2007.6.15
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≪ロボカップジャパンオープン2007大阪≫
ヒューマノイドリーグ 2on2 in Kid size 本学チームが準優勝


世界大会での活躍に期待
相手ゴールにシュートする本学の<br />「CIT Brains and Hajime Robot」 準優勝を獲得したヒューマノイドサッカーチーム(前列左から坂本、井上、小椋、一澤、林原、後列左から、入江、藤田、堀内、清家、南方、神永)
相手ゴールにシュートする本学の
「CIT Brains and Hajime Robot」
準優勝を獲得したヒューマノイドサッカーチーム
(前列左から坂本、井上、小椋、一澤、林原、後列左から、入江、藤田、堀内、清家、南方、神永)
 ロボットの「力」をさまざまな分野で競い合う「ロボカップジャパンオープン2007大阪」が5月3〜5日、大阪市のインテックス大阪で開かれ、本学から2チームが参加、素晴らしい成績を上げた。特に、ヒューマノイドロボットリーグのサッカーで準優勝した本学「CIT Brains and Hajime Robot」は、世界大会連続優勝のチームに肉薄し、「世界」の見える地点に到達したといえる。
レスキューリーグはベスト4に

ベスト4に入ったレスキューロボットチーム(左から阿久沢、野口、川村、桐林、西村、山本)
ベスト4に入ったレスキューロボットチーム
(左から阿久沢、野口、川村、桐林、西村、山本)
 ロボカップは、「サッカー」「レスキュー」などの部門に分かれており、今回は過去最高の192チームが参加した。
 最も人気があるサッカーの「ヒューマノイドリーグ」には、本学から未来ロボティクス学科林原靖男准教授・南方英明助教が率いるサッカーチームが出場した。自律型(人の遠隔操作を受けずロボットがセンサーやコンピュータを使って自ら動く)の二足歩行ロボットがボールを蹴りゴールを狙うもので、非常に高度な力を要する。毎年、「選手」が動かなくなる場面が続出する。
 本学チームは着実に勝ち進み、決勝戦では最強の「チーム大阪」(大阪大学など)を、一時は先制点を奪ってリードし、ぎりぎり攻め上げたが、結局6−4で惜敗した。チーム大阪は昨年の世界大会で3連覇を成し遂げ、今年は4連覇を狙う強豪。毎年「ひとり勝ち」状況だったが、今年は本学チームがあわや優勝というところまで追い込んだ。
レスキューロボが計測自動制御学会賞
 一方、「レスキューロボットリーグ」には、本学未来ロボット技術研究センター(fuRo)の・吉田智章研究員率いるチームが出場。レスキューリーグは、震災地に見立てたフィールド上にいる被災者を探し出し報告する競技で、報告した被災者の場所や状況、そこに至る経路などの情報が正確で多いほど高得点となる。
 今回の大会で本学チームは新型ロボット「kenaf」を導入したが、最後まで調整に苦戦、決勝リーグに勝ち残ったものの、ベスト4にとどまった。しかし、ロボットの性能は高く評価され、計測自動制御学会賞を受賞することになった。
 ロボカップ世界大会は今年は7月1日〜10日に米国・アトランタで開催され、本学の両チームとも参加を予定している。
 なお、ロボカップ第1回世界大会は1997年に名古屋で開かれ、翌年からジャパンオープンも行われている。サッカーでは2050年にW杯優勝チームに勝てるロボットチームを作ることを目標としている。
<今回の参加者>
【ヒューマノイドサッカーチーム】
未来ロボティクス学科林原靖男准教授・南方英明助教、電気電子情報工学科4年清家洋平、未来ロボティクス学科2年一澤勝弘・井上尚信・小椋慎祐、(株)ブレインズ福田昌宏・堀内岳人・藤田昌平、(株)アクセス入江清、はじめ研究所坂本元、東京大学大学院神永拓
【レスキューロボットチーム】
fuRo・吉田智章研究員、機械サイエンス学科3年野口宏実・川村裕一、電気電子情報工学科3年桐林星河、機械サイエンス学科2年西村健志、未来ロボティクス学科2年阿久沢拓巳・山本大貴

小野教授 瑞宝中綬章受章


春の叙勲 通産省時の功績を評価
小野教授
小野教授
 春の叙勲受章者が、4月29日付けで発表され、本学社会システム科学部経営情報科学科の小野修一郎教授が瑞宝中綬章を受けた。
 小野教授は、昭和42年に入省した通商産業省での、平成9年までにおける通産行政事務功労の功績が評価され、受章の運びとなった。本学へは同年工業経営学科教授として就任した。

fuRo開発の新型ロボット テクノフロンティア2007


幕張メッセで披露
新型床下点検ロボット(左)とレスキューロボット 展示ブースを訪れた来場者
新型床下点検ロボット(左)とレスキューロボット 展示ブースを訪れた来場者
 4月18日から20日までの3日間、幕張メッセで開かれた「テクノフロンティア2007」で、本学未来ロボット技術研究センター(fuRo)が開発した新型ロボットやモータドライバが展示された。 
 fuRoと連携する企業3社(マクソンジャパン、日邦電機、ピューズ)の展示ブースでそれぞれ披露され、多数の来場者の関心を集めた。


2007年度オープンキャンパス7/22(日)芝園キャンパス


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