主に携帯電話などに用いるアンテナの関連技術を研究しています。中でも、複数の周波数で同時に動作するアンテナや新しい材料を応用した
アンテナ、より多くの情報を伝送する「空間多重伝送技術」などが中心です。
アンテナの小形化・高度化は、スマートフォンなどでもっと美しく臨場感のある映像が楽しめたり、無線で電力を送ることで電源コードが
不要になったり、生活をより便利にします。レーダーのような感知技術に応用すれば、クルマの衝突防止や自動運転など、
安全性の向上も期待できます。
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Q.研究を始めたきっかけは何ですか?
- 小学生のころ、ラジオやテレビは線がつながっていないのに音が聞こえ、映像が見えるのが不思議で、興味を持ちました。中学生の頃には、将来は無線の技術者になりたいと思うようになりました。
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Q.研究を続けていく中での先生の「やりがい」は?
- 線のような物理的な接続がないのに“つながる”ということは不思議で、夢があります。また、ロボットや
衛星などさまざまなフィールドで無線の技術は必須であり、そういった意味でも研究は非常にやりがいがあります。
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Q.研究室での具体的な活動について教えてください。
- 企業と共同で研究開発を進めているテーマも多く、実際に世の中で使ってもらえる技術を実現すべく、学生とともに日々研究に励んでいます。
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Q.研究を続けるうえで心がけていることを教えてください。
- できるだけポジティブに考える、ということです。
何事も“いやだな、やりたくないなあ”と思いながら取り組むと良い結果は出ないものです。
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Q.若い世代に向けて、アドバイスをどうぞ。
- 他者と比較して一喜一憂するのでなく、本当に比較するべきは過去の自分です。
半年前の自分、1年前の自分と比較して、どれだけ成長していますか?
ぜひ過去の自分から進化して、自分の成長を感じ取ってください。