物学研究室(生命環境科学科・河合剛太教授)が研究発表した論文が、日本生化学会(長田重一会長)の「日本生化学会JB論文賞」を受賞した。その受賞の中心になったのが、同研究室の馬場清喜さん(一昨年3月、本学大学院博士後期課程修了、博士号取得の後、理化学研究所播磨研究所勤務)。
賞状を持って喜びを語る馬場さん |
JB論文賞は、同学会英文誌「Journal of Biochemistry」で発表された研究論文から選ばれる。馬場さんらの論文題目は、「HIV―1二量体化開始部位RNAのkissing−loopおよびextended−duplex 二量体の溶液構造」。論文内容は次の通り。
エイズの原因ウイルスであるHIV―1は、一つのウイルス粒子中にゲノムRNAを2つ含んでいる。この2つのRNAが二量体構造を形成する仕組を調べるために、そのRNAの二量化開始部位(DIS)が形成する二種類の二量体構造を核磁気共鳴(NMR)法によってそれぞれ決定した。この際、まずDISの部分構造を決定し、次にDIS RNAの全体構造を構築する手法を開発した。二種類の二量体の立体構造を比較することによって、エイズの治療法のヒントが得られる可能性があるというもの。
授賞式は10月27日に文京区本郷の学士会分館で開かれた同学会総会の席上で行われた。受賞した馬場さんは「この論文は、研究室へ配属されてから大学院博士後期課程を修了するまでに行っていた研究の成果です。
受賞という形で評価され、非常に嬉しく思います」と喜びを語っていた。
部 門 | 受賞者(敬省略) | 作 品 名 | |
---|---|---|---|
最 優 秀 賞 |
チャレンジ部門 | 小泉 英憲 | 光の射す方へ |
木村 俊彦 | 未定(2足歩行) | ||
アイディア部門 | 工藤 一樹 | すりこみ君1号 | |
ソフト部門 | 原田 雄二 | クラッシャーくん | |
メカ部門 | 岩田 陸海 | よたよた君 | |
アルゴリズム部門 | 荒牧 昇司 | sasaki01 | |
パフォーマンス部門 | 釘宮 賢也 | 探る君 | |
特 別 賞 |
議員賞 | 堀内 和仁 | 掃除ロボ流人馬 |
所長賞 | 鈴木 雄二 | HARINSEN |
未来ロボティクス学科は、ロボット創造教育を推進するため理論と実践の融合を図っており、fuRo(未来ロボット技術研究センター)と連携して1年生前期に体験演習を行っている。その集大成として、fuRo主催で「ロボット体験演習ロボットチャレンジ」が開かれた。
11月21日に芝園校舎で成績優秀者表彰式が行われ、25人が表彰された。古田貴之所長は「他大学なら3、4年生が作る作品だ」と講評した。
最優秀賞と特別賞は上表のとおり。
副賞の賞品を掲げて喜ぶ受賞者 | 受賞者に拍手を送る未来ロボティクス学科の学生たち |
企業活動の国際化と共に、技術士も日本国内のみならず広く海外で活躍する機会が増えてきています。
今回は国際的な技術者資格であるAPEC(アジア太平洋経済機構)エンジニア制度について述べます。
問い合わせ先:千葉工業大学 技術士会事務局長:南澤 守 (携帯)090-8815-2504 e-mail:pe39962minami@d3.dion.ne.jp |
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