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2013.9.15

新学生寮 建設進む
新習志野キャンパスに男女棟401室


成長めざす教育寮
 新習志野キャンパスに建設中の新学生寮が、いよいよ風格ある骨格を現した。2月4日に地鎮祭を終えて以降、着々と工事が進められている。完成予定は来年3月(25年度末)で、26年度から原則1、2年生の寮として供用が始まる。
左の8階建てが男子棟、右端6階建てが女子棟
左の8階建てが男子棟、右端6階建てが女子棟
 本学の学生寮=千種寮は今年で創設50年。半世紀に延べ9500人もの学生にキャンパスライフの場を提供してきた。
 しかし、長い歴史とともに建物は老朽化が進み、適切な耐震補強や改修工事をせざるを得ない状況になっていた。また、通学上やや不便な場所にあり、新習志野キャンパス周辺に万一、大地震による津波が発生した時の避難場所の確保なども考慮。総合判断した結果、新習志野敷地内に、理工系大学には珍しい女子寮を加えた新学生寮の建設に踏み切った。
 新学生寮は、新習志野キャンパス6号館の南東側グラウンドの一画に建てられている。鉄筋コンクリート造り、最高部約40メートルで、建設面積2842・79平方メートル、延べ床面積1万5704・42平方メートル。男子寮は地上8階建て336室、女子寮は6階建て56室の合計392室。海外からの客員研究員らが滞在するためのゲストルームを含めると401室からなる。
 開校当時の寮名を参考に、男子寮は「桑蓬寮」、女子寮は「椿寮」と命名された。男女棟は完全分離されており、部屋は全室が個室だ。
 1部屋約10平方メートル(女子部屋は洗面台を付けたためやや広く11平方メートル)で、机と椅子、ベッド、備え付け家具(洋服ダンス2、書棚1)、ユニットケース(移動式収納)、寝具(リネン類)付き。冷暖房(エアコン)、無線LANを完備している。
新学生寮の完成予想図
新学生寮の完成予想図
■新寮の特長

【“教育寮”めざして】

 1人ひとりのプライバシーに配慮しつつ、ダイニングや学習スペース、談話スペースなどパブリックスペースもぜいたくに配置した。共同生活しながら互いに切磋琢磨して「個」を高め合い、人として成長出来る教育寮をめざす。

【もしも…に備え】

 防災対応に万全を期した。2階食堂は海抜10メートル以上にあり、東京湾で想定される津波の高さをクリア。居住空間はさらに高階層なので安心。非常用電源や飲料水を確保して万が一の災害に備える。一般学生の避難場所にも想定されている。

【安心セキュリティー】

 寮の入り口には、不審者の侵入を防ぐため、顔認証と学生証認証によるダブルチェックの入館システムを採用するなど、女子も安心なセキュリティーを実現。

【施設面の充実】

 共用スペースにキッチンを配置。入浴にはパブリックバスのほかにシャワーブースを完備した。また、女子寮には身支度のために便利な3面鏡付き洗面台を入れた。

 新学生寮は原則1、2年生の寮としてスタートするが、千種寮生のうち新寮入寮希望者には、学年制限なしで優先入寮できるよう配慮する。
 高層の窓からキャンパスや東京湾が見える新寮。立地も設備面も寮環境は快適になる。学生たちの住居であると同時に、学問と社会との接点の機能を果たす寮として有能な人材の育成が期待される。

イメージ
女子寮(椿寮)の室内
女子寮(椿寮)の室内
備え付け家具(洋服ダンス) 備え付け家具(3面鏡付き洗面台) 寮室奥(窓際)から出入り口扉側を撮影
備え付け家具(洋服ダンス) 備え付け家具(3面鏡付き洗面台) 寮室奥(窓際)から出入り口扉側を撮影

 

女子寮 入寮者を募集

 4月に開設される椿寮(女子寮)への入寮者を募集しています。
 今年9月現在で学部1〜3年次の学生が対象(休学・留年者除く)。まずは次の日程で開かれる説明会に参加しよう!

●第1回=9月24日(火)12時15分から、新習志野校舎1号館1101教室で。
●第2回=9月26日(木)12時15分から、津田沼校舎6号館613教室で。

 ※津田沼ではモデルルーム見学も可。詳細は学生センターへ。

千葉銀行が助成金


研究開発 本学連携3社に
写真は千葉銀行での助成金交付式。前列右端が小宮学長
写真は千葉銀行での助成金交付式。前列右端が小宮学長
 千葉銀行(佐久間英利頭取)は「ちばぎん・研究開発助成制度」の対象に地元11社の産学連携研究を選び、7月30日、千葉銀行本店で助成金交付式を行った。本学からは小宮一仁学長が出席し、助成金交付証を授与された。
 助成制度は、千葉大、千葉工業大と連携して技術・商品開発を行う企業を資金援助しようと、千葉銀が創立70周年を記念して設けた。本学との連携では次の3社(助成金総額約300万円)が選ばれた。
 株式会社福山医科=機械的強度と骨置換性能の特性を持つ新素材セラミックス“緻密質β―TCPバイオセラミックス人工骨”の開発▽宮腰精機株式会社=豚肉除骨装置向け肋骨断面認識の研究▽株式会社ユーテック=高密度・高機能化カーボン薄膜の形成技術開発
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