2007ロボカップ世界大会は、米国アトランタで7月1日〜8日に開催され、本学は災害時の救助を行うレスキューロボット・リーグで準優勝した。また、過酷な環境下で行われるモビリティチャレンジ部門では2位以下に大差をつけ優勝した。ヒューマノイドリーグでは、サッカーで決勝進出を逃したものの、キッズ・テクニカルチャレンジ部門で準優勝した。
レスキュー・リーグには各国から予選を通過した18チームが参加、日本からは
未来ロボット技術研究センター(fuRo)副所長率いる本学はじめ、電気通信大など4チームが出場した。
競技は被災地を模したフィールドで行われた。体温を持ち、声を上げて泣く子供の姿をした人形や、瓦礫の隙間から振られる手(腕だけ見える)が配置されており、ロボット「ケナフ(Kenaf)」はこれら「被災者」を発見するとともに、その位置を正確に地図上に示すことが求められる。
予選リーグの上位10チームが決勝リーグへ。決勝はフィールドも大きく25分のミッションを3回行って合計点を競う。本学は世界大会2連覇を経験する強豪だが、今回はタイが優勝した。
モビリティチャレンジは急坂、階段、瓦礫など通常走行できないような環境を10分間でどれだけ走れるかを競う。本学チームは2回目に7分で完走という記録を出し、圧勝した。今回は35カ国、300チームが参加したといわれる。