研究室紹介 名言で触れる想い

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Kazuki Wakita 工学部 電気電子工学科 脇田 和樹 教授

わたしの年表 Chronological table EPISODE #004

1954年
奈良県で生まれる。学生時代は陸上競技の長距離が専門。
1984年
大阪府立大学 電気工学専攻 博士後期課程 単位取得退学。
同年
シャープ(株)入社 感光材料・デバイスの研究を継続。
1987年
大阪府立大学 工学部 電気工学科助手、その後、電子物理工学科講師、助教授。
2007年
千葉工業大学 工学部 電気電子情報工学科 教授。
2016年
同、工学部 電気電子工学科 教授に着任予定。

Field of study 研究内容

「多元化合物」は設計の自由度が大きいことから、未来の新しいデバイスのための材料の宝庫といわれています。私の研究室では、
このような多元化合物やそのナノ構造体の作製を行い、レーザー光を用いて材料の性質を明らかにしています。
この研究をもとに、優れた未来の材料を開発することができれば、たとえば今よりも高効率な太陽電池が誕生し、
地球環境に優しい発電システムが普及する新しい世の中になるかも知れません。

Q.研究を続けていく中での先生の「やりがい」は?

多元化合物の中には、まだ人類が取り組んでいない材料が山のようにあります。その中からデバイスの画期的な発展につながる材料を見つけ、作り出し、その性質を明らかすることは楽しいです。

Q.研究室での具体的な活動について教えてください。

電気炉による太陽電池材料などの結晶作製や、レーザーを用いてその結晶の良質な薄膜化を行っています。また、作製した結晶や薄膜結晶の性質を明らかにして、その結果を薄膜結晶の高品質化に役立てています。

Q.研究を通して記憶に残るエピソードを教えてください。

実験をしていると、いくつか不思議な現象に出会います。なぜそのような結果になるか、そのモデルを考えるには、いつも苦労しますが、そのモデルが後の実験で正しかったと検証できたときは達成感を
感じます。

Q.座右の銘を教えてください。

「継続は力なり」
達成したいことは、あきらめずに続けていくことによって成し遂げられる。

Q.若い世代に向けて、アドバイスをどうぞ。

自分自身が一番興味あることを見つけ、それにチャレンジしてください。

KAZUKI WAKITA meets 宇宙兄弟

“ちょっとだけ無理なことに挑戦してこーぜ”

主人公・ムッタと親友・ケンジは訓練中、ある事をきっかけに関係がギクシャク
し始める。正しい行動が何か、わからなくなる2人。
しかし、他の仲間の言葉で大事なことに気づいたムッタは、ケンジにこう話す。

「やったことはきっと俺らの力に変わるはず…」
「だからケンジ…」
「ちょっとだけ」
「無理なことに挑戦してこーぜ」

未来のことは誰にもわからない。
しかし、大事なのは今、目の前の課題に全力を尽くすこと。
その「ちょっとだけ」の努力が、未来の自分の力になる。

Side Story

大学生時代、陸上競技部員として関西学生駅伝に4年間出場。
写真は琵琶湖畔の近江八幡近辺を快走しているところ。

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