研究室紹介 名言で触れる想い

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Ryoko Oda 創造工学部 都市環境工学科 小田 僚子 准教授

わたしの年表 Chronological table EPISODE #008

2004年
東京工業大学 工学部 土木工学科を卒業。
2009年
東京工業大学 大学院 理工学研究科 国際開発工学専攻 博士後期課程を修了。博士(工学)
同年
独立行政法人 情報通信研究機構 専攻研究員。
2011年
千葉工業大学 工学部 生命環境科学科 助教。
2015年
同、工学部 生命環境科学科 准教授。
2016年
同、創造工学部 都市環境工学科 准教授に着任予定。

Field of study 研究内容

“身近な気象”をテーマに、自然と人間・社会とのかかわりを研究しています。特に、近年の都市化にともない、世界各地でヒートアイランドや
局地的大雨といった都市大気環境問題が深刻化しています。私の研究室では、それらの現象を解明し、どのような対策が必要かを考えるため、
主に都市大気に着目して「屋外大気観測」や「気象数値シミュレーション」といった手法によって研究を進めています。
気象学だけでなく、水文学・土木工学など複数の関連分野にもまたがってアプローチを行っているのが特徴です。

Q.研究を始めたきっかけは何ですか?

小中学生の頃、北海道南西沖地震や阪神淡路大震災が起き、その被害に衝撃を受けました。
自然災害の発生メカニズムを明らかにしたいと思い、地震学や気象学について学ぼうと決めました。

Q.研究を通して記憶に残るエピソードを教えてください。

博士課程の頃、東京湾内の詳細な海面水温分布を測定するモニタリングポストを設置するため、
約20か所の関係機関に設置許可をお願いしに回ったことです。
社会の厳しさを知るとともに、研究は多くの人の協力の上に成り立っているということを実感しました。

Q.研究を続けるうえでの「やりがい」とは?

未解明な現象の実態が少しずつ明らかになることです。

Q.座右の銘を教えてください。

木も見て、森も見ること。

Q.若い世代に向けて、アドバイスをどうぞ。

将来へ向かう道を決断し歩んで行くのは自分自身です。
自分の興味があることだけでなく、社会全体を見渡して多様な考え方を養い、
後悔せず進んでいけることを願います。

RYOKO ODA meets 宇宙兄弟

““止まる”も“進む”もコントロールするのはお前だ”

NASAのパイロット教官・デニールに飛行訓練を受けることになった
主人公・ムッタ。
初フライトから、デニールの猛スピードでのアクロバット飛行の洗礼を受ける。

飛行後、フラフラで弱音を吐くムッタに、笑いながらデニールは言う。

「今日はもうやめてもいいぞ?」
(中略)
「さあ どーするムッタ」

「“止まる”も“進む”も」
「コントロールするのはお前だ」

Side Story

博士課程の学生時代、
東京湾で気象観測をしていた時の様子。
湾内に10か所以上あるモニタリングポストのメンテナンスやデータ回収のため、
毎月、海に出かけていました。

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