現在も企業や各種研究機関から新しいロボットが次々と開発され、今後はテクノロジーの高度化とともに、医療・福祉、災害救助、情報家電、セキュリティー、エンターテイメントなど、より幅広い分野でのロボット開発が本格化すると予想される。将来的には自動車産業に匹敵する巨大産業に成長するといわれている。
こうした背景の下に「未来ロボティクス学科」は、技術者として求められる工学基幹分野に関する複合的な基礎知識を習得するとともに、ロボティクスに関する基本的な原理の理解を通して、人間生活の利便性を向上するための制御技術や人工知能に関する基礎的な知識と技術を有した人材の養成を図るとしている。
特に今日、産業界では、プロジェクト立ち上げ能力や技術英語、さらに独創力とリスクを背負ってプロジェクトを推進する能力をもった人材を求めている。この要請に応えられるよう「未来ロボティクス学科」では、教育課程編成に工夫を凝らしている。
その特色は、1年次からの「ものづくり(ロボットづくり)」を通した技術と知識の習得を目指した教育課程編成にある。体験的学習に力点を置くことで、学生の勉学意欲を高め、基礎的理論と技術的能力を身に付けさせる教育内容としていることである。
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▲来年4月開設に向け文部科学省に提出した「未来ロボティクス学科設置届出書」(左)と「認可申請書」 |