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2009.4.15

はじける笑顔 2683人


平成21年度入学式
希望を胸に入学式に臨む新入生たち
希望を胸に入学式に臨む新入生たち
 桜が花開き、春の訪れが感じられる4月1日、千葉工業大学の平成21年度入学式が千葉市美浜区の幕張メッセ・イベントホールで盛大に行われた。今年度から社会システム科学部に金融・経営リスク科学科が新たに誕生。同学科の第1期生となる新入生も顔をそろえ、新たな学びのステージに立った(2〜4面に関連記事)。
 今年度の新入生は3学部の新入生(工学部6学科1732人、情報科学部2学科343人、社会システム科学部3学科327人)と、大学院生281人(修士課程3研究科271人、博士後期課程3研究科10人)の計2683人。
 本岡誠一学長は式辞で、グローバル化の時代を迎えた現在では「コミュニケーション能力、意欲など、一般教養と基礎学力に裏打ちされた人間力、対人能力、創造性といわれるような、いわゆるポスト近代型能力がより重視され、求められるようになっている」と指摘。その上で、「変化の激しい現代社会に諸君が積極的にかかわる、高度技術者として生きていくために必要な基礎力、創造力が養えるように、きめ細やかなプログラムを準備している」と述べ、新入生の学びを万全にバックアップできる体制であることを示した。
 豊田耕作理事長(代読)は祝辞の中で、21世紀にふさわしい教育環境を整備すべく、本学では「キャンパス再開発5カ年計画」を着実に進めていることを紹介。また、「基礎学力をしっかり身につけ、社会に出てからいろいろな事柄に対面した時、応用できる力を在学中に養ってほしい」と新入生を励ました。
 新入生を代表して、工学部建築都市環境学科の野澤達也君が「専門的知識や技術を身につけるとともに、国際社会のリーダーとしてふさわしい人格を培っていきたい。私たちは千葉工業大学の学生として、本学の発展と技術の向上、世界の環境保護のため、精いっぱい努力することを誓います」と宣誓した。
 在学生を代表して、社会システム科学部経営情報科学科4年の杉山怜也君が「大学生活はただ漠然と過ごすだけではもったいないくらい楽しいものです。たくさんの自分がやりたいこと、やってみたいことを探し、調べ、実行してください。そうすれば必ず有意義な学生生活になるはずです」と、後輩にアドバイスした。
 最後に、吹奏楽部の演奏で、会場の全員が校歌を斉唱し、式を終えた。
野澤達也君 杉山怜也君
野澤達也君 杉山怜也君
芝園キャンパスで 新入生ガイダンス
 入学式終了後、新入生と父母らは、多くの在校生が集まり、サークル勧誘でにぎやかな芝園キャンパスに移動し、各学科のガイダンスに参加した。ガイダンスでは、学科長のあいさつやカリキュラムの説明、教員紹介など、4年間の学習計画について説明が行われた。工学部の未来ロボティクス学科では、学科説明に続いて、11号館で最先端ロボットのデモンストレーションを展開。本学未来ロボット技術研究センター開発のレスキューロボットや四足歩行ロボット、学生が制作やプログラミングに携わった相撲ロボットなどを披露した。
 写真はレスキューロボ。

原勇記常務理事が退任
後任に瀬戸熊修理事選出


瀬戸熊常務理事
瀬戸熊常務理事
 3月27日開催された千葉工業大学理事会で、長年常務理事を務めた原勇記理事が同月31日で常務理事を退任、顧問(理事)に就任することが決まった。後任の常務理事には瀬戸熊修理事が選出された。就任は4月1日。
 瀬戸熊常務理事は就任にあたり「大学を取り巻く環境は厳しさを増すばかりだが、大学経営の安定化を目指すとともに、教育・研究環境の整備、施設の充実にも力を尽くしたい」と抱負を述べた。
 また、原顧問はこれまでを振り返り「昭和61年、母校・千葉工大に奉職以来、新学科開設・3学部編成・大学院充実など急坂を駆け上った感があります。本学がここまで発展したのは皆様の絶大なご協力の賜物であり、感慨深いものがあります」と語り、本学の一層の発展を願った。

「AA−」6年目に


大学の格付け 財務の健全性評価
 R&I(格付投資情報センター)は3月3日、本学の格付けを「AA−」と発表した。本学は2003年、長期優先債務格付で理工系大学としては初めて「AA−」を取得、今回で6年目を迎える。
 R&Iは「ここ数年の志願者動向は、AA−の学校法人として力強さに欠けるが、管理コストは低く、キャンパス再開発後も借り入れはなく、安定した財務基盤を維持している」として、本学の経営基盤である財務の健全性を評価した。
第三者評価機関が本学に「適合認定」

認定証
 千葉工業大学は、平成20年度に財団法人日本高等教育評価機構による「大学機関別認証評価」を受け、平成21年3月24日付けで「機構が定める大学評価基準を満たしている」と認定された。認定期間は平成20年4月1日から同27年3月31日までの7年間。
 認証評価制度とは、平成14年の学校教育法の改正により、大学が教育研究などの状況について7年に1回、文部科学大臣の認証を受けた第三者評価機関(認証評価機関)の評価を受けるもので、平成16年度から国・公・私立すべての大学が評価を受けることが義務付けられている。
 格付け理由および評価の詳細については、千葉工業大学ホームページをご覧ください。