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2020.9.15

後期 全学科で対面授業


学生・教職員にPCR検査実施へ
 新型コロナウイルスに対する感染拡大防止策として、本学は、前期は5月18日からオンライン授業を開始。緊急事態宣言解除後の6月22日から一部科目の対面授業を、8月20日からは入構制限も解除し、徐々に学内に学生たちの姿が戻った。
津田沼校舎の正門に設けられた検温所
津田沼校舎の正門に設けられた検温所
“遠隔”も併用
 後期授業については、オンライン授業も併用しながら全学科で対面授業の再開を決め、9月連休明けの23日(水)から後期ガイダンスを開始、28日(月)から全学的に対面授業が始まった。
 後期開始にあたり、本学は下記の感染対策を実施し、学生たちが安心して学修できる環境作りを整えている。他大学に先駆けて、全学生・教職員へのPCR検査を導入。対面授業の再開に向けて、まず寮生全員を検査。次いで教職員への実施を予定している。寮生以外の学生への実施日は現在、調整中としている。
メディアが注目
 iPadを全学生に無償貸与している本学は、オンライン授業へスピーディーに移行し、食の安心確保を第一に考え学生に無料の食券を支給。入構時の検温体制や各施設への感染予防環境を整えた。また前期、早い段階で一部対面授業を実施したことが、私大の新型コロナウイルス対策の好事例として文部科学省のウェブサイトに公開され、メディアから注目された。
 学生たちも「スピーディ―な対応がよかった」「勉強を直接、先生に相談できてよかった」「友人との再会がうれしい」「食券の支給で、外食による感染リスクを避けられた」などの声を寄せ、外部からも高い評価を得ている。今後もオンライン、対面それぞれのメリットを生かした授業の展開を望む声が聞かれた。

ウィズコロナ 本学の対応


【入構時の注意事項】
  • 入構時に学生証をチェックします。必ず学生証を持参してください。
  • マスクを着用してください。
  • 検温と手の消毒を行います。体温が37度以上ある場合は入構できません。
  • 一般の方は入構できません。
  • 企業等から来訪される方は、事前に訪問先の部署・教職員にアポイントをお願いします。
【学生支援】
  • 全ての学生にマスク、マスクケース、食券(2万円分)を支給。
  • 授業の形態によって学生にフェイスシールドを配布。
【大学への入構】
▼津田沼キャンパス=正門、車両門※駐輪場は利用できますが、通用門は閉鎖しているので正門へお回りください▼新習志野キャンパス=正門※駐輪場は利用できますが駐輪場から大学構内への入口は閉鎖しているので正門へお回りください。
【建物・講義室】
  • 建物出入口とトイレ前に消毒液を設置。
  • 階段の昇降を区分分けします(一方通行)。
  • エレベーターの搭乗人数を制限します。
  • 各教室で収容する学生数は座席定員の30〜50%とします。
  • 講義室の窓及び扉は原則として常時開放して換気を行います。
  • 定期的に室内の清掃及び消毒を行います。
【授業・研究室】
  • 学生同士の間隔は1メートルを目安に確保します。
  • 以下の方法で、3密を回避して運営します。▽オンライン形式との併用により、対面授業クラスと自宅学修クラスに分けて、隔週または一定週で入れ替えを行う▽授業を2つの講義室に分割し、講義室間をライブ配信で行う▽実験、実習をパート分けして、会場を分散して行う▽授業時間内で時差グループでの区分けを行い、時間で入れ替えを行う。
  • 研究室は在室人数及び滞在時間を制限。
  • 研究室内での食事を禁止。
  • 研究室ごとに消毒を徹底。
  • 研究室利用チェックリストを作成し、感染防止対策を徹底します。
  • 咳エチケットを周知。
【スクールバス運行】
  • 感染対策を徹底し、乗員の人数を制限したダイヤを編成(乗り入れ時のアルコール消毒、乗車時の会話と飲食禁止など)。
【食堂】
支給された食券を利用する学生たち㊧食券と定食
支給された食券を利用する学生たち㊧食券と定食
 
衝立が設置されたコンピュータ演習室
衝立が設置されたコンピュータ演習室
  • 入口に消毒液を設置。
  • 通路を一方通行化。
  • 食事が終了したら、次の利用者が着席する前に除菌清掃します。
  • 混雑時には入場を制限します。
  • 飛沫感染防止のため衝立を設置し、十分な座席間隔をとるように椅子を間引きします。
  • マスクを外しての会話を禁止します。
【コンピュータ演習室】
  • 向き合って配置しているパソコンには飛沫感染防止用の衝立を設置。
  • 十分な座席間隔をとるように使用できるパソコンを制限。
  • 係員によるキーボードなどの定期的なアルコール消毒を実施。
【学生寮】
  • 入館時に検温。
  • 毎朝寮生一人一人の検温を実施し記録。
  • 飛沫感染防止のため食堂に衝立を設置し、十分な座席間隔をとります。
  • 食堂は入れ替え制として3密を回避します。
  • 共用スペースは3密を回避するとともに利用制限を行います。
  • 寮内でのマスクの着用を義務化します。
  • 放送及び巡回により感染防止に協力を呼びかます。
  • 館内の消毒及び換気を実施します。
  • アルバイトは届出制として、感染リスクが高いと判断する業務は避けるよう指導します。
  • 浴室は3密を回避し、入れ替え制で入浴。
  • 感染者発生時の対応及び対策フローを寮生に周知します。
  • 門限を20時までとします。
防ごう感染 守ろう健康! 検温・手洗い・うがい・消毒・マスク着用の習慣 ①体温が37度以上あったら外出を控えよう ②各キャンパス、建物入口に消毒液を設置しているので、こまめに手洗い・消毒を ③他者と接触する場所ではマスクを着用。食堂などでマスクを外した時は工大マスクケースに入れて保管しよう。3密回避 ①密閉…講義室などの窓や扉は、感染対策(換気)で開放しているので、指示があった場合を除き、閉じない ②密接…講義室などの収容人数は30〜50%程度に座席を間引きしているので、ご協力を ③密集…大勢で集まることを避け、オンラインを活用しながら情報共有しよう。飛沫防止・自己防衛 同一空間に感染者がいると、かなりのリスクが生じるので、感染リスクが高い場所へ行くのはできるだけ控えよう。やむを得ず訪問する場合は、マスクなどで飛沫防止対応を。その他 ①接触確認アプリ「cocoa」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html)に登録して、陽性者との接触有無を確認しよう ②自分の行動を記録しておこう。万一「陽性」「濃厚接触」となった際に確認できる ③「GoToトラベル」「GoToイート」などを利用する時は、先方の状況を確認し、感染対策を徹底すること。