24件の申請から最高の賞に
受賞した業績内容は「マルチメディアによるシミュレータベースの高等工業教育」。三井田教授を中心に、浮貝雅裕教授、中村直人教授、須田宇宙助教授の各氏が研究をまとめた論文。
工学教育賞は、わが国の工学教育に対する先導的、革新的な試みで、高等教育機関における工学教育の発展に多大なインパクトを与えた業績を表彰するために制定された。対象となる業績は、新しい効果的な教育理念、方法、手段などの実践、優れた教育論文など。
今回の「マルチメディアによるシミュレータベースの高等工業教育」は、本学で実施の実験・実習環境をコンピュータ上に取り込んだシミュレータベースの教材群を用いた講義システムを開発し、これらを大規模LMS上に展開して予習・復習環境を構築し、長年にわたり効果的な工学教育の業績をまとめたもの。
今年は、全国の教育機関から24件の申請が行われ、3件が工学教育賞として選ばれた。その中でも最高賞の文部科学大臣賞を三井田教授らは受賞した。
三井田教授は「この賞は、日本における工学教育の質的向上に寄与する最も優秀な業績として認められたもので、今後とも本学がこの分野で、主導的な役割を果たせるものと考えている」と受賞の喜びを語っている。
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