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2017.4.15

平成28年度学位記授与式
2255人巣立つ


理事長賞に小原さん
学長賞 菅根さん滝口さん
小宮学長(前列中央)と学生表彰受賞者たち
小宮学長(前列中央)と学生表彰受賞者たち
坂本洋同窓会会長(前列中央)と同窓会会長賞受賞者たち
坂本洋同窓会会長(前列中央)と同窓会会長賞受賞者たち
 平成28年度学位記授与式が3月22日、幕張メッセ・イベントホールで行われた。
 今年、新たな一歩を踏み出したのは学士2027人、修士215人、博士13人の計2255人。
 午後2時に開式、校歌斉唱、学位記授与と続き、工学部6学科を代表して未来ロボティクス学科の秋庭裕さん、情報科学部2学科を代表して情報ネットワーク学科の神保悟さん、社会システム科学部3学科を代表して金融・経営リスク科学科の片岡昇平さん、大学院工学研究科6研究科を代表して電気電子情報工学部専攻博士前期課程修了生の潤間威史さん、情報科学研究科博士前期課程修了生代表の原一生さん、社会システム科学研究科博士前期課程修了生代表のウィライラッタナ・ペンピモンさん、大学院工学研究科工学専攻博士後期課程修了生代表の矢野慎也さん、社会システム科学研究科マネジメント工学部専攻博士後期課程修了生代表の清田守さんらがそれぞれ登壇し、小宮一仁学長から学位記を授与された。
 続いて行われた学生表彰では、在学中の学園活動などで特に著しい功績を修めた学生に理事長賞を、各学科の成績優秀者に優秀賞を、優秀賞該当者の中から特に成績が優秀な卒業生に学長賞が贈られたほか、計26人が表彰を受けた。
小原さん県知事賞も
答辞を読む卒業生代表・平山宏貴さん
答辞を読む卒業生代表・平山宏貴さん
 今年度、理事長賞に輝いたのは機械サイエンス学科の小原聡将さん、学長賞に生命環境科学科の菅根海人さん、デザイン科学科の滝口亜美さん。
 さらに、小原さんは、世界レベルで活躍し大学の発展に貢献したとして千葉県知事賞を、また、生命環境科学科の松岡翔也さんは、千葉市街づくりに貢献したとして千葉市長賞をそれぞれ受賞した。
 このあと、小宮学長から式辞、瀬戸熊修理事長から励ましを込めた祝辞が贈られ、在学生代表の遠藤椎名さん(デザイン科学科3年)が送辞を、卒業生代表の平山宏貴さん(金融・経営リスク科学科)が答辞を述べた。
 平山さんは千葉工大での4年間について、常に新しいことに挑戦し続け、その度に得ることがあった貴重な経験、また成功に近づくために直面したさまざまな失敗を「有意義な失敗だった」と振り返った。そして「学問の道に進むものも、実社会へ羽ばたくものも、自らの人生に誇りと責任を持ち、迎える新たなステージで世界文化に技術で貢献できるよう、思い切り挑戦していく覚悟です」と誓った。
小原 聡将さん

理事長賞

小原 聡将さん

菅根 海人さん

学長賞

菅根 海人さん

滝口 亜美さん

学長賞

滝口 亜美さん

 プロのジェットスポーツライダーとして、学業と競技の両立は大変厳しいものでしたが、先生方や友人の協力、理解で有意義に過ごすことができました。4年次に、実験を通して私の夢であるジュニア育成にも関係する研究を行えたことは幸せでした。本当にお世話になりました!  自分の研究成果が評価されたことを、素直に喜びたいと思います。教員の方々、共に歩んできた仲間に恵まれ感謝しています。今後は、大学で得た研究成果を実社会でも生かし、まだまだ成長できればと思います。  研究室の先生や友人が支えてくれ、かけがえのない4年間を過ごすことができました。さまざまなことに挑戦して得たことは貴重な経験、財産となりました。実社会でも自信を持って進んで行きたいと思います。
           
平成28年度 学生表彰者

新任紹介(敬称略)


香川 拓朗 香川 拓朗
(入試広報部 事務職員)

 教職員個々の力強さと何でも質問できる雰囲気を兼ね備えた環境で、1日も早く仕事を覚え、職員として一人前になれるように日々精進していきたいと思います。
 趣味は読書とスポーツ観戦。

PPA

PPA

PPA監事 岡部みどり

 三年後の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、今やたくさんの外国人が訪れる東京を代表する二ヵ所に行ってみました。
 一つ目は、皇居附属庭園となっている皇居東御苑(江戸城跡)。ここには、四十七都道府県の木を始め、四季の樹木や花がたくさん植えられ、憩いの場となっています。しかし、城跡なので、アップダウンが点在し、約一時間半程度かけて巡るには、少し体力も必要だと感じました。時代劇で登場する本丸跡、松の大廊下跡、大奥跡、番所跡等に立つと、江戸時代にタイムスリップした気分になり、世界に誇る大都市となった“東京”のルーツに触れられた事が感慨深かったです。
 二つ目は、移転問題で揺れる築地。昨年十一月場外の一角にオープンした「築地魚河岸」で買い物をしました。一階は鮮魚店を中心に十数店舗、上階にはフードコートがあり、スーパー感覚で利用できると思います。旬の新鮮な魚貝はもちろん、普段目にする機会の少ない魚貝に出会う事も。
 次は、迎賓館を見学したいと思っています。

四季雑感

四季雑感

 教育センター 泉 英明

 今年は比較的暖冬だったが、この時期思い出すのはヨーロッパで過ごした寒い冬である。
 私は四年前、ポーランド西部のジェローナ・グラという街にある大学に留学する機会を得た。そこで研究活動に専念していたが、私は数学者であり基本的に頭の中で考えるだけなので、研究が行き詰まるとなかなかつらいものがあった。
 そんな年の暮れ、お世話になっている教授がクリスマスのお祝いをするということで教授の実家に招待して頂いた。クリスマス期間中は、日本と違いほとんどの店が閉まってしまう。また、お祝いといっても派手ではなく、家族みんなでクリスマスキャロルを歌ったり、聖書を朗読したりして穏やかに過ごすのである。私も歌ったり、ピアノ演奏を披露したりした。深夜になると近所の人達が皆教会に向かい、そこで聖歌を合唱した。私には音楽と宗教という結びつきが大変新鮮に思えた。
 冬は非常に寒いが、ポーランドの人々は温かく親切で、食べ物(特にソーセージ)が美味しい。またぜひ訪問したいと思っている。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 輝かしい学生生活の第一歩をお祝いするかのように、4月1日は晴天に恵まれ、春爛漫。
 入学式の会場である幕張メッセには晴れやかな希望に満ち溢れた新入生や少し緊張した面持ちの新入生、多くの保護者の方々で溢れていた。
 本誌掲載のため、何人かの学生に声をかけたのだが、「会うのは今日が初めて」とツイッターをきっかけに友達になっていたり、高校では話したことなかったけど大学入学をきっかけに!と色々な形で友達の輪が広がっている事に驚いた。また、どの学生もいやな顔ひとつせずインタビューに応じ、丁寧に言葉を選んで話してくれる初々しい姿はとにかく可愛い(笑)。
 新習志野キャンパス恒例、満開の「桜」で新入生や保護者の皆さんを迎え入れることができず、残念な初日となったが、まだ堅いつぼみは、「これから咲くぞ!」という新入生のようにも見え、今後、キャンパスを彩って行く希望のように感じられたのは私だけではないと思う……。ご入学、おめでとうございます。