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2016.12.15

人気1位は本学愛車


A型フォード 神宮外苑クラシックカー祭を走る
 津田沼キャンパス1号館1階に常設展示されている1931年製A型フォードが11月26日、東京都新宿区の明治神宮外苑で開催されたトヨタ博物館主催のクラシックカーフェスティバルに出場。ゼッケンナンバー1を付けてパレードの先頭に立ち=写真、来場者による人気投票で1位を獲得した。
「千葉工大の勢い象徴!」
 本学はこの春、創立以来最多の7万8457人の入学志願者を集めた。また一般入試の志願者増加数は昨年度比2万5607人と全国の大学のトップに立った。そんな年を締めくくるかのようなA型フォードの“1番づくし”に「今の千葉工大の勢いを象徴しているようだ」という声も――。
 今年、10回目を迎えたクラシックカーフェスティバルには1986年以前に生産された国内外の名車約100台が出場したが、大半は60〜80年代製で30年代製は3台だけ。中でも最も古い本学のA型フォードにゼッケンナンバー1が付けられた。
 イベントの前日、A型フォードは体育会自動車部OB会幹事長の熊木健司さん(昭和47年工業経営学科卒)ら先輩と現役部員の手で1号館から搬送用トラックに載せられ、当日の朝、会場の神宮外苑聖徳記念絵画館前へ運ばれた。
 雲一つない快晴の下、全参加車のパレードの先頭でA型フォードのハンドルを握ったのは、自動車部OBの辻崎幸雄さん(49年機械工学科卒)。
 「さあ、スタート!」という直前、エンジンが切られて、同じOBの町田洋さん(42年機械工学科卒)が車の前方に。その手にはクランク棒が握られている。これを使って、今は見ることのできなくなった手回しでエンジンを起動させるパフォーマンスをしようというのだ。
 「うまくかかってくれ!」 もう1人のOBの扇谷芳明さん(57年機械工学科卒)や熊木さんらが見守る前で、町田さんがクランク棒を1回転させるとエンジンは再び勢いよく回転し始めた。会場から大きな拍手。
 車検を取っていないため青山や銀座など都心の公道走行には参加できなかったが、大勢の観客を魅了し「千葉工大」の名も強く印象づけたようだ。
 展示スペースに戻ったA型フォードの側にはスクールカラーの紫紺の自動車部旗が立てられ、その前で記念撮影する参加者も見られた。
 フェスティバルには、OBのほか現役の自動車部員3人も参加した。
整備と運転を受け持ったOBと在学生
整備と運転を受け持ったOBと在学生
* A型フォード
 有名なT型フォードの後継車。1927〜31年に485万台が生産され、日本でも横浜にあった工場で生産された。本学が保存している車両は、故平田光寿名誉教授(昭和33年電気工学科卒)が、卒業を機に自動車部に寄贈したもの。昭和40年代までは種々の学内行事に登場していたが、傷みが激しくなり、50年代からは車庫に保管されていた。

大木、光に彩られ


新習志野 食堂棟前広場に新シンボル
 新習志野キャンパス・新食堂棟前の円形広場に、樹形の美しい大木が姿を現した=写真。センペルセコイア(和名イチイモドキまたはセコイアメスギ)で、米国西海岸原産のスギ科の常緑樹。
 再開発が進む新習志野キャンパスの新しいシンボルに、と植えられた。樹高世界一で知られ、高さ110メートルを超すことも。12月12日からはクリスマス用イルミネーション(電飾7千球、ボールライト37球)で彩られた。
 学生支援イベントの一つとして企画されたもので、募集に応じた学生たちが試行錯誤しながらデザインを決め、足元の芝生にも電飾を施した。
 冷える師走に出現した巨大なクリスマスツリーと、芝生を彩るテーマパークのようなイルミネーションが学生・教職員たちの心を温めている。
 点灯は毎日午後4時半〜11時。後期授業が終了する1月30日まで点灯を続ける予定。

2大学と交流協定


モンゴル科技大、タイグエン大
 小宮一仁学長は松井孝典惑星探査研究センター所長らとともに11月22日、モンゴルの首都ウランバートルのモンゴル科学技術大(国立)へ=写真、25日にはベトナム東北部タイグエン省省都タイグエン市のタイグエン大(同)を訪問し、両大学と海外研修などに関する交流協定を締結した。
 本学が交流協定を結んだ海外大学はこれで16カ国・地域、33大学となった。