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2021.1.15

本学志願 一挙1万人増
コロナ下の令和3年度 共通テスト利用入試


過去最多、4万5千人超す
 大学入試センター試験に代わり初めて実施される令和3年度大学入学共通テスト=写真下に注=の第1日程が16、17日の両日行われ、入試シーズン入りした。新型コロナウイルス禍で2度目の緊急事態宣言が首都圏など11都府県に出される中、本学も共通テスト利用入試(前期)を実施。総志願者は4万5537人となり、昨年より1万359人上回り、過去最多だった昨年度を大幅に更新した。
津田沼校舎の会場で行われた初の共通テスト利用入試
津田沼校舎の会場で行われた初の共通テスト利用入試
 新型コロナウイルスに対する厳重な感染防止策が取られた会場で、全国では約53万5千人が試験に臨んだ。
 本学・津田沼校舎の会場にも多くの受験生が足を運んだ。受験生には試験中、マスク着用を義務付け、各出入口に消毒液を設置、会場で定期的な換気を徹底した。
 第1日程は本学関係では両日とも、特にトラブルもなく終了した。
令和3年度検定料免除
 志願者増につながった要因について、本学事務局は、
 ①本学は昨年10月、新型コロナ禍で業種により深刻化する経済事情を踏まえ、受験生への進学支援策として、令和3年度に限り、共通テスト利用入学試験<前期・中期・後期>の検定料(通常1万5千円)を免除することを決定。受験に伴う出費が抑えられると同時に、共通テストは自身の居住地域で受験できるので移動に伴う感染リスクを減らすことができ、受験生に心強い支援となったとみられる。
 ②令和2年度も、本学の研究成果が評価されて、テレビや新聞などで数多く取り上げられ、ブランド力を高めた――などを挙げている。
 話題の筆頭は、探査機「はやぶさ2」。小惑星リュウグウで地下物質採取ミッションを果たし、カプセルが無事に帰還。本学惑星探査研究センター(PERC)が探査機に搭載された多くの科学観測機器の開発に関与し、期待通りの成果を挙げたことが、多くのメディアで取り上げられ、千葉工大の技術力を印象付けた。
 また、本学研究成果などを発信している東京スカイツリータウンキャンパスの来場者が90万人を突破した▽受験生のニーズに合わせた入試制度の運用に積極的に取り組んできた――などが、志願者を集めることにつながったとみられている。
■大学入学共通テスト利用入試
思考力や表現力を重視する方向でセンター入試に代わり導入された。共通テストの成績を利用し各大学に出願するだけで合否が決定される。複数の大学に出願できる。
令和3年度入学試験 学科別志願者数

入館へ除菌ブース設置


 新型コロナウイルスの感染拡大で1月7日、2回目の緊急事態宣言が発出されて以来、本学は左記の感染対策を講じ、学生、教職員らに協力を呼びかけている。
 また入構時の検温や各施設の消毒液設置に加え、1月下旬、新たに津田沼キャンパス6号館に除菌ブース2つ=写真=を設けた。入館時に、衣類を着たまま除菌ブース内で立ち止まると、装置内の特殊ノズルから自動で除菌ミストが噴霧され、衣類についたウイルスや菌を除去する。植物由来の薬剤を使っているので安心という。
 ブースは、1月31日から始まるA日程試験で来校する受験生たちにも利用してもらえるよう、急ピッチで設置が進められていた。

お知らせ


新型コロナウイルス感染症対策 緊急事態宣言下の対応について

 首都圏などに1月7日、緊急事態宣言が出されたことを受け、本学では、これまで以上に感染予防策の徹底を図っていくこととした。

1.入構に際して(1月12日以降)

  • 入構時に「入構届(健康管理自己チェック表)」を提出すること。(入構届はキャンパスポータルサイトから取得可能)
  • 少しでも体調不良(微熱、味覚障害、倦怠感、せきなど)を自覚する場合は、入構を控えること。
  • 不特定多数の人との接触を避けるため、一度入構した後は、原則として帰宅するまで、食事も含めキャンパスの外へ出ることを禁止する。
  • 卒業論文、修士論文作成のための入構は、最終発表終了日まで許可する。
  • 学部1・2・3年生、修士1年生については、補充授業、追試験、再試験、就職活動など、特別な場合のみ入構できる。不明な点は学生センター、就職課等へ問い合わせること。

2.日常生活に際して

  • 不要不急の外出を控え、日々の体調管理の徹底に努める。
  • 会話の際には必ずマスクを着用すること。
  • 食事前、トイレの後など、こまめに手洗い、手指消毒を行うこと。

3.学食などでの食事に際して

  • 学食で食事をする際の会話を禁止する。
  • 研究室やラボでの食事は禁止する。