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2011.2.15

史上最多9535人 センター利用試験


A日程試験も昨年上回る
A日程試験会場
A日程試験会場
 平成23年度千葉工業大学一般入学試験は、1月15日(土)・16日(日)の大学入試センター試験を皮切りに始まった。当日、センター試験会場に充てられた本学は、受験生1810人を受け入れた。
 続いて、この冬一番の寒さとなった1月31日(月)からは、A日程入学試験が4日間、本学試験場はじめ、13の学外試験会場(1月31日、2月1日)で実施された。
 本学センター利用入試(前期)の志願者は9535人で、昨年を1108人上回り、センター利用入試としては過去最高の志願者数を記録した。A日程でも6903人と12人上回り、両試験とも3年連続で志願者数が増加した。
 センター利用入試については、本学が平成5年に導入して以来、最も多い志願者数を記録した。
 本学入試のメインとなるA日程入学試験で昨年と変わったのは、学外試験場13のうち、甲府、岡山両会場を廃止し、新たに高崎と金沢に会場を設けたことである。
 なお、A日程初日の1月31日、記録的な大雪に見舞われて交通がマヒした新潟試験場では、1時限目(数学)の試験開始時間を1時間繰り下げて午前11時から開始、さらに4日目の3日にも鉄道の遅延により、別に試験室を設けて1時限目の開始時間を30分繰り下げた。
平成23年度 入学試験学科別志願者数

デザイン専攻の女子学生が奮起


化粧品パッケージ作品 スウェーデンで発表
千葉大の海外プログラムに参加
スウェーデンへ渡航した(左から)松本さん、沼田さん、内藤さん。右はプレゼンの様子 スウェーデンへ渡航した(左から)松本さん、沼田さん、内藤さん。右はプレゼンの様子
スウェーデンへ渡航した(左から)松本さん、沼田さん、内藤さん。右はプレゼンの様子
 千葉大学大学院デザイン科学コースは、海外デザイン大学や国内外企業と連携して研鑽の場を提供する「海外アライアンス・プログラム」を実施している。昨年の(株)カネボウ化粧品との産学協同プロジェクトでは、ミッドスウェーデン大学と千葉大学と肩を並べ、本学大学院デザイン科学専攻修士1年の女子4人が参加。同社がヨーロッパ向けに展開している「SENSAI」シリーズ化粧品のパッケージデザインを提案。海外アライアンスという初の試みに挑戦した。
 スタートは長尾徹教授の「やってみたい人!」の一言。名乗りを上げたのが長尾研究室の鈴木景子さん、松本奈津恵さん、沼田香苗さん、赤澤研究室の内藤万莉子さん。「海外経験を積みたい」「パッケージ領域に興味がある」などの理由から取り組みがスタートした。
 サステイナブルかつエコパッケージというテーマを独自に解釈し、海外目線からも理解して、どう相手側に伝えるか・・・。実際に商品として販売されることを想定し、モックアップの精度をあげるために印刷会社に発注もした。紙の質感や印刷仕様の指示など、企業と組んでモノづくりをすること自体初めて。
 意思疎通が不十分だったため、イメージと違うモックアップが出来上がったのがスウェーデン大使館でのプレゼン直後。スウェーデンへ渡航するまでのブラッシュアップは、ハードな日々となった。短期間で作品を完成させ、ミッドスウェーデン大学で発表という大舞台には松本さん、沼田さん、内藤さんの3人で臨み、「英語だといつもより堂々とプレゼンできた」と語る。
 松本さんは「チーム作業の苦労もありましたが何より出来上がったデザインが商品になるというリアルな経験ができた。他の仲間のサポートにも感謝」、沼田さんは「チームを仕切る!という新たな一面を発見した。またデザインの概念は世界共通で、“いいデザインがしたい”という気持ちが大事なことを学んだ」、内藤さんは「一つのことについて真剣に話し合うことが新鮮だった。一人ではなしえなかった充実した時を過ごせました」とそれぞれプロジェクトを振り返った。
 長尾教授は「海外交流は非常に有意義と思う。千葉大の協力以外にも、今年はアジアを中心に分野として独自活動も展開する予定で、台湾東海大学、中国浙江工業大学、シンガポール南洋ポリッテックなどと調整中です」と語った。
化粧品パッケージの最終デザイン
化粧品パッケージの最終デザイン

川村理研と協定締結


連携大学院方式の協定
学生が研究所で研鑽
調印を行った本岡学長(右)と江原俊治理事長
調印を行った本岡学長と江原俊治理事長
 本学は、財団法人川村理化学研究所(千葉県佐倉市)と「連携大学院方式の協定」を締結した。昨年12月10日に調印式を行い、同日発効した。
 連携大学院方式は、本学の学生を連携先に派遣し、そこでの専門研究を深めるもので、これまでに独立行政法人産業技術総合研究所および独立行政法人物質・材料研究機構の2研究機関と締結しており、今回は3件目。
 昨年4月、川村理研の原口和敏所長から打診があり、本学としては、連携先の拡大に伴い大学院生が高度で多様な研究活動を行う可能性が広がること、また、県内の産学連携のさらなる強化が期待されることから協定締結を決めた。
 川村理研では、3人の研究員が本学大学院の資格審査により客員教授となり、今後、学生派遣が開始される。

平成22年度学位記授与式


 平成22年度の学位記授与式は、3月22日(火)午後2時から、幕張メッセ・イベントホールで挙行されます。
 入場受付は、学生・父母とも1時半から開始します。開式(2時)以降の入退場はできません。なお、学生は当日「学生証」を必ず持参してください。