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天体衝突による火星隕石の放出メカニズムを解明


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 千葉工業大学 惑星探査研究センターの黒澤耕介研究員、岡本尚也研究員、東京工業大学地球生命研究所(ELSI)の玄田英典特任准教授は異なる2種類の数値衝突計算コードを用い、火星物質が比較的低衝撃圧(30〜50万気圧)で火星の脱出速度以上に加速(秒速 5km)される条件を探りました。
 研究チームは天体衝突の直下点近傍の物質の流れを、 過去の研究よりも10倍以上高い空間解像度で解析しました。その結果、高衝撃圧を経験した深部の岩石が浅部(表面付近)の低衝撃圧しか受けない岩石を心太式に押し出すことで火星脱出速度以上の速度まで効率よく加速する「後期加速メカニズム」が働く(図1)ことを見出しました。
 この新発見によって火星隕石における岩石学的分析結果と衝撃物理学の間の矛盾が解消されました。
 研究成果は、欧州科学雑誌「Icarus」の電子版に掲載され、2018年2月1日発行号に掲載されます。

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