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2017.2.15

学科名が戻り 同窓110人初会合


建築しった会 復活
 15年前に解散した建築学科の同窓会「CITA会」(通称しった会)が再発足の運びとなり、初会合が昨年11月20日、津田沼校舎1号館20階で開かれた。
 しった会は、同学科が初めて卒業生を送り出した1966年に発足。2002年に学科再編成で建築学科の名称がなくなったため解散。しかし、昨年の工学部再編で「建築学科」の名が復活したことを受けて、しった会も再出発することになった。
 初会合は津田沼祭の開催期間中に開かれ、全国から約110人の同朋が集まった。
 小宮一仁学長、坂本洋同窓会会長をはじめ、当時教鞭をとった羽倉弘人名誉教授、石橋一彦名誉教授、また、現役の上田宏教授、佐藤史明教授が参加した。
 再生しった会の会長に新井勲さん=昭和54年卒=を選任。新組織について説明があり、活動方針と予算案を採択。活動方針では近年、目覚ましい成長を続ける母校に対し、支援・寄与できるよう積極的な方針が次々と打ち出された。
 続く懇親会では、昔懐かしい面々があちこちで話の輪をつくり、会場は温かいムードに包まれた。
 次回は3年後の2020年に開催する予定。
しった会に集まった同窓生たち
しった会に集まった同窓生たち

吹奏楽部 年度を飾る12曲


 冬の風物詩となった文化会吹奏楽部(黒澤匠部長=機械サイエンス学科3年、部員48人)の定期演奏会がクリスマス前の昨年12月23日、津田沼校舎向かいの習志野文化ホールで開かれた=写真
 吹奏楽部は学位記授与式や入学式など大舞台のほか、地域活動にも参加して演奏。定期演奏会は今年度の活動の集大成で、引退する3年生部員には最後の舞台となる。「エンターテインメント マーチ」「吹奏楽のための風之舞」ほか12曲を心地よく演奏し、来場者を楽しませた。
 黒澤部長は「今年度ナンバーワンの演奏ができました。お客様、応援してくださる方々、部員に感謝しています」。
 顧問の大川茂樹・未来ロボティクス学科教授は「昨年に続き私も仲間に入れてもらい、若い音楽家たちとのひとときを楽しみました」と語っていた。

出版


科学が明かす宇宙・生命
松井孝典所長
松井孝典所長
文明は〈見えない世界〉がつくる
文明は〈見えない世界〉がつくる
著者= 松井孝典・千葉工大惑星探査研究センター所長
出版= 岩波新書
価格= 929円(税込み)
 人類は1万年にわたり「法則」「原理」といった数式などでしか書き記すことのできない〈見えない世界〉を解明する旅を続けてきた。そして今、この〈見えない世界〉の解明が驚くほどの勢いで拡大している。それは何を意味するのか――という問いかけで本書は始まる。
 比較惑星学からアストロバイオロジー、文明論へと研究活動を“膨張”させてきた筆者の視線は、常に「我々はどこから来て、どこへ行くのか。我々は何者なのか」に向けられており、その答えは〈見えない世界〉の中にこそあるという。
 そこで、そのすさまじいまでの“知の集積”を縦横に駆使して古代から現代に至るまでの文明史を俯瞰し、宇宙と新たな文明の可能性について考えたのが本書である。
 紀元前7世紀のカルデア人の暦から説き起こし、アインシュタインの相対性理論から最新の「エントロピー」の概念・・・・・・まで、難解な理論を自在に操って〈見えない世界〉の「見える化」の歴史をたどった筆者は、最後に地球の生命は宇宙から運ばれてくるという「パンスペルミア」説を積極的に検証していく必要があると指摘し、こう結んでいる。
 「解明された〈見えない世界〉は、この宇宙が生命と知的生命体に満ちあふれた宇宙であることを示唆しているのです」

千葉工業大学文化会写真部
卒業展〜いろとりどり〜


千葉工業大学文化会写真部 卒業展〜いろとりどり〜
 毎年好評の文化会写真部卒業展が3月14〜18日の5日間、開かれます。いろとりどりの作品がずらり。ぜひご来場ください。
時間: 14〜17日は10〜21時、18日は10〜16時まで
会場: 千葉市文化センター5階 市民サロン(JR千葉駅東口から徒歩10分、千葉都市モノレール葭川公園駅から3分)
  (写真部ブログhttp://citsc.blog41.fc2.com/参照)
PPA

PPA

新習志野教務課 柿山 正美

 今年の冬は、如何いう訳か野鳥がとっても気になり始めて、ポケモンGOでもするかの様にお正月休みは、犬の散歩を口実に、双眼鏡片手に千葉の公園を散策していました。その時のお気に入りは、カワセミで色々な場所で見つけては、幸せな気分に浸っていました。今まで、何気なく見ていたものが、雀ではなくヤマガラやシジュウガラだったり、鴨ではなく、オオハンやオシドリだったり、良く見ると実は色々な野鳥だった事に驚かされました。
 そんなお正月休みを終えて一ヶ月、今年度の総まとめの時期に入り、毎日が目まぐるしく過ぎて行きます。私達にとっては毎年の事であっても、学生にとって大学での四年間は、長い人生においては短い期間ですが、とても大切な時期です。
 私達は、この事を意識して、忙しさに翻弄される事なく、常に学生一人一人に目を向けて対応する事の重要性を忘れずにいなければと思います。
 また、学生さんには、充実した学生生活を送ってもらい、是非「幸せの青い鳥」を見つけて欲しいものです。

四季雑感

四季雑感

施設課 片岡 眞人

 今年も入試の時期に突入した。本学でもセンター試験で二千名近い受験生を受け入れた。
 入学試験の業務は益々重要となってくる、まさに教職協働の場であり、千葉工大のチームワークが試される場面の1つだと毎年思う。
 今年のセンター試験もチームワークの甲斐もあり、大きなトラブルも無く無事に終了する事が出来た。とは言え、毎年、英語のリスニング試験は緊張する。試験時間中、トラブルが無い事を祈るばかりで、試験終了の時間を迎えるのが待ち遠しい。
 毎年この時期に思い出すのは、自分の苦い!?受験生時代の記憶だ。中でも、試験日当日に大雪で朝早く家を出た記憶は未だに鮮明に残っている。大雪になると受験生や学生達が転ぶような事があっては一大事と、男性職員総出で雪掻きを行うが、大雪だった私の受験生時代に雪掻きされた先輩方はさぞかし大変だった事と思う。
 暦の上ではもう立春が過ぎた。
 残りの入学試験を控えた受験生と同様、春が待ち遠しい今日この頃。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 クルクルまわる時計の針のように、時間に追いかけられる毎日を過ごしている。
 あまりに忙しいと、時々、なぜ頑張っているのかを忘れてしまう。子どものため、自分のため、仕事のため… 限られた時間を有効に過ごすということは、欲張りな私にとって、少々難しい。
 これもやりたい!あれもやりたい!と好きなモノに時間を費やす事は、睡眠時間を削ろうがなんの苦労もない。しかし、この合間のちょっと面倒なことや苦手なことを後回しにすることで、家庭や仕事場において、あらら…と決められたことが時間内に片付かず、結局は後悔するハメになる。
 「好きなことをするためには、嫌いなこともやらなくちゃいけない!」と、ゲームばかりしている娘に向かって宿題を促す私だが、なんだかなぁ。
 この言葉!実は学生からの受け売り(苦笑)で、何かあるたび思い出しては反省する。また、周りをきちんと見ると気づく。本学の学生や先生方は心のゆとりと時間の使い方が絶妙だ。見習わねば。