2006.11.15

3面

苦労を乗り越えるたび満足感に
得たもの多かったフランス留学


情報科学専攻 修士2年 太和田 亜希世さん

太和田 亜希世さん
太和田 亜希世さん

 留学の感想を一言で言うのであれば「得たものは非常に多く、失ったものはほぼ無い」本当に有意義な経験だったということです。フランスでの生活は今まで私がしてきた経験の中で、また将来し得る経験の中で、二度と起こり得ないものばかりでした。
 2005年8月1日から翌年7月31日までの1年間、自らの研究テーマである群ロボット制御の一端として、マルチエージェントシステムに精通するコンピエーニュ工科大学の教授のもとで研究を行いました。やはり語学の壁には苦しみましたが、留学生対象の仏語講座や研究に関する専門の授業を積極的に受講し、また極力フランス人の友達といることを心がけることで、日常会話や専門用語を徐々に覚えていくことができました。
 もちろん計り知れないほどの不安は抱えていましたが、日を追うごとに解消され、苦労を乗り越えるたびに大きな満足感を得たことを覚えています。留学したいけど…と考えている方は、是非考えるよりも、まず行動をしてみてほしいです。たとえ満足のいく結果が得られなくても、必ず成長した自分を見ることができると思います。
 現在は修士論文のための研究活動に勤しむ毎日ですが、留学中の研究で用いた内容をテーマに組み込んだり、海外にいる友達とネットを介して交流を続けたり、今月半ばには仏語検定を控えていたりと、まだまだ私の留学は終っていません。
 留学を人生の連続的な線上のただの通過点と考えずに、これから先も自分が成長し続けるための一つの大きな要素とし、留学で得た知識、体験、モノの見方を活かしてこれからも様々なことにチャレンジし続けたいと思います。


コンピエーニュ工科大学の留学生とにぎやかに談笑 コンピエーニュ工科大での授業風景
コンピエーニュ工科大学の留学生とにぎやかに談笑

コンピエーニュ工科大での授業風景

出版案内 小宮教授 英文技術書を編集・執筆

― 世界最先端の“日本の地下建設技術”を解説 ― 地盤工学会
表紙は田村君のデザイン採用

 小宮一仁教授(建築都市環境学科)が、世界最先端を行くわが国の地下建設技術を解説する英文技術書「UNDERGROUND CONSTRUCTION TECHNOLOGY IN JAPAN」を編集・執筆し、8月28日に地盤工学会から出版された。
 本書は2000年と2001年の2年間、国際協力事業団(JICA・現国際協力機構)が海外の中堅技術者を招き、各年3カ月間開催した地下建設技術に関する研修会の内容がもとになっている。研修会では、わが国第一線の研究者・技術者が講師を務め、小宮教授も数値解析法に関する講義を担当した。研修会の後、レベルの高い研修内容が国内外で評判となり、これに応えて本書が企画・出版された。
 本書は、日本の地下建設技術の紹介に留まらず、土質力学や水理学等技術に関連する基礎科学についても詳細に解説され、全18章600頁を越える。小宮教授は、日頃共同研究を行っている英国の研究者を共同編集者に迎え、本書編集の中心的な役割を担った。併せて、最先端の数値解析法に関する章を執筆した。
 本書の表紙デザインは、小宮教授が出版社と共同でコンペを行い、本学建築都市環境学科2年生の田村潤一郎君のデザインが採用された。本書は、国内では丸善を通じて販売(価格5775円=税込み)される。


小宮教授 田村君 田村君デザインの表紙
小宮教授

田村君

田村君デザインの表紙


根本さん世界空手道で3位(個人組手)

シドニー 日本代表として世界最強に挑む

世界空手道選手権大会個人戦組手で世界の強豪を相手に健闘した根本さん  武道空手の真髄である一本勝負で行われる世界最大、最強の大会「第10回船越義珍杯世界空手道選手権大会」が、8月19、20日にオーストラリアのシドニー・オリンピックアリーナで開催された。日本代表の一人として出場した本学OBの根本敬介さん(平成14年度プロジェクトマネジメント学科卒業)が、団体戦組手の部で優勝、個人戦組手でも第3位に入賞した。同大会は3年に一回開かれている。
 この根本さんの活躍を祝う報告祝賀会が、10月14日(土)午後2時から本学芝園校舎7号館2階の喫茶「マリン」で開かれ、本岡誠一学長や相川文弘本学空手部部長(教育センター教授)ら関係者多数が出席した。
 祝賀会では、本岡学長が「見事3位入賞おめでとう。次は是非優勝を目指して頑張ってください」と激励のあいさつを行った。
 この後、根本さんは「大会は、国と国とのプライドをかけた激しいものでした。外国人選手は体も大きく、力も強いので一瞬でも気が抜けませんでした。今後も精進して千葉工業大学卒業生の看板を背に世界一を目指します」と抱負を語った。
世界空手道選手権大会個人戦組手で世界の強豪を相手に健闘した根本さん

根本さんを囲んで祝賀会記念撮影
根本さんを囲んで祝賀会記念撮影

TOEIC IPテストに挑戦して…英語力を高めよう!!

 平成18年度から英語能力向上策の一環として、TOEIC IPテスト(教務委員会主催)を実施しています。すでに第1回テストは10月28日に実施され、240人が受験しました。第2回、第3回の実施方法は下表の通り。
 TOEICとは、Test of English for International Communicationの略称で、英語を母国語としない人の「聞く、話す、読む、書く」というコミュニケーションとしての英語能力を測定するもので、今や多くの企業が英語力の判断材料として採用しています。卒業時の就職に備えて、早い時期からの準備・取り組みをお勧めします。
 まずは、TOEIC IPテストを受験し、自己の英語能力を試して下さい。
 TOEIC IPテストの結果、スコア450以上を取得した場合「外国語単位認定申請書」を提出することにより英語科目(コミュニケーションスキル)の2単位が認められます。
 また、TOEICテストには公開テストとIPテストがあり、IPテストは学内で日時・場所を任意に設定し、実施できる団体特別受験制度(IP:Institutio‐nal Program)です。


第1回TOEICテスト会場 TOEICテスト日程
第1回TOEICテスト会場





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