目指そう、私だけの「金ピカ」

私の「金ピカ」

デザイン展での「特別賞受賞」はプロダクトデザイナーへの第一歩。

滝口 亜美さん 創造工学部(現:工学部) デザイン科学科

  • 科学的・理論的な裏付けのあるデザインが学べる大学。

    高校3年の夏までは、大学で心理学を専攻しようと考えていました。ですが、本当に好きなことを学びたいと思い直し、昔から関心があったデザインを学ぶために千葉工業大学に進学しました。特に、人にやさしい・使いやすい文房具に興味があったため、科学的な根拠に基づいたデザインを学べることも魅力に感じていました。入学前にデザインを専門的に勉強していた訳ではなかったので、授業についていけるか不安もありましたが、千葉工業大学は1年次の導入にあたる科目がとても充実していたため、デザインの基礎をしっかりと学ぶことができました。2年次になると実際に手を動かす機会も増え、演習の授業では、アイデアを生み出す大変さと、作品としてカタチになったときの充実感を両方味わうことができました。

  • デザインコンペに出品し、特別賞を受賞しました。

    将来の目標は「プロダクトデザイナーとして独り立ちする」こと。そのためのステップとして、さまざまなコンペに応募しています。昨年は「日本パッケージデザイン展2014とやま」の、「お菓子を包む」という募集テーマで144作品の中から特別賞に選ばれました。コンペに出品するにあたっては、先生に何度も相談し、いただいたアドバイスをもとに、ブラッシュアップを重ねました。コンペは一つの通過点に過ぎませんが、プロの方も参加するコンペに出品することで、他の出品者からも多くのことを学べます。上位に入賞する作品はどれもアイデアが優れていて、ただ造形的に美しいだけでなく、人が使うことを想定した機能的なデザインがいかに大切かということを知りました。

  • 本質を見極める眼を持ったデザイナーをめざして。

    モノがあふれているこの世の中で、どれだけ“モノの本質に迫った”デザインができるかが、目下の私の課題です。そのために、日常的に優れたデザインの商品を観察し、展覧会やデザインフェアなどにも積極的に出掛けて、自分の中に引き出しを増やしたいと思っています。3年次以降は学科の科目も、さらに専門的になっていきます。講義でデザインの理論面を学ぶとともに、グループワークなどで、自分にはない発想を他の皆から吸収し、考え方の幅を広げたいと思っています。また、千葉工業大学の充実した実習施設も活用して、実践的なモノづくりを試すとともに、今後も先生方のサポートに感謝しながら、コンペに参加して経験を積み、“本質”を見極める眼をもったプロダクトデザイナーをめざしていきたいです。